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「はじめの一歩」イベントに込めた思い~その6

働き方やキャリアについて考える「はじめの一歩」イベント。
このイベントでは自由な仕事人から脱サラ「はじめの一歩」をお聞きします。2/14から4/8までの5日間、オンラインにて開催。

今日はDay4(3/26)にご登場の講師、須原伸太郎さんのご紹介です。
「須原さん」と呼ぶのが、まったくもってしっくりきません。
なぜかと言えば、彼は私の職場だった会計専門学校の後輩講師だからです。
その須原さん、ほんの最近、自らの会社を上場させました。

■会計士にして株式企業を果たす

公認会計士であっても経営者という人間はたくさんいます。
勤務を辞めて独立開業すればその瞬間、経営者になれます。ただ、その会社を成長させて上場まで果たすというのは極めてめずらしい。須原さんは若くしてそれを実現させました。

若き彼は会計士試験の合格と同時に専門学校からスカウトされて講師になりました。そのとき直属の上司だったのが私です。入社前にいちど面接的に話し、人事担当者に「彼、ぜったい採っておいて」と伝えたことは覚えています。

一緒に働き初めてから間もなく、彼のあだ名は「ヌケ作」となりました。よくいえば愛嬌がある、悪くいえばどこかヌケているのです。

専門学校で講師を勤めた後、ヌケ作は大手会計事務所勤務、そして広告代理店へと転職し、のちに自らエスネットワークスという会社を設立し経営者となります。その会社が昨年末に上場を果たしました。

現在は経営者を退いて大株主の立場になった彼、いまはいくつかの会社のCFOや社外取締役をつとめています。そんな大人物、億万長者になった人間をつかまえて「ヌケ作」と呼ぶのはさすがに失礼というもの。そこでこれからは敬意を込めて「ヌケ億」と呼ぶことにします。

■転機は「専門学校の講師」

大学卒業後の彼は、公認会計士としては異例のキャリアを歩んでいます。

会計専門学校講師→大手会計事務所→広告代理店→会社設立

どこが一番の”転機”だったのか、本人に訊いてみました。
私は「広告代理店」だと予想しましたが、本人によれば「専門学校講師」だそうです。この回答は少々意外でした。なんでもそこで「主流を歩まない勇気」を手に入れたそうです。そのあたり、「はじめの一歩」トークとしてぜひ当日訊いてみましょう。

私が講師をしていた間、同じ科目の後輩講師からもうひとり上場企業社長が出ています。よく考えればすごい確率です。そのほかにも各界でキラ星のごとく活躍する人間多数。マッキンゼーやボストンコンサルティングにもまったく引けを取りません。きっと私がすごいのでしょう。これから「ヴェロッキオ田中」を名乗ろうと思います。

冗談はさておき、あの当時のわが職場にはそんな人間を輩出する勢いがありました。大物を輩出する=知的資本を花咲かせる職場、時間が許せばそれについても触れます。

■資格について考える

今回のイベントでもっとも須原さんと話したいテーマは「資格」について。
自らのキャリアを考えて難関国家資格、各種資格に挑戦する人はたくさんいらっしゃいます。そんな皆さんの多くは「合格=幸せ、不合格=不幸せ」と思っています。

それは必ずしも正しくありません。資格合格が故に仕事の選択肢が狭まってしまう人がいます。一方、不合格でも人生が豊かになる人がいます。

「資格に合格すれば幸せ」というのは「難関大学に合格すれば幸せ」と同じく誤解です。

では「資格をキャリアに活かす」ためにはどんな思考法と行動が必要なのか。これについては人それぞれの意見があると思いますが、今回のイベントでは私と須原さんが「私はこう思う」的にお話しします。

いまや上場企業となったエスネットワークス。
会計士でありながら経営者として会社を成長させた秘訣。そして経営者から見た最近の資格保有者の強みや弱み。これを彼に訊いてみたいと思います。

資格を「はじめの一歩」として強力な武器にし、仕事と人生を豊かにするためのヒントを参加者の皆さまに提供できれば幸いです。

須原伸太郎さんの会は、3/26(月)19:00~21:00です。

須原さんの詳しいプロフィール、イベント詳細・お申し込みはpeatixからどうぞ。

<イベント概要>

●場所:オンライン配信(アーカイブ配信有)

