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看板を…どうする?

先日、私が参加している自分軸手帳部というコミュニティでイベントをさせてもらった。
手帳を使ってみて、どのような変化が自分に起きたかを話す企画の1回を担った。

このイベントは指名されるものではなく、自主的に手を挙げ登壇する。だからやりたい人だけがやるのだ。

超絶ビビりで失敗大嫌い・人前に出て話すなんて以ての外・そのくせこの程度でイベントやるとかプークスなんて思われたら死ぬマンなので
他の部員さんたちのイベントで華麗なる変身ぶりを拝見しては自分もこうなりたいと発奮し、なのに同時に「私にはここまでは出来ないな」と線を引くばかりだった。

でも色々な部員さん達と交流する内に
「私もやってみようかな」
とポロリと口から出てしまった。

自分が1番ビックリした。

だって前述した通り、私は超絶ビビリで失敗したら死ぬのだ。
しかも人生においてスライドを作って人前でプレゼンをした事がない。
何をどうやってやるんだ?
そんな状態から手探りで色々弄くり回すこと2ヶ月。(正確には半年(笑))

爆発しそうな心臓をいなしつつ、どうにかイベントをさせてもらった。
どうやら死んでないっぽい。

自分が想像していたよりもずっとたくさんの人が見てくれて
考えていたよりもいっぱい温かいコメントをもらって良かったよと言ってくれる人がたくさんいて。

心底嬉しかった。
やって良かった。

本題はここから。
私はこのイベントのタイトルを
「ネガティブプロフェッショナルからこねくり型深掘リストへ」
というものにした。

そう、ネガティブプロフェッショナルを自称し、その看板に隠れていたのだ。
だから近寄らないでね。
だから期待しないで。
出しゃばらないから嫌いにならないで、と。

でもイベントをやることに決めてからは、いつかそれを降ろしてうっちゃれたらいいなって思いながら準備を進めてた。
もう私はネガティブじゃない!って言えるようにならなきゃって思ってた。

でもイベントをやった数日後、急に頭の中の私の1人がこんな言葉を発した。

別にネガティブプロフェッショナルの看板ぶん投げなくてもいいじゃん?
だって、それがあったからそのイベント出来たんでしょ?
ならネガティブなところも実になったってことじゃない。

自分の中にこの考えが浮かんできたことに心底驚いた。
マジか。お前本当に私か?

「ダメな自分も認めよう」だとか
「できない自分を受け入れられると楽になる」だとか聞くけど
それがどうしても理解出来なくて目を逸らしてたことだったから。

こんな形で自分の真ん中にポコンとすんなり収まるとは思いもしなかった。

重くて硬くて手がつけられないと思っていたネガティブメンタルは
こうして収まりどころを見つけた。

いまだに信じられない。
いや、信じられないというかピンとこないというか。
でも確かに私は
「デモデモダッテねばべきしてても、まぁこれも私だからね」
と思っている。

「イベントは結局やる人が一番得るものがあるからね。」
何人もの部員さんがそう話してくれた。

私が得たものは、私自身かもしれない。
あとcanvaの使い方ね。

とりあえず看板は倉庫にしまっておくことにした。


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