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「感情」の仕組み!上手くコントロールするには

感情にふり回されがちな方へ
これを読めば
感情が発生する仕組みが分かって
うまくコントロールできるようになるかも!

私が以前、趣味でDeep Leaningを作っていたとき
(人工知能の中でも深層学習)
感情が発生する仕組み
がなんとなく分かったのでシェアします。


ラッセルの感情円環モデル


有名な感情推定モデルとして
ラッセルの円環モデルという図があります。

感情を「覚醒度」「快度」によって分類したものです。

上の図は、こちらの論文から拝借させていただきました。

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【喜怒哀楽】の違いは心拍と脳波


ラッセルの円環モデル
をさらにシンプルにするとこんな感じです。
 
「覚醒度」は、脳波によって測ることが可能で
「快度」は、心拍数・自律神経で測ることが可能です。


そして、大事なのは
必ず真ん中「基準」があるということ。

あなたにとって、快でも不快でもなく
とくに何の感情も感じない「普通」
というポイントがあります。

この、あなたにとっての「普通」がなければ感情は発生しないようです

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【普通】は人によって違う


真ん中の基準となる点「普通」は人によって違います。
例え話を2つ

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★例えば①★
私は毎日、マットレスのふかふかのベットで寝てます。
私にとっては、マットレスが普通で、あたりまえの日常です。
薄い布団だと身体痛くて不快で
寝れなくってイライラしてきます。

もし
私が毎日、床に直で寝ていたとしたら
きっと薄い布団だったとしても
「あー、なんて気持ち良いんだ」と満足していたでしょう。


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★例えば②★
私は、ずっと日本に住んでいるので
店員さんから
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」
と言われることは、あたりまえで普通だと思ってました。
だから、海外に行ったとき
店員さんが挨拶も笑顔もなかったときは
イラっときて気分悪くなりました。笑

でも
海外の接客を見慣れた後に日本に帰ると・・
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」
と言われて
日本の接客は丁寧!最高!
って嬉しくなりました。


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【普通】がなくなれば感情も薄れる


「このくらいあたりまえだという普通」
「こうでなければいけない普通」
「相手に期待してる普通」
などが、真ん中の基準となる点になります。

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人を殺したらいけない

↑これってあたりまえだと思いますか?
戦国時代では、
たくさん人を殺した武将が英雄と呼ばれる時代でした。

殺人のニュースを見ると
不快な気持ちになる方がほとんどですが
もし、あなたが戦国時代だったとしたら
「すばらしい!ブラボー!」とか言ってたかもしれません。

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人に迷惑をかけたらいけない

↑これってあたりまえだと思いますか?
インドでは、
「人に迷惑をかけて生きているのだから
他人のことも許してあげなさい』と教えられるそうです。

日本では「人に迷惑をかけないこと」があたりまえで
インドでは「人に迷惑をかける前提で考える」ことがあたりまえです。

真ん中の基準「普通」は
時代背景や宗教観も大きく影響しています。

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「私はこうでなければ」という正義感が強すぎる人
「相手はこれくらいしてくれるだろう」という期待が多い人

真ん中の基準「普通」が多いので
その分、たくさん感情が発生します。

逆に
「どんな自分でも私は私」と枠にはめない人
「相手がしてくれてもしてくれなくてもどっちでも良い」と自立してる人
真ん中の基準「普通」が少ないので
その分、感情の発生は減少するでしょう。

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大事なのは【真ん中】を知ること


大事なことは、感情が発生したときに
「私は何に期待していたんだろう」
「私は何があたりまえになっていたんだろう」

と考えることです。

感情を押し殺すのではなく、俯瞰(ふかん)するのです。

これが癖づくと、自分のこと深く知れます!
そして、自分の在り方がはっきりしていきます。

自分の軸が強くなるので
ブレない、シンプルな生き方ができるようになります。

感情を押し殺すのではなく、俯瞰(ふかん)できるようになれば
「感情」を楽しみつつも
振り回されないという生き方
ができるようになるかと思います。


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