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英語を学習するということ

 学習支援で得た知見を基に色々書き始めて39回目です。


 皆さんは 生まれてからずっと日本語を聞いて話してきたので 「国語」の学習には なじみみやすいと思います。
 じゃあ「英語」は?というと 最近の学校では小学校三年生くらいから教えているようですが 正直言って ふだんの生活では使わない分 わかりにくいと思います。

 「言葉」はその国なり その民族なりがたどってきた歴史に裏打ちされた 言い換えると同じ言葉を使う人々に共通した「文化」なんです。
 言ってみれば「英語」を習うということは 「日本語の文化」ではない「英語の文化」を習うという意味もあります。
 「英語」には 日本で生活していると気づかない 言い方や見方考え方の違いがあり 例えば日本語ではあんまり意識していない言葉を投げかける相手を 英語ではしっかり使い分けて言葉に出しています。
 また 発音も日本語にはない舌の使い方とか 口の中をいっぱいに使うなどの違いがあり ややこしいです。

 以前の英語教育では「読む・書く」が中心になるように組み立てられていました。そのため「言葉の使い方の約束事:文法といいます」とか「言葉の意味:単語」を知るところから始まっていました。
 そして 最近の英語教育は「話す:スピーキング」ことと「聞く:ヒアリング」ことを中心に展開しており 特に「会話の内容をくみ取りる:読解」に力を入れているようです。

 というように 皆さんを取り巻く様子を考えると たぶん以下のような方法をとるのも 一つの方法ではないかと思えます。

 昔から言われていることに「新しい言葉を覚えたければ 友達を作ろう」というのがあります。
 新しい友達なら 何を言っているのか知りたくなるし 言葉がわかり始めると交流が楽しくなる。だから言葉を覚えやすい ということなんですね。
 「そんなこと言ったって ちかくに英語をしゃべる人なんていない!」と思うでしょ? 
 でもね 音楽があります!
 英語の音楽をたくさん聞きましょう!
 そうして 意味がわからない言葉に出会ったら「英和辞典」で調べてみましょう。
 最近のスマホ環境には 音楽を聞きながら歌詞が出てくるソフトがたくさんあります。一度聞いてみることをお勧めします。
  
 大切なのは 「英語になれる」という点です。
 
  
保護者の皆さんへ
 最近の中学生はスマホを持っている事が多いようですが ほっておくとゲームにハマってしまうようです。
 でも インターネットは使い方によって とても有用な学習道具になります。
 ここでご紹介した「英語環境に慣れる」以外にもいろいろな使い道が考えられます。 
 できるだけ 多様な文化環境に触れるように意識づけをしてあげると 知識欲が育つでしょう。
 可能な範囲で 身近な学習環境を整えてあげると 効果が上がります。ご検討ください。

 
01 DEC.2021.ARAI