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PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited 購入

前々からいつかは使ってみなければならんと思っていたPENTAX-FA 77mm F1.8 Limited、遂に購入しました。

昨年リニューアルされたHD版ではなく、SMC版です。

言うまでもなく伝説的な銘玉として誉れ高いこのレンズ、ずっと気にはなっていたものの、その売りであるところの「味」「雰囲気」って現代的な性能基準に到達できない言い訳なんじゃないの?という意地悪な思いもあり、何度も購入を考えては後回しにしていました。

ただ、ZEISS Batis 2/40 CF を使い始めてからというもの、Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA の出番がめっきり減ってしまい…。Sonnarも素晴らしいレンズなんですけど、使い分けるにはBatisの便利さ・描写が凄すぎるのとちょっと画角が近かったかな、ということもあり、思い切ってSonnarと交換で買ってみました。
(でも繰り返しになりますがSonnarは本当に良かった。また機会があれば使いたいと思うくらい。ちょっと撮った枚数が多すぎてすぐにはまとめられないけど、いつかSonnar特集します。)

まずですね、質感はすごく良くって、これは本当に思ってた以上でした。金属とガラスの塊、って感じの凝縮感。これを持つとBatisがやたらと膨張しているように感じられてしまうくらい。あと前玉の大きさ。覗き込むと魅入られてしまう、というのも納得。それからビルトインのフード、かぶせ式のフロントキャップなどどれをとっても好印象です。

で、肝心の描写に関しても何枚か撮ってみた中から第一印象を。

これなんかいわゆる、しっかり解像/だけど繊細/自然なボケと浮かび上がる立体感、という感じで良いなあ、と。ただ、開放で撮ってみると

癖のある玉ボケ
激しいパープルフリンジ
滲むハイライト

と、こりゃさながらオールドレンズだな、といった印象です。嫌いではないけどね。MF縛りで使っているので、ピント合わせの確実性含め、F2.4くらいが主戦場になりそうです。(それじゃこのレンズ使う意味ないって?そうかもしれない。)

あと、中望遠ならではの立体感は久々に使ってるとやっぱり楽しいです。もうちょっと寄れれば良いなと思わなくはないけど、贅沢は言いません。

まだまだ全然使い込んでないので、ポジにもネガにも言えませんが、簡単な第一印象でした。
ある程度撮り溜まったらまた書きます。

路地裏より


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