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トリニダード・トバゴ、スリナム、仏領ギアナとガイアナ

(19番)   2010年 12月

① トリニダード・トバゴ、② スリナム、③ 仏領ギアナ、④ ガイアナへ行ってきました。これらの国々は南米の一番北にあります。
参加者は全員で12名でご夫婦が多かったです。その中には「やくみつるさんご夫妻」も含まれていました。この時の様子は「やくみつるの秘境漫遊記」の中で描いておられます。

今回のルート

12月23日
14:30 成田発のデルタ航空にてデトロイトへ。
12:00 デトロイト着(出発まで待合室にいた間、寒くて毛布を貸して                       もらったがそれでも寒かった)
14:40 デルタ航空にてマイアミへ
17:00 マイアミ着(全員のスーツケースが行方不明に。取りあえずホ                         テルへ)

22時半ごろ、無事に届きました。これまで旅をしていて自分のスーツケースが出て来なかった事は初めてでした。米国内で乗りかえる際、ちゃんと一度スーツケースをピックアップして預け替えたのになあ。
添乗員さんの説明ではマイアミと同じMがつくミシシッピー等に行っていたそうで、「へぇ~、コンピューター管理じゃないの?」
という事は人的なミスってことですか?
アメリカはITの先進国だとばかり思っていたので、この事実に衝撃を受けました。何のためにバーコードがついているんでしょうね。

12月24日
午前中は自由行動

15:30 カリビアン航空にてトリニダード・トバゴの首都であるポー                          ト・オブ・スペインへ
19:40 ポート・オブ・スペイン着(ここでビザを現地取得すると聞い                       ていたが、不要でした)
22:00 ホテル着

12月25日
 トリニダード・トバゴは南アメリカ大陸北岸沖にある島国で、トリニダード島とトバゴ島の二つの島からなる。人口123万人。主産業は石油で輸出額の45%を占める。
世界の三大カーニバルの一つであるトリニダード・カーニバルが開催され、その時に使用するスティール・パンの発祥の地でもある。

7:00から朝食のレストランが開くと聞いていたので、行ってみると全然用意ができていなくて、しばらく待たされました。あくまでも自分の経験ですが、指定された時間に行って用意がされていなかったという事は全くないです。
後記:このホテルは数年後に又宿泊することになるのですが、やはり、ダメダメなホテルでした。

午前中は市内観光
動物園 →植物園 →大統領官邸 →展望台(遠くにはベネズエラが見える)→戦没者記念碑 →国立音楽芸術館 →日本大使館 →インド人街 →パリア湾岸線道路 →国立競技場 →製粉工場 →クルーズ船発着所と水上タクシー発着所 →セント・アウグスティン大学 →三位一体教会 →国会議事堂 →裁判所 →ストール・マイヤー城など。

15:50 カロニ湿地帯のボート ツアーに出発

ボート ツアー


幅の狭い川を進んでいく途中にはスカーレット・アイビス、カイマン、シロサギ、アオサギ、オウムやカニなどを見つけました。

スカーレット アイビス


広くなった場所に出ると鳥たちが列をなして飛んできます。シロサギは川面すれすれに、そして国鳥であるスカーレット・アイビス(紅へらさぎ)は堂々と空高く飛んできます。
真ん中あたりにも飛んでいた鳥たちがいたけど、種類は不明です。
まるでちゃんと飛ぶ場所が決まっているかのようでした。スカーレット・アイビスは日中ベネズエラで過ごして夜はこの湿地帯に戻って眠るのだそうです。緑色の木々にとまる姿はクリスマス ツリーのようで大変綺麗でした。彼らの赤い色はカニなどの甲殻類を食べるために出ている色なのだとか。

19時ごろ、空港に到着
何故だか、夕食はおにぎり1個ととインスタントのお味噌汁だけでした。
他の人たちも呆気にとられていました。
サハラ砂漠へ行った時だってもっとましな食事が出てきたのに、これだけなんて酷すぎますね。どんな事情があったにせよ。
もし、事前にレストランへ行く時間が取れないことが分かっている場合には普通ディナー・ボックスなどをオーダーしておいてくれますけどね。
このツアーこれからどうなるのだろうと不安が更に増してきました。
この旅行会社については旅行仲間から評判を聞いていて、その中の一人は「貧乏くさい会社」と評価をしていました。当たり!
決してお安い旅行費用ではないのだし。因みに私はこの会社を利用するのは初めてでした。
食べ物の恨みは怖い・・・

22:15 発のカリビアン航空にてスリナムの首都パラマリボへ
と思ったら、大幅に飛行機が遅れて危うく空港の待合室で夜を明かすのかと心配になりましたが、零時半ごろ出発しました。What a Day!!! なんて日だ!

