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やりながら考える、都度修正する

桜前線も過ぎ、今年度も先生方との打ち合わせや、関わらせていただく授業が本格的にスタートしました。

また1年間子どもたちと様々な学びがあると思うとワクワクします。

すでに嬉しいなと思うことがありました。
昨年の3月頃から、来年度の学習をどんな風に進めていくか先生方と打ち合わせを重ねてきました。

しかし先日「生徒たちの様子を見て方向性を変える必要が出てきました。」とご連絡をいただきました。

この臨機応変さ、場を見てデザインを変えていくファシリテーション、さすが先生方だなと感動しました。

決められたカリキュラムだとここの融通がどうしてもきかず、参加者にマッチしない形で学びが進行してしまうことがあります。

ワークショップも事前に内容は考えますが、やりながら参加者の参加度を観察し、常にどう関わることが最善なのかファシリテーターとして働きかけを行なっていきます。

先日の中学1年生のソフトテニスの体験会もそうでした。
全体の練習メニューだとどうしてもうまくいかない子がいたので、個別のメニューと足場掛けを試したところなかなかネットを超えなかったサーブがベースラインからでも入るようになりました。

私の恩師の安藤先生はよく言っていました。
「そうせざるを得ない練習をすれば打てるようになる」
これが足場かけであると25年後に理解することになります。

全体を見てはまらないところはどうしたら面白くなるのか修正していく。
この見立てと、やってみてのミスマッチを感じる五感と、修正していくアイデアと。
その人ならではの部分が出てきて、相手を思っていて、その人たちだから作れた場になる。
偶然と、自分という存在を確かに感じられるような気がして、とっても嬉しい気分になります。

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