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3ヶ月後に人生を終わらせると決めた海外ノマド-【1日目】生きるのをやめることにした


①1日目
生きるのをやめることにした

人は生まれた時から一歩一歩死に近づいている。
その寿命は誰にも分からない。
ただし、病気になって大体の余命が分かることはある。
当たり前だが、歳を重ねれば重ねるほど、死に近づ訳で、若ければ若いほど、死から遠いと感じる。

それでも、不運にも若い時に不治の病に侵される子供や若い人もいる。その為予想以上に早く他界してしまう方もいる。
そして、不慮の事故などで急にこの世からいなくなってしまうこともある。

もしも自分の寿命を知ることができたら

自分が死ぬ日が分かっていたら

きっと人生設計もしやすいし、やりたいことを思い切りできるかもしれない。

やりたいことがあっても
「又今度。」
「時間がない。」
「今は忙しい。」
なんて言い訳をして、今すぐ実行しないことも多い。

けれどもし明日死ぬと言われたら、人はどうするのだろうか。

今やりたいことをするだろう。

明日死ぬ代わりに1億もらえると言われても、1億貰わない人も多いいだろう。

だから私はいつでも
「明日死んでも良い。」と思って生きるようにしている。

私がそんな風に思い始めたのは15歳の時だったから、それ以来かなり自分の今したいことをして生きていると思う。

「明日死んだら…。」
は大袈裟かもしれないが、そんな刹那的な生き方をして来たせいで、逆に

「5年後の自分」
「10年後の自分」
と言うのは想像したことがない。

「今したいことを今する。」
それをモットーに生きて来た。

ただしそのせいで、逆に未来の自分というのが想像できなくなっているのだ。

そんな私の人生を自由気ままに生きていると思う人もいる。けれど決してそれはいつでも幸せで楽しいものとは一概に言えない。

自分のやりたいことをするために多くの犠牲を払うこともあるし、やりたいことを始めるのは簡単でも、それを継続させること、完了させることが難しいこともある。

人生には想像を超える困難や災難も降りかかる。だから決して幸せな人生だったとは言えないかもしれない。

そんな人生の中ではもちろん楽しいことも、嬉しいことも、悲しいことも、辛いことも…色んなことがあった。

色んな意味で充実した人生ではあったとは思う。

そんな生きた方をしたら、いつ死んでも良いと思った

そして…。
もうこの人生もいいかな、と思ってしまったのだ。

人生辛いことも多くて
もうこれ以上はいいかなと思ってしまったのだ。

人生の中で、何度か死のうかと思ったこともある。けれどいつも
「今ここで死んだら、誰かの迷惑になるかもしれない。」と思い止まってしまう真面目な自分がいて、最後の一歩が踏み出せないでいた。

けれどもう、本当にこれ以上は良いかな、と思ってしまったのだ。

もう人生やりたいことはしてしまったし、これ以上やりたいこともない。

日々の生活も、充実しているのかもしれない。でもこれ以上続ける気力はないのだ。

仕事が大変過ぎて、苦しくて辛くて、これ以上続けられないとか

大失恋や誰かの死などショックなことが今起きたわけでもない。

泣いて暮らした大失恋も、大切な人を亡くした喪失感も、もう昔に経験して、今はそれを乗り越えた。

乗り越えて、又同じようなことがあっても、もう時間が解決してくれるということも覚えた。

それくらいのオトナにはなってしまったんだろう。
そして…オトナになった自分にはこれ以上何かを期待したり、望んだりする欲すら失ってしまったのだ。

これは人生への失望なんだろうか。いや、人生そのものを振り返れば、充実していたと思う。ただこれ以上先に進みたいと言う人生の希望はないのだ。

今までも自分の人生は自分で決めて来た。運命は決まっているなんて言う人もいるが、私は今までも自分のやりたいことしてきた。

だから、私はもう生きるのをやめることにした。
今まで自分の人生を好きなように生きて来たように、自分の人生の最後も自分で決めることにした。そうすれば残りの人生をちゃんと考えて楽しく充実したものにできると思った。

人生に失望したり絶望したわけではないが、希望も願望もない。だから人生の最後を決めてその日まで精一杯、一生懸命生きようと決めたのだ。

私の人生はあと3ヶ月。
今年いっぱいと決めた。

自分の人生があと3ヶ月で終わるとしたら…そう思って生きる私の3ヶ月を綴っていこうと思う。


⭐️この話はフィクションでもあり、ノンフィクションでもある。実際3ヶ月後にどうなっているか分からない。
その間に生きる希望とか生きたい何かを見つけたら変わるかもしれないし、逆にこう思って3か月を過ごしたら有意義に生活できるんじゃないかと思った。


それにこう思って3ヶ月生きたら充実した人生になるんじゃないかと思うのだ。





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