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"So Far Away" - Avenged Sevenfold; はるか遠く【和訳】

年末も近いこの時期、必ず聴く歌があります。
Avenged Sevenfold「So Far Away」です。

Avenged Sevenfold(アヴェンジド・セヴンフォールド:A7X)は、アメリカのハードロック/メタルバンド。
1999年に幼馴染のメンバーを中心に結成され、これまでに7枚(インディーズ含む)のアルバムを発表しています。

メンバーは5人。
M. Shadows (Vo:Mシャドウズ、本名 Matthew Sanders)
Synyster Gates (G:シニスター・ゲイツ、本名 Brian Haner Jr. )
Zacky Vengeance (G:ザッキー・ヴェンジェンス、本名 Zachary Baker)
Johnny Christ (Ba:ジョニー・クライスト、本名 Jonathan Sward)
Brooks Wackerman (Dr:ブルックス・ワッカーマン)
※ブルックス以外は芸名です。

何度かフェスやツアーで来日しており、わたしもライブに行ったことがあります。激しい曲でも乱れることのないカリスマ性のあるヴォーカルと、華やかでハイレベルな演奏。すべてがとてもかっこよくて、A7Xのライブは指折りの気持ちよさでした。(「楽しい」よりも「気持ちいい」って感覚、わかるかなぁ)


2009年の今日。12月28日。初代ドラマーのThe Rev (ザ・レヴ、本名 Jimmy Sullivan)が28歳で亡くなりました。死因は処方薬とアルコールの同時摂取によるものだったかと記憶しています。
バンドの絶頂期でしたし、何よりあまりに早すぎる死。ほんとうにショックでした。

この日は毎年レヴのことを思い出しながら「So Far Away」を聴くことにしています。

この曲は、レヴが亡くなった後に発売されたアルバム『Nightmare』に収録されていて、歌詞の内容も、MVも、レヴを偲ぶものとなっています。
兄弟・家族のように一緒の時間を過ごしてきたバンドメンバーにとって、どれだけ寂しく、辛いことでしょうか。悲痛な思いが伝わる一曲です。


So Far Away  - Avenged Sevenfold

Never feared for anything
Never shamed but never free
A light that heal a broken heart with all that it could

決して恐れず
決して恥じないが自由でもなく
できる限りを尽くして、傷ついた心を癒した光

Lived a life so endlessly
Saw beyond what others see
I tried to heal your broken heart with all that I could

人生が永遠であるかのように生きた
他人には見えないことも見えていた
俺は出来る限りを尽くしてお前の壊れた心を癒したかった

Will you stay?
Will you stay away forever?

ここにいてくれないか
それはもう叶わないのか?

How do I live without the ones I love?
Time still turns the pages of the book it's burned
Place and time always on my mind
I have so much to say but you're so far away

愛する者を失って どうやって生きようか
時は今でも 燃やされた本のページをめくり続ける
お前と過ごした場所も時間も忘れることはない
言いたいことはたくさんあるのに お前はあんなにも遥か遠くに

Plans of what our futures hold
Foolish lies of growing old
It seems we're so invincible
But the truth is so cold

俺たちの描いた未来
歳を重ねていくっていう馬鹿な嘘
まるで俺たちは無敵であるかのようだった
でも現実はあまりに残酷だよ

A final song, a last request
A perfect chapter laid to rest
Now and then I try to find a place in my mind
Where you can stay
You can stay awake forever

最期の歌、最期の願い
完璧な人生の終わり方
時々、俺は心のどこかに見つけようとする
お前がいられる場所を
お前が永遠に生きられる場所を

How do I live without the ones I love?
Time still turns the pages of the book it's burned
Place and time always on my mind
I have so much to say but you're so far away

愛する者を失ってどうやって生きようか
時は今でも 燃やされた本のページをめくり続ける
お前と過ごした場所も時間も忘れることはない
言いたいことはたくさんあるのに お前はあんなにも遥か遠くに

Sleep tight, I'm not afraid
The ones that we love are here with me
Lay away a place for me
Cause as soon as I'm done I'll be on my way
To live eternally

しっかりと眠れ 俺は怖くない
愛する人たちがここに一緒にいる
俺の場所を取っておいていてくれ
終わりが来たら 俺もすぐに行くから
永遠に生きられる世界に

How do I live without the ones I love? 
Time still turns the pages of the book it's burned
Place and time always on my mind
And the light you left remains but it's so hard to stay
When I have so much to say but you're so far away

愛する者を失ってどうやって生きようか?
時は今でも 燃やされた本のページをめくり続ける
場所も時間も忘れることはない
お前が残した光は消えなくても ここにいるのは辛いよ
言いたいことはこんなにあるけど  お前はもう遥か遠くに

I love you
You were ready
The pain is strong and urges rise
But I see you
When it lets me
Your pain is gone, your hands untied

愛してるよ
お前は覚悟ができていたけど
俺の苦しみは強く、衝動に駆られるんだ
でもお前にまた会える
許された時に
お前の苦しみは消え、お前は自由になるんだ

So far away
And I needed to know
So far away
And I need you to, need you to know

遥か遠く
俺は知りたかった
遥か遠く
どうかお前に、お前に知っておいて欲しい

©︎2010 Avenged Sevenfold


レヴが生きている間に何度かA7Xのライブに行けていたのは、とても幸運でした。
だけど、もうライブであの迫力のツーバスや独特なハイトーンのコーラスを聴くことはできません。

この時から、ライブは行けるときに何としてでも行くべし、と思うようになりました。次があるなんて思っちゃだめ。次はないかもしれないんだから。
死別だけではありません。急に解散したりメンバーが脱退したりすることはよくある話。
その時になって「あぁ一度はライブで聴きたかった」なんて思っても遅いのです。
仕事上どうしても諦めざるを得ないこともありますが、できる限り「ライブ最優先」で生きていたいと思っています。

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