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私の昭和歌謡64 学園天国 1974 1989

さすがです。50年後も愛される一体感の学園天国


🎵ヘーイヘイヘイヘーイヘイ ヘイ ヘイ ヘイヘイヘイヘイ🎵


突然あらわれた兄妹グループ、フィンガー5。
ロックンロール曲なのに、歌謡曲。

日本の歌謡曲ったら、ジャンルの壁を突き抜けてこわいww

阿久悠のなんでも書いちゃう歌詞に驚く。学園ものもOKよって余裕の作。

フィンガー5の第1作は、都倉俊一の「個人授業」。
でも、第2作の井上忠夫作曲の「学園天国」は、何度もリバイバルして、最後は、日本の吹奏楽部の演奏で、中高生たちには大人気だ。

フィンガー5はもちろん元祖。でも、キョンキョン(小泉今日子)が歌ったのも、似合っていたね。

私は左派になっちゃったおバカなタレントは好きじゃないけど、この頃のキョンキョンの可愛らしさや、中年の女優のチョイ素敵な彼女はまぁ許せる。

私は定年までの最後の13年間、吹奏楽部の顧問だったら、この曲は結構演奏した。なんか、部員たちも好きだった。この曲を演奏すると、客席は断然盛り上がった。

だからこの曲は、流行った当時の思い出や体感より、私にとって50歳代の思い出なんだ。

ただ、この歌詞はすごい。さすがに70年代だ。

🎵このクラスで1番の美人の隣を🎵
おお!美人だと。正々堂々と美人と言える昭和時代に戻りたい男はいっぱいいるだろうなあ。

🎵二枚目気取りの秀才や あのいやな悪党番長
胸はずませ待っている どの席になるか🎵

なになに二枚目気取りって。それに時代劇のような悪党番長

これって、席がえなのよ。ケッサクでしょう?
それで、主人公は
🎵もし駄目なら このぼくは もうグレちまうよ🎵

グレるって言葉使う?もう笑いがとまらないwww

さて、このグループは沖縄県出身だ。
父親は、米国占領下でAサインバーを経営していた。

この父親がすごいのは、稼いだ金全部留学するための費用に消えたのに、芸能活動に一切口を出さなかったことだ。

「芸能界で稼いだ金など、あぶく銭だ」

すごくかっこいいお父さんだ。
ま、こういう話は諸説あるだろう。

玉元晃は当時のボーイソプラノのボーカル。現在62歳である。

60億借金だの、車いすだの苦労話ばかりが話題になっていた。
でも、還暦の写真の彼は元気そうである。

沖縄という日本のハズレから、ヒット曲を歌い、憧れのタレントになった人生。そう誰にもなれるものじゃない。

としたら、晃くんにとって、いい人生だったと思うよ。



【参考資料】



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