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学びの体験:産業カウンセラー養成講座

カウンセラーの仕事って面白そう。でも、カウンセリングを実際にやるって、どんな感じって思いませんか?

普段から人の話を聴きなれているし、多分、それの延長みたいなもののような気もする。
しかし、それだけではない気もする。

そこで、カウンセリングを模擬で体験できる講座はないかと考え、この養成講座を受講しました。

この養成講座は、費用が割と高いものの、傾聴の実践授業が充実しており、民間資格ではありますが、一部の企業ではこの資格があると優遇されたりと資格保持のメリットもあるので、受講を決めました。

産業カウンセラーとは?

産業カウンセラーって、カウンセラーと名前がつくので、企業に勤める人に特化したカウンセラーさんでしょ?って思っていましたが、ちょっと違いました。

産業カウンセラーの資格者としては、企業で働いている従業員のカウンセリングのみならず、その人の仕事に関する又は精神的な悩みに対処するため精神科医と連携したり、部署の上司に働きかけたり、職場改善の提案やメンタルヘルス研修の企画・実地をしたりなど、職場のメンタルへルス領域のあらゆることをカバーできるファシリテーター的な役割が理想とされています。

想像以上に活動領域が広く驚きました。

しかし、養成講座内の実践演習では傾聴をメインに体験できるので、傾聴を学んでみたい、ついでに資格も取っておこうという方には、自己啓発的な目的で受講しても面白いかもしれません。

講座で学べる傾聴

産業カウンセラー養成講座では、合計15回、約108時間行われる実地演習があります。

10名程度の一つのグループに割り振られ、最後まで同じメンバーです。

内容は、基本的に傾聴を実践ベースで学びます。それぞれが、カウンセラー役及び相談者役を交互に行い、その模擬セッションについて、フィードバックが観察者からあり、自分の聴き方や相手へ与える印象などを検討していきます。

また、傾聴の実践以外にも、グループの中で、その時の自分気持ちや気づき等、自分の内側をシェアーする機会が毎回あるので、自分のことを話すのが苦手な人や、人に悩みを打ち明けられない人などは、自然とそういうことができるようになっていく効果もあると思います。

養成講座を受けてみて何が変わった?

① 相手の立場で聞くという感覚が分かった。
 私は自分軸で物事を見る癖が強いです。相手と話すときも、相手の話している意図やその話をする理由などを考えたことがなかったのです。
 しかし、傾聴ワークの中で、相手の世界観の中で相手の話を聴くという感覚が理解できたのが、新鮮でした。

② 相手が何を話しているかを構造的に考えるようになった。
 相手が今何を話しているのか。例えば、事実を説明しているのか、自分の意見を話しているのか、定まらない思考を虫食い状態でポツポツ出してるだけなのか、第三者の話をしているのか等です。
 普段は、どんな話であれただ聞いていましたが、相手の話している会話をより構造的に聞く癖がつきました。

③ 自分の聴き方や話し方の癖の気づいた。
 人によっては、聴いているとき無意識に目線が動いていたり、話すとき早口になっていたりしています。
 私自身も、思ったより声が小さかったり、自分の理解を相手に伝えるのに自信がなかったりと、自分に向き合うことができました。

終わりに

 結局、カウンセリングといっても、コミュニケーションの一部であることには変わりないですし、カウンセリングを学ぶことでコミュ力も上がるということなんだと思います。

 良いスピーチする、良いプレゼンをするために学ぶ人は多いと思いますが、聴き方については、あまり重要視されていない気もします。

 これからも、新しい体験をしていきたいと思います!


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