愚かな光、旋回

夏休み最後の日の朝、――最後の日だから――うつむいてそう微笑む母を、彼はふと思い出す。ふわふわと上下しながら旋回する小さな飛行機に乗り、園内のにぎやかしい景色がでたらめに混ざる中、手を額にかざしまぶしそうに見あげる母を探し、見つけては手を振る。ビーチボールから空気が抜けていくような音を皮切りに、握ったハンドルが急に堅くなり、中央の動力軸は旋回の速度を緩めながら、思い思いに上下していた色とりどりな飛

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最終氷期埋没林

青森県、津軽( つがる )半島の海岸沿いへ行きました。

このあたりです。

「 あるもの 」を見るために、ここまで来ました。

どこまでも続くような、曇天の海岸線に着いて、

北へ向かって歩きつづけると、

しだいに、岩壁が露出している所が目立つようになりました。

そして、

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32日目の日記 最後の日

最後の一日が終わった。

日付は変わって本日からアルバイトに復帰になる。

1ヶ月じゃ全然足りないな。もっと休みたい。

特になんの理由もなく休みたいから休むということをしたけど、そういう理由の休みを取るの大事だなと思った。

働くにしても働く理由、休むにしても休む理由。何かにつけて理由が必要だと疲れないか。自分は疲れたのでぼやっと休んだ。

この1ヶ月の休みの間もやりたいことをやり、理由をつけら

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ただそれだけのこと

窓の向こうに一筋の雲が伸びていた。

あれは希望の光か。それとも絶望へのカウントダウンか。

答えはわからない。でも僕らの関係が終わりに近づいていることだけは確かだ。

積み重ねた愛情に、分かり合えなかった2人。時間をかけて少しずつ積み重ねたものは、いともたやすく崩れ去ろうとしていた。

ずっと君のそばに居られるなんて思っていた。でも君の心はいつしかそっと僕から離れていった。

都合の悪いことから

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ありがとね。良かったらコメントとシェアもしてほしいなぁなんて。
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小さく重い僕を抱いて

ちゃこさん『罪なきふたり』 に感化されて。
https://note.mu/ahs345/n/n0f7ffee18232

こちら、めちゃくちゃエモいです。
まだ読まれていない方は是非。必見です。
(※本作品を読まれてからちゃこさんの『罪なきふたり』を読まれる方がきっと後味がいいです。読み心地的に)

ただ「優しい」。
そう褒められただけの男が、夜を映す窓ガラスに浮かんでいた。どこか冷めた横顔の裏

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明日病院に行きます

珍しく弟から連絡があったと以前に書いた。
ちょっとメールのやり取りをして、意外と危ないのでは、という結論に至った。連絡してくるくらいなのだから。

水曜日休みでその日まで延ばそうかとも思ったがやっぱり休みにしてもらっって明日行くことにした。

あ、この文章始めて読む人にはよくわからないですね。

めったに連絡し合わない実家の方から連絡があったんです。しかも弟からで、弟からの連絡なんてはじめてで、連

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学生時代は遊んでおいたほうがいいよ、と大人は言うけど果たしてそうなのか

※この記事は2016年7月に執筆したものです

もう梅雨も明け、夏解禁!夏休みも解禁!なのにそれっぽいことが出来ておりませんちゃんみなです。そもそも夏っぽいことってなに?学生っぽいことってなに?という感じでリア充な投稿がやまないタイムラインを冷ややかな目で見ています(単に興味がないだけw)。

8月はがっつり働いて、9月中旬からはのんびりとどこか旅行に行こうかな~と。というのも、現状のバイト+内

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