12月26日
 スリナムは南アメリカ大陸の北東部に位置する共和国。旧称はオランダ領ギアナ。人口は49万人。
アジア人種(インド・パキスタン系、インドネシア系、中国系)が黒人系住民をしのぐ。
輸出農産物の半分は米と果物。

03:00 パラマリボ着
04:00 ホテル着

11時出発で市内観光
ジーランド要塞 →大統領官邸 →ヤシ庭園 →独立広場 →裁判所 →財務省など。

全長1.5kmの橋を通過し、コメワイン地方へ

昼食で出てきたポテトにスパイスがかかっていて、それが絶妙な味でした。やくさんがお代わりをされていました。メニューは野菜、チャーハン、焼きそば、串焼き、バナナとポテト。

15時ごろ、ニュー・アムルテルダム着
ニュー・アムステルダム要塞 →サトウキビ畑の最古のプランテーション跡 など。

16時半ごろホテル着

12月27日
08:00 仏領ギアナのクールーへ
ガタガタの悪路を進み、途中モエンゴにて休憩。
かつてのボーキサイトの採掘企業のオフィスや住居が残る場所の見学
12時ごろ、国境の街アルビーナに到着し、ボートでマロニー川を渡ります。
12時半ごろ、仏領ギアナのサンローラン・ドゥ・マロニー到着。
道路が舗装されていることにビックリ。流石おふらんす

③ 仏領ギアナは西側をスリナムに南東部をブラジルに囲まれたフランスの海外県。人口は21万人。産業は不振で農業開発もギアナ3か国中では一番立ち遅れている。
最近は僻地利用策として、欧州12か国が出資して1980年にアリアン・スペース・ステーションが設立された。世界の商業衛星の大半を打ち上げるクールー基地には2万人の外国人が働き、年間6万人の業者が集まってくる。

サンローラン・ドゥ・マロニーはかつてのフランスの悪名高き囚人植民政策の拠点であった町。1973年の映画パピヨンでも有名になった場所。
刑務所の見学 →大部屋の牢獄 →沐浴所 →パン焼き窯 →井戸 →船着き場にある過酷な囚人生活に苦しむ人の像など。

18:00 ホテル着

12月28日
7:45 発でカリブ海に浮かぶサリュー諸島のロワイヤル島へ
かつてフランス政府は囚人を遠く海外県のギアナに送り込み、奴隷のように酷使して植民地を開拓しました。中でもサリュー諸島は「悪魔の島」と呼ばれました。

サリュー諸島

出発の時間になってもガイドさんが現れず、ホントにどうなってんの?このツアー・・・
又しても待ち時間が発生したと分かった途端、やくさんはホテルの周りのお散歩に行ってしまいました。運動不足だからと言いながら。ま、我々の目の届く範囲でしたが。奥さんはその様子を見ながら、ボソッと「変人」と言ったので思わず「クスッ」としてしまいました。

1時間後にやっと現れ、カタマランという素敵なクルーザーで出発。

カタマラン


1時間半ほどかかり、少々揺れたので、酔いそうでした。
我々だけではなく、他の国の観光客も一緒でした。

到着後、島の観光へ
税関 →貯水所 →看守の住居群(現在は観光客のホテル) →独房(一部レンガがむきだしになっていた) →教会(囚人によって建てられた) →病院 →通信所 →博物館など。
この辺りは水の流れが速い上、渦を巻くこともあって、何人もの囚人が脱獄を試みて川に飛び込み落命したそうです。
丁度、風が強い日で目も開けていられないし、埃っぽい上、呼吸もしづらくてそれだけでも逃げ出したくなりました。