●日時:2/14(水)、2/26(月)、3/11(月)、3/26(火)、4/8(月) いずれも19:00~21:00

●出演:
 2/14(水)仲山 進也「自由なサラリーマンになる秘訣」
 2/26(月)黒田 剛「不況の出版界でも仕事をつくる秘訣」
 3/11(月)板谷 和代「会社員からワクワク独立する秘訣」
 3/26(火)須原 伸太郎「会計士が会社を上場させる秘訣」
 4/8(月)井戸 美枝「フリーランス成功の秘訣とまとめ」
インタビュアー:田中 靖浩(作家・会計士・フリーランス塾塾長)

●参加料:
全日程5Days チケット 20,000円(消費税込・すべての会をアーカイブ視聴可能)
各回単独チケット 5,000円(消費税込・申込み会をアーカイブ視聴可能)

●配信方法&アーカイブ:・5回のセミナーは毎回Zoomにてリアルタイム配信を行います。
・ZoomURLは「配信日1週間前」にメールアドレス宛にお送りしますのでご確認ください。
・購入した会について、アーカイブ録画を「4月末日まで」視聴可能です。アーカイブ視聴用アドレスは開催日の2日後までにメールアドレス宛お送りします。

出演:
第1回<2/14>
仲山進也(なかやま・しんや) 仲山考材株式会社 代表取締役/楽天グループ株式会社 楽天大学学長
シャープ株式会社を経て創業期(社員20 名)の楽天に入社。「楽天大学」を設立し、出店者コミュニティの醸成を手がける。 楽天で唯一のフェロー風正社員(兼業・勤怠自由)となり、仲山考材を設立、考える材料を提供する。 「子どもが憧れる、夢中で仕事する大人」を増やすことがミッション。「仕事を遊ぼう」がモットー。著書に「「組織のネコ」という働き方」翔泳社、「組織にいながら、自由に働く」(日本能率協会マネジメントセンター)他

第2回<2/26>
黒田剛(くろだ・ごう) 株式会社QUESTO代表 書籍PR
1975年、千葉県で「黒田書店」を営む両親のもとに生まれる。芳林堂書店外商部を経て、2007年より講談社にてPRを担当する。2017年に独立し、PR会社「株式会社QUESTO」を設立。講談社の『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』(黒川伊保子)は、シリーズ50万部を超えるヒットを記録。『いつでも君のそばにいる』(リト@葉っぱ切り絵)をはじめとする葉っぱ切り絵シリーズは25万部を突破。『続 窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子)は、発売2ヵ月で50万部突破。その他、集英社、KADOKAWA、マガジンハウス、光文社など、多くの出版社にてPRを担当

第3回<3/11>
板谷和代(いたや・かずよ) 株式会社タンタビーバ 共同創業者・元気の種まき担当
20歳新卒でJALに入社。迷ったら楽しそうな方を選択するお気楽OLが、46歳でウィーン営業支店長に。4年間の単身赴任後は、人財育成の責任者として経営破たんで心が折れた社員が前向きになる研修を企画。定年が見えてきた56歳で、さらなる自由を求めて友人の起業に便乗(気分は独立)。出会った人の笑顔の役に立ちたい!と、あちこちで立ち話=講師・教員をしている65歳。

第4回<3/26>
須原伸太郎(すはら・しんたろう) (株)エスネットワークス・グループファウンダー/(株)ファイントゥデイ取締役副社長CFO/(株)ヴィレッジヴァンガード社外取締役/(株)USEN-NEXT-HOLDINGS社外監査役
TAC公認会計士講座講師を経て、監査法人トーマツに入社。IPOコンサルティングに従事したのち、広告代理店マッキャンエリクソンに転じて広告営業&マーケティングに従事。退職後(1999年)、仲間数名でエスネットワークスを起業。経営者の支援と輩出をビジョンに掲げ、社長の支援と経営人材の育成のために企業内にコンサルタントを擬似社員的に常駐させるモデルで成長し、昨年東証グロース市場に上場。著書に「CFO経営」(共著、幻冬舎)。

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