楽しい姿に勇気をもらう

この5年間で自分の仕事の仕方も随分と変わった。
思い返してみると、トレーナーの世界に足を踏み入れた時は何も出来ずに、仕事らしい仕事が出来ていなかった。留学などを経て様々な経験をして、更には仕事環境にも恵まれてからできる仕事は増えて、比較的若い時から忙しく仕事をさせてもらってきた。自分は経験を優先して自分の道を決めてきているので、とにかくこれでもかってくらい指導をする現場に居続けていたように思う。
その効果があらわれているかはわからないけど、今があるのはその当時の経験があるからだと思っている。
この仕事も選ばれる仕事で、誰でもこの道でやっていけるわけではない。なので、ストイックでタフである必要がある。それを持ち合わせていないと、この場にいられなくなる。きっとそんな世界なんじゃないかなと思う。
トレーナーの世界が少しづつ成熟をしてきてはいるが、全然まだまだな世界。ようやくその必要性が理解され始めたレベルに過ぎないから、今ギアをあげることがとても大切だと、結構勝負の時期だと思っている。

さて、そんなんで長野ではルイナコーチという新しいコーチが加わった。
どんなキャリアを積むかはわからないが、ただこの仕事が本当にあっていると思う。彼女の力を引き出しあげられるようにという気持ちで、今は自分自身も向き合っている。関東での仕事の仕方と長野での仕事の仕方は明らかに違う。スポーツの捉え方、求めるもの、情報量等、今こうして長野に向き合って仕事をしていると想像をしていよりも遥かに違いがあることに気づく。
ルイナコーチは日々新しい経験をしているが、日に日に表情が良くなっているような気がする。とにかくもっともっととストイックに追求をしているようだ。
この業界を引っ張っていくには、こういうバイタリティーが必要不可欠なんだなと、改めて感じるところ。

楽しそうに仕事をする姿にとても勇気をもらっている。
落ち着くな、もっともっとかっこいい仕事をするんだと、前をみて進みたい。
こんな世の中だからこそ。

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