本日はロケット発射のために13:26までに全員退去命令が。
15時ごろ、ホテル着

17:45 タクシーでロケット発射見学場所へ。
丘の上にある見学場所まで歩いていく途中で、道の真ん中に大きな動物らしきものが転がっていました。
こんな所で何しているんだろうと思ってよく見てみると「あんれ、ま!」ナマケモノが死んでいるではありませんか。
現地の人達も急いで歩いていたけど、誰も気に留めようとはしなくて、慣れているのかな?
見学席(木製の板が6,7段並んでいる)から「いや~カッコいいロケットだね」と言っていたものは模型でした。「は?」
本物はずっと遠くにスタンバイしていました。残念ながら本日は準備が整わずに明日に延期となりました。

19:30から夕食となりましたが、大勢のロケット発射関連の人達も滞在していて、我々の席は厨房の隅っこに追いやられてしまいました。兎に角、多くの人でごった返していました。
東洋人も十数名いたので、添乗員さんに聞いてみると韓国の人達でした。
ロビーにいた韓国人らしき人に英語で話しかけると何故だか「あ~の~」と日本語で話してきてそのまま向こうへ行ってしまいました。忙しかったのでしょう。

部屋に設置されているTV32型がデジタルで3Dも見られて流石ロケットの街です。
日本は来年の7月に完全にデジタル化になるようですが。遅くね?

12月29日
午前中は欧州宇宙機関のスペース・センターの見学。

本日はロケットの発射のために博物館のみの見学となりました。ロケットの模型、ロケット内部の様子、宇宙の仕組みなど。

ロケットの内部


午後は県都であるカイエンヌへ移動し、市内観光
セビウ要塞(17世紀のもので眺望がよい)→パルミス公園 →刑務所 →大聖堂(19世紀)→マーケット →戦争記念碑など。

再度、ロケットの発射の見学をするため会場へ
18:26 カウントダウンが始まり、皆の期待が一気に膨らみます。
大きなTV画面には制御ルームが映っていて昨日話しかけた人がアップになってちょっと驚いたけど。昨日は今日のために緊張していて余裕がなかったのかもね。
ゴ~という物凄い爆音とともに大空へ一気に上がっていきました。とてもいい天気で、途中でまず3つに分かれて次に5つに分かれていく様子がはっきりと見えました。

発射!
鳥もたまげた?
だんだん遠くなる
切り離されていく様子の図


ロケット発射の予定は公表されずに直前にならないと分からないので、我々は超が付くほど幸運でした。本当にこういう現場に立ち会えるなんて大感激です!!!
日本のロケットの発射も是非見てみたいけど、すぐにホテルが満杯になるらしく、用意周到で準備をしないと。

後日、やくさんに「何か記念に描いていただけませんか」と無理なお願いをしたら「ああ、いいですよ」と。ロケットの発射を見た時以上に嬉しかったです。それが下記です。

我が家の宝物


原稿の締め切りがあるので、時々朝食にはおいでにならない時があったりしました。
もし、著作権などの問題があるようでしたら、削除しますのでコメント欄にご連絡を願います。
下記はネットに出ていた記事です。

ネット記事

12月30日
次のガイアナへ行くために本日は移動日です。
サンローラン・ドゥ・マロニーまで戻り、ボートで再度スリナムに入国。
17時半ごろ、パラマリボのホテルに到着。
市内では花火があちこちで上がっていました。

12月31日
 ガイアナは西をベネズエラ、南をブラジル、東をスリナムに接する新興独立国。
イギリス連邦の一員。旧称は英領ギアナでガイアナはその英語読みによる。なので、南米で唯一英語圏。人口74万人。住民はインド人50%、黒人35%、クレオール(白人と黒人の混血)7%。世界有数のボーキサイトの産出量を誇り、アメリカやヨーロッパに輸出されている。

05:00 出発でスリナムとガイアナの国境を流れるコランティーン川まで5時間走ります。
予定よりも30分早くフェリー乗り場に到着してコランティーン川を渡ります。
10:00 ガイアナのスプリングランドに到着して無事入国。
ここから更に首都であるジョージタウンまでは4時間かかります。

国境付近では辺りにいた人が我々を見ると「あなたの宗教は何?」と一人一人に聞いていました。他の人達は答えていなかったけど、私の順番が来ると「仏教徒だけど何か?」と。それで満足したのかどうかは不明だけどその場を去っていきました。ま、答える必要はないのですけどね。
たまにおかしな人がいます。もちろん、国境の関係者ではありません。

