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社員とのギャップは社長が一歩踏み込んで埋める

弊社が社外チームとしてご契約いただいている際、クライアント先の経営陣や社員の方といろいろな話をさせていただくのですが、感じるのは

・社長は社員が思っている以上に社員のことをよく見ている
・社員は社長が思っている以上に社長のことをよく見ている

ということです。

忙しく飛び回っているのに、「A君はああ見えても案外芯が強くてね」と社長が私に話していただくケースもある一方、「社長のネクタイっていつも派手ですよね」「最近社長の機嫌が悪いのは奥さんとなんかあったんですかねぇ」と社員がコメントすることもあります。

「そんなこと気にしないで、もっと仕事に集中したら?」と思わずツッコミを入れたくなる場合もありますが、社員も社長の一挙手一投足にかなり注目しています。

社長と社員の間にはいろいろなギャップがあります

例えば、社員が、「売上を上げるにはこのプロジェクトをやりたいが、社長に言ったら『アホか?』と怒られるだろうなあ」とシュリンクしているケース。

社長は「いいアイデアがあったらいつでも俺に直接話せと朝礼で言っている」と、おっしゃっているのですが、よく観察すると、その社長さん、いつも難しい顔をして席に座っています。

社長からすれば、「そんなこと言わなくても分かるだろう」と思っていても、社員にはその真意が伝わっていません。

現実問題として社員の側から一歩踏み出すのはかなり勇気のいることです。ギャップを埋めるためには思った以上に社員に見られていることを前提に、社長が社員の側に一歩踏み込むことが必要です。

特にオーナー企業の場合、社員が入社してから退職するまで、ずっと同じ社長に仕えると言うケースも少なくありません。すると、「社長に嫌われると、この会社での居場所がなくなるかもしれない」と本能的に感じるので、社員の方はどうしても遠慮しがちです。

リモートワークの導入で、ちょっとした会話ができなくなりつつ現状を踏まえ、定期的に社員のざっくばらんな話を聞く場を設けるなど、工夫を凝らしましょう。

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