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LOVE LOVE あいしてる


遅ればせながら最終回をみた。
当時私は、この番組が大好きで大好きな、
小学生だった。

毎週土曜日は決まって、夜もヒッパレ、ラブラブあいしてる。
家族が寝静まってからは、その後の
JAPAN COUNTDOWN、CDTV、チャートバスターズR、DA PUMPの冠番組「くえない奴」と、音楽漬けの土曜日の夜を満喫していた。
(くえない奴のあの不気味なサルが出てくるオープニングについて誰かと話したい。今や誰も知らない番組。)


当時は塾や中学受験があって、両親は喧嘩ばかりで、それなりにストレスが溜まっていた背景があったけど、それでも毎日を乗り越えられたのは音楽番組のおかげだった。

SPEED、安室ちゃん、MAX、DA PUMP、SMAP…そしてみんなのおもちゃのような篠原ともえ、、ファッションから何から何まで大好きで、髪型も服もマネして、ちょっぴりイタい思い出。

篠原ともえがLOVE LOVEあいしてるの最終回で泣きながら歌っているのを見て、自然にこちらまで涙をもらった。

吉田拓郎は、もともとテレビが嫌いで
キンキや篠原のような若い子に囲まれて仕事をすることに無理があったらしいけど、
彼らの努力や頑張りが
彼自身にとても大きな影響を与えたのだとか。
いい話〜。

彼が作曲した全部抱きしめてを、キンキが弾き語りした日、幼いながら鳥肌が立ったのを覚えている。
「音楽って、みんなで作れるんだ」と。

拓郎さんからキンキへの感謝の言葉を聞いて、
私自身、自分より若い20代の人は少し苦手で、
どう関わってよいのか手探りの毎日だが、
年齢関係なく尊敬する姿勢こそが大事なのだと気付かされた。


昔はこのように、素晴らしいことを教えてくれる番組が多かった。すごく前の番組のリバイバルやリニューアル、一夜限りの復活などが多い気がするのは、やはり当時のテレビの力が圧倒的に強かったから。

今はどう?規制が多いからか、なんなのか、
昔ほど楽しみにしているテレビ番組がない。

ないというか、ネトフリやTVerで好きな時間に観たいものだけを観れる。つまり選ぶことができる視聴者側が有利に立っているようなイメージがある。

しかし、実は便利になりすぎて、そういう錯覚を起こさせているテレビ側の勝ちなのかもしれない、とも思う。


これから時代がどのように変わっても、
思春期に突き動かされた衝動や、体感した熱い想いは、忘れたくないね。



ココロノウサギ/篠原ともえ

名曲。

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