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私の昭和歌謡85 寒い朝 1962 

松茸は舐めてくわえてまたしゃぶりさゆりのファンものけ反る一句


女優や文士が参加した句会で、「色っぽい句を詠む」というテーマが出されたときの一句。当時20代。

松茸は舐めてくわえてまたしゃぶり

この句の作者は、吉永小百合だ。おお!

早稲田大学第二文学部の卒論のテーマは「アイスキュロスの『縛られたプロメテウス』におけるアテネの民主制について」

そして女優で歌手でもある。

「寒い朝」は自身の出演した青春映画の主題歌だ。私が子供の頃、冬の朝には寒さを忘れるために、身支度をしながら口ずさんでいた。

🎵北風吹きぬく 寒い朝も 心ひとつで 暖かくなる🎵

ここから長調に転調すると、本当に心が温かくなった。

🎵清らかに咲いた かれんな花を みどりの髪にかざして 今日も🎵

まで歌ってやめる。また短調にもどるからだw

日本が世界に誇る女優、吉永小百合。

当時の「さゆりちゃん」も3月で79歳だ。可愛らしいさゆりちゃん、美しいさゆりさん、迫真の濡れ場を演じるさゆり、品格の高齢者さゆり様、様々な吉永小百合を経て、そろそろ人生も終えようとしている。

美しいさゆりさん時代のファンはサユリストと呼ばれた。野坂昭如やタモリの世代だ。野坂さんは一時山口百恵に浮気した。でも選挙応援にも来てもらっている。

そんなさゆりさんは、実は真っ赤なのだ。左翼の広告塔だ。小泉今日子と同じ。歌手や俳優は、リベラル左翼なのだ。

X(旧Twitter)では、かつての美しいさゆりを知らない人ばかりだから、強烈な批判が保守からある。

私は、複雑な気持ちなのだ。憧れのスターが、政治なんかに口出ししなければいい。ひたすら、そう思う。強く願う。

吉永小百合の本業の俳優を認めない日本人が増えるからだ。もっと利口になって、俳優としての自分だけを評価してもらう様にできなかったの?残念でならない。

「世界の国からこんにちは」は、競作であり、吉永小百合も歌っている。この歌の発表時は小百合さんが歌ってるし、松下電産が製作したタイプカプセルには、小百合さんのレコードが納められている。

私は、この歌は三波春夫の方を評価してる。

このタイムカプセルは開ける時は決められていない。まあ私が生きている間は封印されたままだろう。



【参考資料】



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