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伝えることの大切さと歯がゆさ

色んな立場で人は考え、話し、行動する。
立場が変わると、同じ人なのに言うことが変わったりする。それだけ置かれている立場によって、求められる役割や変わってしまうからだ。つまりは人は、自分の思いや信念だけで考え、判断し、話し、行動するのではなく、常に周囲の環境条件によって、それらは変化すると言える。

その環境条件よりも思いや信念が強い場合、個人としての発言や行動になっていく。つまりは周囲への依存度と個人としての思いの比率によって左右される。
多くの場合、家庭も含めて大なり小なり、人は何らかの組織に属しているがゆえに、そしてその組織への依存度が高ければ高いほど、人は個人としての意見を言わなくなるし、守りの姿勢に入り、発言や行動も組織等への依存したものになっていく。

そういった個性を喪失していく人たちもいれば、組織の中でうまく立ち回り、組織の力を利用して自分の成し遂げたいことを実現していく人たちもいる。その違いは、やはり個人としての強さなのだと思う。思いも、実力も。

かといって、前者の人たちも決して悪人ではなかったりする。単に弱いのだ。思いも、実力も。だから、短期的に自分の立場などを守るための発言や行動を取ることも理解できる。中長期的に、そして大局的に見て、それが本人にとっても世の中にとっても良い方向に向かわないとしても。

そういうことを強く感じることが多くなってきたのは、自分ももともと大企業にいて、組織の人たちの気持ちもわかるからだし、色んな立場を理解できるようになってきたからとも言える。

だけど、その人たちの守りのために、こちらを悪者扱いされることもある。ちょっとした発言や行動を見て、「あいつはこうだ」と決めつけたりする。そういう意図ではないとしても、そういう解釈をする。バイアスがかかるからだ。
だからこそ、発言や行動に気をつけて、変な勘違いや揚げ足取りをされないようになっていく。そして、結果として内容が伝わらなかったり、気持ちが伝わらない言葉や行動になっていってしまう。

この間を行ったり来たりしながら、どうやったら想いを言葉で・行動で相手に伝えていけるのか、日々模索。

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