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息子が学校に行けなくなった

小6の息子が学校に行けなくなって一ヶ月が過ぎました。

そんな息子のこと、親としての自分のことなどを書きます。

予感はあった

息子は、原因不明で2歳半まで歩けませんでした。

早い子だと1歳過ぎると歩き出すので、心配した私は病院に通い、訓練を受けさせていました。

その頃の私は、「なぜ歩けないのか」と悩み、周りの歩ける子やその親を妬ましく思って苦しんでいました。

でも歩くようになってどんどん成長していく息子を見ていたら、「歩けない」のではなく「歩かない」ことを選択していたのかなと思うようになりました。

なぜならば、彼はとてもマイペースで、自分の時間の使い方にこだわりがある子だからです。

幼稚園に入ってからの息子は、決まった時間に決まったことをする幼稚園のシステムになかなか慣れず、大変そうでした。

でも、そんな息子に対して、やりたいことをやりたいようにやらせてくれる園だったので、毎日楽しく通うことができました。

息子を見ていて、時間割がきっちりしている「学校」に通いだしたら、この子は通えなくなる日が来るかもしれないなと思っていました。

なので、幼稚園年長の年には、「学校で辛いことがあったら休んでいいんだよ」と何回か伝えていました。

学校生活

小学校に入学すると、やはり毎日決まった時間通りに忙しく活動する学校生活のペースがとても辛そうでした。

2年生くらいまでは疲れも酷く、体調を崩しがちでよく休んでいました。

3〜4年生の頃は、クラスメイトとの関係に悩み、たまに心の休息のために休むこともありました。

でも5年生になった頃から学校生活にも慣れ、まぁ高学年になり益々忙しくなったので家に帰るとぐったりはしていましたが、友達とも仲良く過ごしている様子で、毎日楽しく学校に通うようになっていました。

そして6年生になり、卒業まであと半年というこの時期に、風邪で休んだことがきっかけで不登校になりました。

不登校の重み

それまでも学校を休むことはあった訳ですが、原因がはっきりしていて、先生に相談し、それが解決されれば登校はできていました。

休んだ期間も長くて一週間程度。

それが今回は、本人も学校に行きたいのに朝になると体調が悪くなり行けず、原因もはっきりとはわかりません。

なので、本人が一番苦しいと思います。

私も、息子が幼稚園の頃から予感があった訳だし、中学校、高校と進んだらもっと学校生活が大変になるだろうなと頭では思っていました。

でも、実際不登校になると、最初の一週間は私もどうしたらいいのか、学校に行けるように手助けするべきか、他に学べる場所を探すべきか、暴風に吹かれた木のようにバッサバッサと心が揺れました。

本当は親として大木のようにどっしりと構えていたいのに、無理でした。

でも二週間目くらいから、とにかくゆっくり休ませることを一番に考えようと思い直し、学校に行けない自分を責める息子を外に連れ出しやりたいことをやらせて、毎日楽しく過ごすようにしました。

正解を探すのはやめた

ありがたいことに担任の先生は、苦しむ息子を受け入れ、あたたかく見守ってくれています。

息子も先生に会うためにだったらなんとか学校に行けるようになり、今はみんなが下校した後の夕方に登校し、先生に少し勉強を見てもらっています。

本当にありがたいです。

これから普通に学校に通えるようになるのか、卒業まで行けないままなのか、中学校へは通えるのか、今は全くわかりません。

私も土日以外の平日の休みの日も息子と出かけたり、仕事帰りは学校に送迎したりで、自分の時間がなくなったのでストレスに感じる時もあります。

でもそれも、息子の長い人生の中の何分の一かの間。

小学校に入学してから今までの5年半、彼なりに頑張って通っていたんです。

ゆっくり休む時が、今のタイミングで来たんだと思います。

それが正解かはわかりませんが、しばらくは今のペースで、毎日楽しく過ごさせてあげたいなと思います。

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