見出し画像

2023年の名盤リスト【BEST OF THE YEAR】

▼トークで聴きたい人はライブ配信のアーカイブをご視聴下さい▼

Album

1:August Burns Red - Death Below

名盤だらけのAugust Burns Redの作品群の中では、
他のアルバムにやや劣る感は否めない。
だがそれでも抜群に良い。

2:C-GATE - NO FUTURE

もっと評価されて良いで賞。
アグレッションMAXなメタリックでハードコアなサウンドが特徴的。

3:Caskets - Reflections

ニューコア路線で高い完成度を誇る今作。
バンドイン後の爆発感が物足りないのが、若干マイナスポイント。
それ以外は文句なしの良作。

4:Chelsea Grin - Suffer in Heaven

デスコアのセオリーを超えたブルータルなアルバム。
グルーヴィーなアプローチも増え、
ノリノリなサウンドに仕上がっている。

5:†††(Crosses) - Goodnight,God Bless,I Love U,Delete

サウンドプロダクション攻めすぎで賞。
メタル要素とバンドサウンドはほぼゼロだが、CORE TUBEイチオシ。
DeftonesのChinoとFarのShaunのプロジェクト。
やりすぎなくらいの大きさと爆発感のある波動のようなノイジーなベース。
至高のベースミュージック。
Chinoの放つイルネスと妖艶な空気が遺憾なく発揮されている。
世界観がなんだかとてもデビッド・リンチ。

6:Currents - The Death We Seek

ブリブリなギターは健在。
ギターのメロディは過去作よりも暗めになった印象。
それ故に全体の雰囲気はジャケットのイメージ通り、
ダークなものになっている。

7:Dying Fetus - Make Them Beg For Death

デスメタルの大御所の安心安全の名盤。
サウンドプロダクションが飛躍的に向上しているのが、
現代人には嬉しいポイント。
ハードコア的キャッチーさが前面に出ているところも◎。

8:END - The Sin of Human Frailty

極悪ハードコアの快作。
カオティックな成分もあり、耳に迫りくる轟音の迫力は
ストレス解消になること間違いなし。

9:Evilgloom - Addictions

ヘヴィミュージック部門最優秀賞。
抜群のトラックメイキング能力に底上げされた
ニューメタルコアサウンドは全世界の中でも
圧倒的な独創性と存在感を放っている。
5(バンドサウンド):5(電子音)で
ここまでハイセンスなバンドは現状いないと思う。
今後のニューメタルコアシーンのトレンドの変化を予感させる革新的なサウンド。

10:From Ashes To New - Blackout

ヘヴィミュージック部門優秀賞。
底抜けなキャッチーさが特徴的。やっぱりこういうの好き。笑
メロディーメイカーとして他を寄せ付けない領域まで突き抜けた感がある。
LINKIN PARKをモダンに昇華させたような音楽性だが、
単なるフォロワーの領域から逸脱していると思う。(声質とルックスはPAPA ROACH)
ヘヴィミュージック初心者に自信を持ってオススメした神盤。

11:Gideon - MORE POWER,MORE PAIN

近年の作品はノリノリなハードコア色は薄れ、
実験的なヘヴィネスに変化している。
カラス先輩的にはそれがとても良かった。
常に新しいことをやっているGideon。
実は他のメタルコアバンドへの影響度もかなりあると考察する。

12:Graphic Nature - A Mind Waiting To Die

ニューメタルコア部門最優秀賞。
CORE TUBE最注目のニューメタルコアバンド。
グルーヴィーな曲展開とインダストリアルな電子音のハイセンスさは、
他の追随を許さない。

13:Half Me - Soma

2023年もニューメタルコアの波は止まらない。
数あるニューメタルコア群のなかでも、
僕らとしてはHalf Meもピックアップさせて頂きたい。
ニューメタルコアのセオリーはしっかり踏襲しつつ、
あっと驚くクールさが特徴的。

14:Holding Absence - The Noble Art Of Self Destruction

前作の"Afterlife"のような突出したキラーチューンはないものの、
アルバムとしての総合点は本作の方が勝っているとも思う。
ポストハードコアサウンドに戻った印象もあり、
非常にバランスが取れたアルバムになっている。

15:Invent Animate - Heavener

プログレッシヴメタルコアを代表するInvent Animate。
美しい浮遊感とテクニカルなヘヴィネスが特徴的。
これまでの作品はイマイチパワー不足感が否めなかったが、
本作は今までを凌駕する完成度。

16:Knuckle Puck - Losing What We Love

あの頃(2000年代初頭)のエモ/スクリーモ、ポップパンクが好きな人は絶対聴いて欲しい。
もうそれだけ。
最高。

17:Kokeshi - 冷刻

特級呪物。
呪言のようなポエトリーリーディングと90's J-ホラー的湿度が特徴的。クリーンボーカルパートの導入があったりすると更にファンが拡大しそうな印象。
DIR EN GREYあたりが好きな人に聴いて欲しい作品。

