後から位置を自由に調整できる、2色の途切れ線のアピアランスを作ったところ、思いの外反響がありました。

また、これを応用して途切れ線のイラストも簡単に描けるなど、色々と幅広い表現ができるようになりました。

今回はこの基礎になるレシピを無料公開し、マガジン購読者限定でなぜそのような結果になるのかを解説＆商用利用OKなサンプルAiデータ（CC）を配信します。（マガジンについて詳しくはこちら）

これだけで結構なボリュームになるので、アレンジレシピについては別記事で解説しますね。

途切れ線の基本レシピ

まず基本となる普通の途切れ線イラストの構造を解説します。

●用意するパーツ

ベースになる単一のパスを用意し、途切れさせたい場所に無色のパスを重ねます。

• 必ずベースパスを最背面に。

• ベースパスは複合パスや複合シェイプでも可。

• 途切れさせたいパスの形や数は自由。

●ベースパスの設定

ベースパスには、アピアランスパネルから以下の設定をしてください。

• 塗りと線を同じ色に

• 塗りを前面に、線を背面に

• 線幅は0.1ptなど極細にし、線の位置は中央に揃える

• 「線」の中に 効果＞パス＞パスのアウトライン を適用

●アピアランスの加工

全選択し、グループ化してください。

その後にグループに対して以下のように設定して完成です。

1. アピアランスパネルで新規塗りを追加。（真っ黒になります）

2. パネル上で「塗り」を選択状態にし、効果＞パスファインダー＞前面オブジェクトで型抜き を適用。（白くなります）

3. 続けて「塗り」に 効果＞パス＞パスのオフセット を適用。オフセットの数値を設定し、角の形状を「ラウンド」にして完成です。