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魚付林(Woodland for fish bleeding)

魚介類の生息、生育に好影響をもたらす森林。狭義には森林法(1951年)第25条に基く保安林として指定された「魚つき保安林」を指す。もともとは海面に森林の影が映ることなどにより魚が集まる効果(魚付)に着目し、海岸斜面に存在する森林を魚付林と言っていた。近年は、海岸部に存在する森林ばかりでなく、生態系としての森と海のつながりという観点から森林の機能(以下参照)が再認識され、河川上流部の森林も広い意味で魚付林と言われている。
①土砂の流出を防止して、河川水の汚濁を防ぐ
②清澄な淡水を供給する
③栄養物質、餌料を河川・海洋の生物に提供する 等

宮城県の「牡蠣の森を慕う会」の活動(漁民を中心とした人々が河川の上流域に植林をする活動)など、森と海のつながりを取り戻そうとする運動が、「森は海の恋人」を合言葉に各地で展開されている。
(参照)


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