13時過ぎに昨年開通したデメララ・ハーバー・ブリッジに到着。
しかし、橋は船を通すために14:30まで閉鎖されていました。
一端、市内に戻りモスクを見学。特別にミナレットの上まで上がらせてもらいました。
マドラサ(イスラム教神学校)では子供たちが学んでいました。

マドラサ


14:50 やっと橋が開き、通過。
17:30 ホテル着

2011年 1月1日
ジョージタウン市内観光
大統領官邸 →聖ジョージ教会 →スタボロック市場 →国会議事堂 →裁判所 →市庁舎 →植物園 →カフィールの記念碑(1763年に起きた奴隷反乱軍の指導者で国民的英雄)など。

カイエチュールの滝の見学のために空港へ
飛行機のバランスをとるために荷物を持ったまま一人一人の体重を図ります。
そこで、ある女性が「体重を量るなんて絶対に嫌!!!」と駄々をこねだしました。
「え?たかが体重でしょ?」若い女性なら兎も角、酸いも甘いも嚙み分けた立派な大人でしょうが・・・声だけが聞こえたので誰だったのかは知りません。仕方がないので、係の人は見た眼で判断したようです。
セスナ機2機に分かれて出発です。

セスナ機

ブーンとジャングルの上空を順調に飛行していき、滝の近くまで来ると虹が綺麗に出ていました。
落差251mで下に滝つぼがある直下型瀑布としては世界最大級だそうです。最大幅は120m。
ベネズエラでエンジェル・フォールズ落差979mを見たことがあるのであまり感動はしなかったかな。エンジェル・フォールズは水が落下する際、途中で水蒸気になって消えてしまうので、ここはそういう意味での世界最大級だとか。

後で、やくさんの奥さんに見せてもらったのですが、空の上でもまん丸の虹ができていたようです。これはブロッケン現象というもので、自分の背後から光が差し込み、自分の前に水蒸気がある場合に現れます。飛行機に乗っていると真下によく見られます。これが出てくると何だか幸せな気分になります。
富士山の頂上でも条件が整うと見ることができて、昔は信仰の対象だったようです。

午後からはカイエチュールの滝の傍まで歩いて行きます。
まずはボーイスカウト展望台からの遠景を見て、ジャングルの中を歩き、レインボービュー展望台からの眺望で、その名の通り、虹がとても綺麗でした。水が落ちる真ん前まで行くことができて迫力満点でした。
ジンバブエとザンビアに跨るビクトリア・フォールズでも水が落ちる寸前に「デビルズ・プール」と言われる場所があって、浅いので人々が入っていくことができます。
でも超超危険です。事故多発で何人もの人が落ちていますから。

15時ごろ、オリンダイクの滝の見学。
ブラジルとの国境を静かに流れていて低いけども2段になっている滝です。

オリンダイクの滝


18時ごろ、ホテル着

1月2日
3:00 ホテル出発
3:50 チェディ・ジェーガン国際空港到着
5:35 発のカリビアン航空にてマイアミへ(他の皆さん)
6:20 ではなく、私一人が次の便で向かいました。日本出発前に連絡があり、「一人分の航空券が取れなかったので、ひと便遅れるがビジネスクラスにする」との事だったのです。
その時になって私が一人で後から行くと言うと「それって酷くない?」と怒った人がいます。
アフリカ西海岸5か国へ行った際にもパリまで行って次のモンロビアへ乗り換える際、私一人のチケットが翌日の日付になっていたことがあり、その時にも「私だったらすぐに日本に帰るわ!」と怒っていた人がいます。この時は事前に何も知らされていなかったのですが。何が言いたいかというとその怒りの熱量が当の本人よりもずっと高くて逆に驚くのです。

7:30 トリニダード・トバゴのポート・オブ・スペイン到着
9:30 ポート・オブ・スペイン発
12:00 マイアミ着
シャトルバスにてホテルへ
15:30 希望者はダウンタウンへ。ベイサイドマーケット ショッピング モールにて散策及び買い物

1月3日
08:00 デルタ航空にてデトロイトへ
11:05 デトロイト着
12:40 デルタ航空にて成田へ

1月4日
15:20 成田着 (時差+14時間)

今回は最初のころはトラブル続きでしたが、ロケットの発射が見られたし、有名人の方とご一緒で来て総合的には良かったと思います。

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