18:Misery Signals - Live in Isolation

普段はライブ盤は選出対象外だが、
本作はあまりにヘヴィローテーションしたので選出。
名曲たちが列挙された神セトリと
パーフェクトな演奏力に裏打ちされた最強のライブアルバム。
音も非常に良い。

19:nothing,nowhere. - VOID ETERNAL

ヘヴィミュージック部門優秀賞。
2000年代の俺の好きなもの全部詰め込みましたアルバム
かっといって懐古的焼き増し感はなく、しっかりモダン。
あの頃のエモ/スクリーモやニューメタルが好きな方はマストチェック!!

20:Periphery - Periphery V:Djent Is Not A Genre

難解でキャッチーさが薄れつつあった近年の作品から
メタル的キャッチーさが戻ってきた作品だと思う。
Djentは禁句らしい。(便利だからこれからも使うけどね 笑)

21:Polaris - Fatalism

メタルコア部門最優秀賞。
メタルコアの良さを再認識させられたアルバム。
分からせられた~。

22:Soulkeeper - Holy Design

カオティックなニューメタルコア。
Frontiererと比較されることも多い彼らだが、
しっかりオリジナリティもある。

23:Suffocation - Hymns From The Apocrypha

こちらもデスメタルの大御所の快作。
スラミング、ダウンパートを積極的に使うようになったものの
まごうことなきSuffocationサウンド。

24:Ten56. - Downer

過去作にあったドゥーミーなダレは払拭され、
アグレッシヴでスピーディーなニューメタルコアサウンドに仕上がっている。
こちらもニューメタルコア群の中で、頭一つ抜けたクオリティー。

25:The Acacia Strain - Step Into The Light

The Dead Walk期の僕らが大好きなThe Acacia Strainが戻って来てくれた!!
速さって大事。

26:The Amity Affliction - Not Without My Ghosts

メタルコア初心者にオススメしたい良作。
近年薄れてきていたメタル性、アグレッションが完全復活した印象。

27:Tortured Demon - Rise Of The Lifeless

若き才能が築いたデスラッシュとメタルコアの合流点。

28:ulma sound junction - INVISIBRUISE

過去作も非常に良かったが全てを超えて来た神盤。
スピリチュアルな民族要素はそのままに、
ラウドロック的キャッチーさもある。

29:Veil Of Maya - [m]other

求めるVeil Of Mayaサウンドが帰って来た!!
説明不要‼
シングルの寄せ集めをアルバムとするのが、
昨今増えていてる中
全てに新曲という英断。

30:Wind Walkers - What If I Break?

近年のトレンド・メインストリームの一種であるニューコアサウンドを体現した良作。
ニューコア的お約束は守りつつ、
同ジャンルの中でもクオリティー高し。

EP

1:Ankor - Stereo

t.A.T.u.を想起させるような冷たい電子音と女性ボーカル。
その上にモダンなメタルコアサウンドが巧みに融合している。

2:Brand of Sacrifice - Between Death and Dreams

ゲーミングデスコア。
ブルータルさにはデスコアらしさもあるが、メタルコアっぽさもある。
ゲームミュージックからの影響を強く感じる。故に良い。

3:CMD81 - Liminal Spaces

インダストリアルでノイジーなニューメタルコアサウンドが特徴的。
今作でもセンス爆発。

4:ovEnola - UNDERWATER

ニューメタルコア部門優秀賞。
メンバーチェンジなどの不安もあったが、
安定のソングライティング能力で本作も最凶。
CORE TUBE的にはovEnolaとGraphic Natureがニューメタルコアの二大巨頭。
電子音も増え、それが既視感のない音色でオリジナリティも◎。

5:Seeing Things - Dead Inside

ゲームミュージック的世界観のあるニューメタルコアサウンドが特徴的。
Evilgloomと同じく、5(バンドサウンド):5(電子音)なバランス。
こちらはサイケデリックトランス的。

6:Spiritbox - The Fear of Fear

新人賞。
ここ数年のメタル、ヘヴィミュージックシーンでも異才を放っている。
メロディーとバンドサウンドは更に洗練されてきている。

7:Texas In July - Without Reason

まさかの復活。しかも一番好きな頃のTexas In Julyサウンドで。

Single

1:As Alliance - Ever (the wolf with wings)

国内最高峰品質のメタルコア。
特筆すべきはクリーンボーカルのクオリティ!!
アルバムリリースをきっかけに認知度爆上がりして欲しい。

2:CrowsAlive - Higher

これまではアンビエントな電子音を貴重とした楽曲が多かったが、
本作は直球なスクリーモサウンド。これはこれでとても良い!!

