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日本人がやりがちな英語の100の間違いとは? #05~08

Error 5 tryとchallengeの使い分け

〇 I want to try something new. 
何か新しいことにチャレンジしたい。
〇 Running a full marathon is a challenge. 
フルマラソンを完走するのは難しい。
〇 I challenge you to a race to the corner.
私はコーナーへのレースであなたに挑みます。
✕ I want to challenge a new sport.

カタカナ英語として定着したチャレンジという言葉ですが、ネイティブ英語のニュアンスは少し異なります。

名詞のchallenge は難しいことを意味します。例えばマラソンや英語学習、テストで満点を取ることはchallenge です。動詞のchallenge は、誰かを競争やコンテストに招待し、勝負を挑むことを意味します。

  • I challenge you to a game of chess.
    (私はチェスのゲームであなたに挑みます)

  • He challenged his son to a foot race across the park.
    (彼は公園を横切るかけっこで息子に挑みました)。

日本語の「チャレンジする」を表す場合は、英語のtry を使うとしっくりいきます。

Error 6 ✕my weight → 〇weight

〇 I want to lose weight. 私は体重を減らしたいです。
〇 I gained weight. 私は体重が増えました。
✕ I gained my weight.
✕ I lost my weight.

英文法にはしばしば例外がつきもので、これもそのひとつです。英語では通常、冠詞(a / the)や代名詞(my / yours / theirs / oursなど)が名詞の前に置かれます(apple→my apple など)。

ただし上記の例の場合、my は名詞weight の前には必要ありません。なぜなら、誰の体重の増減について話しているかは明らかで、わざわざ「私の」と言うのは冗長だからです。

Error 7 train と exercise の使い分け

〇 Let’s exercise together. いっしょに運動しましょう。
〇 I like to exercise. 私は運動するのが好きです。
〇 Let’s train for a marathon. マラソンのために訓練しましょう。
✕ I go to the gym and do training.

トレーニングという言葉はカタカナ英語で、英語だとニュアンスが異なります。ほとんどの場合、私は生徒にtraining ではなくexercise を使うように指導しています。

training という英語は「特別なイベントに備えて運動すること」を意味します。例えばランナーはマラソンのためにtraining し、オリンピックアスリートはオリンピックのためにtraining し、ボクサーは試合に備えてtraining します。日本語の「トレーニング」は、exercise で英訳するとしっくりいきます。

Error 8 ✕to there →〇 there

I have been there. 私はそこにいたことがあります。
✕I have been to there.

これも私の例外リストにある事項です。中学校では「動詞+ to+ 場所」のような構文を学んだことでしょう。

  • go go to the park(公園に行く)

  • go to the station(駅に行く)

  • go to the office(オフィスに行く)

ただし、there(そこ)を使う場合はtoは必要ありません。シンプルにJust go there. (そこに行く)が正解です(ナイキ社のモットーであるJust do it. を覚えておくと役立つかもしれません)。Just go there. で暗記してしまってください。


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