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ダークサイドは突然に。(書くチャレ2-5)

タイトルの通り。
昨日の夜、それは突然やってきた。

月曜から発熱と解熱を繰り返していた娘2に、熱も下がっていたし1日ほとんど食事を取れていないから夕食何か食べたいか、食べられそうなものはあるかたずねた。
具合が悪いのもあってだろうが、最近娘はだんまりを決め込むことが増えた。
その時も娘2はふくれっ面で何も言わない。

こちらも適当な言葉が見つからず、無言で立ち上がった瞬間パキッと言う音が聞こえた気がしたと同時にそれがやってきた。

「あ、これダメなやつだ。」

直感的にそう思った。
一通り夕食の準備は終わっていたが、そこから動けなくなった。
なんとか食卓について口に白米を運んでみたが、飲み込めない。

無理矢理お茶で流し込み、諦めて箸を置いた。
夫が心配そうに声をかけてくる。
「大丈夫、ただ、食べ終わったら話を聞いてくれない?」

そう告げたら夫は「わかった。」と言った。

娘1は元気にわーわー言いながら遊んでご飯を食べるのでなかなか終わらない。
私と雑談を混じえつつそれを誘導しながら食事を済ませた夫は、私が話し出すのを待ってくれた。

「あのね。」

まとまらないことを話せるところから話した。

以前ならそれを正そうとしたり、順番立てようとしたり結論を先に求めようとした夫だが、私が求めているのはただじっと聞くだけだと何度も伝えたら、段々とそうしてくれるようになった。

色々話す途中で
「多分さ、疲れてるよね?」

夫が痺れを切らしたように口を開いたから
そう、疲れてる。
そうなんだけど、もう少し話してもいい?
と答えた。

話し続けるうちに途中からポロポロ涙がこぼれて、自分は緊張し続けているのかもしれないと気付いた。

自分のこと、子供との関わりのこと、夫とのこと、実家の親とのこと。

いつもなら流せることが流せなくなっていて、澱が溜まりすぎたようだった。

「明日鍼灸予約してたけど、娘2はまだ登園出来ないしキャンセルしなきゃ。」
と呟いたら、それだ!とばかりに夫は
「行きなよ!行った方が良いって。娘2は俺が見てるから行ってきな。」
と何度も行け行けと言った。

不思議なもので、そうしたら少し動けるようになった気がした。

鍼灸のおかげで食事もまたできるようになった。

夫とはもう無理と思うようなケンカを何度もした。
離婚も何度も考えた。

その先にこんな関係になれるとは思っていなかった。
コーチングを重ねて私は少しは変わったと思うけど、彼も変わっていっていると感じる。

夫婦関係において、鍼灸のように即効性のある治療法はないと思う。
大きな努力と小さな成功体験をお互い積み上げて、ここまで来たはずだ。

私は自分のしてきた事をすぐ無かったことにしようとしたり、軽く見積もろうとしたりする悪い癖がある。でもそれは夫の努力をも軽視することに他ならないだろう。

私の闇に灯りを灯してくれる存在は、ちゃんと大切にしなければ。

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