3:Falling In Reverse - Watch The World Burn

くろちゃん的には最近のゴス感があまりに刺さっていなかったので、
久しぶりに良かったシングル。

4:LINKIN PARK - LOST

サプライズ!!感無量!!

5:Make Them Suffer - Ghost Of Me

カラス先輩激推し。今年一番聴いたかもしれないシングル。
度肝を抜かれた良さ。

悔しくも削った候補リスト

ディグり足りない人は参考にして下さい。

3TEETH - EndEx
Afterdusk - FATALIZE
ANGUS McSIX - Angus McSix and the Sword of Power
Archetypes Collide - Archetypes Collide
As Everything Unfolds - Ultraviolet
Asking Alexandria - Where Do We Go From Here?
Beartooth - The Surface
Blink182 - One More Time
Broadside - Hotel Bleau
Burner - It All Returns to Nothing
Bury Tomorrow - The Seventh Sun
Closure In Moscow - Soft Hell
Code Orange - THE ABOVE
Condemned - Daemonium
Corey Taylor - CMF2
Crown The Empire - DOGMA
Cryptopsy - As Gomorrah Burns
Darknet - The Internet
Dayshell - Pegasus
Devildriver - Dealing with Demons Vol.Ⅱ
Distant - Heritage
Dream Awake - Enigma
Dropout Kings - Riot Music
Dying Wish - Symptoms of Survival
Enter Shikari - A Kiss for the Whole World
Extermination Dismemberment - Dehumanization Protocol
For The Fallen Dreams - For The Fallen Dreams
fromjoy - fromjoy
Frontieres - La trilogie
HAINT - At The End
Heart Of A Coward - This place only brings death
Hollow Front - The Fear Of Letting Go
Hopes Die Last - Once and for all
Ice Nine Kills - Welcome To Horrorwood
In Fear - All Is. All Shall Be
Inflames - Foregone
Jonny Craig - Still Searching
Kim Dracula - A Gradual Decline In Morale
King Yosef - An Underlying Hum
L.S.Dunes - Lost Song
Metallica - 72 Seasons
Monashee - Speech is Silver // Silence is Guilt
Of Virtue - Omen
Osiah - Kairos
Ov Sulfer - The Burden Ov Faith
Pierce The Veil - The Jaws Of Life
Point North - Prepare For Despair
Prospective - Reasoms to Leave
PVRIS - EVERGREEN
Pyrexia - System of the Animal 25
Rise Of The Northstar - Showdown~力の試練
Self Deception - You Are Only As Sick As Your Secrets
Shrezzers - SEX & SAX
Signs of the Swarm - Amongst The Low & Empty
Siiickbrain - MY MASOCHISTICK MIND
Silent Planet - SUPERBLOOM
Skindred - Smile
Sleep Token - Take Me Back To Eden
Story Of The Year - Tear Me to Pieces
Suffocation - Hymns From The Apocrypha
Suicide Silence - Remember...You Must Die
Sylosis - A Sign of Things to Come
Tesseract - War Of Bring
THE ART OF MANKIND - CHAOSBRINGERS
The Maine - The Maine
The Word Alive - Hard Reset
Thy Art Is Murder - Godlike
To The Grave - Director`s Cuts
To The Grave - Hear Evil, The Epilogue Session
To The Grave - Offcuts
Trophy Eyes - Suicide and Sunshine
Twilight Force - At the Heart of Wintervale
Unearth - The Wretched; The Ruinous
UnityTX - Ferality
Unprocessed - ...And Everything In Between
Vamachara - No Roses on My Grave
VCTMS - Vol.V The Hurt Collection
War Of Ages - Dominion
Wargasm - Venom
Wolves At The Gate - Lost In Translation
YONAKA - Welcome To My House

総括

現代シーンのトレンドであるニューコア、ニューメタルコアを総称して、
海外のシーンではNew Wave of Nu-Metalなんて言葉も出始めてきたのが2023年。
New Wave of Nu-MetalってどんだけNewなんだよって話ですが…笑
そろそろこのニューメタルリバイバルの流れにも限界が来ているように思います。(なんか毎年言ってる気がしますが…)
各アーティストが新しい音像を模索するタイミングだと思います。てかそうなって欲しい。
というのも正直、最近のLINKIN PARK or Slipknotモダンverなサウンドがお腹いっぱいなんですよね…。あと地平線(BMTH)臭も食傷気味です。
もちろん全然違ったベクトルでオリジナリティあふれる作品をリリースしてくれるアーティストもたくさんいますが!!

CORE TUBEの活動としては2023年はコラボやブログ形式での活動に力を入れました。
ただ本業が多忙につき思ったより活発に動かなかったのが反省点です。
2024年はもっとガッツリやっていきたいですね。頑張ります!!
引き続き応援よろしくお願いします。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

written by カラス先輩、くろちゃん



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?