認定NPO法人 CPAO(しーぱお)

子育ちを社会化するため「まずは、ごはん!」を中心に、子どもたちの生活に一歩踏み込んだ、…

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子育ちを社会化するため「まずは、ごはん!」を中心に、子どもたちの生活に一歩踏み込んだ、暮らしの延長のサポートを展開しています。

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    活動のなかで、子どもがつぶやいたり語りかけてくれた言葉や、「これぐらいでいいだろう、仕方ないだろう」というおとな・社会の都合でかき消されていく声なき声を紹介することで、今を生きる子どもの現状をお伝えし、おとなも自分の子ども時代を思い出したり、また言えないことばかりが募る活動の一端もご紹介できるような連載にしていきたいと思います。

最近の記事

制度もなにもなく抜け落ちる子たちに向けた「若者のためのシェアハウス」 | CPAO通信 No.08

2022年4月15日発行 CPAO通信 [Child Poverty Action Osaka Journal] No. 08 コロナ禍でさらに追い詰められる10代のために何ができるか? 【活動報告】2021定期総会 特別講演対談:ライター・佐々木チワワさん、徳丸ゆき子(CPAO代表) ■プロフィール 佐々木チワワさん ライター、2000年生まれ。慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)在学中。 10代のころから歌舞伎町に出入りし、フィールドワークと自身のアクションリサ

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    • 10代向けSOSカードを置いてもらう活動を始めました | CPAO通信 No.07

      2022年03月20日発行 CPAO通信 [Child Poverty Action Osaka Journal] No. 07 《子ども・若者アウトリーチ&サポート プロジェクト》第7回レポート12月に起こった歌舞伎町での暴行事件で《子ども・若者アウトリーチ&サポート プロジェクト》に関わってくださった方が亡くなられ、事件報道後に補導や取締りが強まり、次々と若者が逮捕され、繁華街の子ども・若者の様子がよりセンセーショナルに報道されるようになりました。 年明けからのアウト

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      • 子どもたちの受け入れ先がない、社会的養護の課題 | CPAO通信 No.06

        2022年02月18日発行 CPAO通信 [Child Poverty Action Osaka Journal] No. 06 前回のメルマガを受けて、今回は「社会的養護」をテーマにCPAO代表の徳丸と、CPAOの支援者でファミリーホームで働いておられた山本さん(仮名)から、子どもたちが一時保護されたその先の社会的養護の現場で、どんな問題が起こっているのかお聞きしました。 社会的養護の現場が抱える課題と、CPAOが子どもたちのサポートする中で発生する課題とが地続きだと感じ

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        • 12月の路上で過ごす若者3人へのヒアリング | CPAO通信 No.05

          2022年01月21日発行 CPAO通信 [Child Poverty Action Osaka Journal] No. 05 今号では、「12月の路上で過ごす若者3人へのヒアリング」と題し、大阪のグリ下にいる子どもたちに行ったヒアリング内容をお伝えします。 赤裸々な内容ではありますが、次に私たちが何を行うべきか、子どもたちからニーズを学ぶ機会ともなりました。 ニーズの実現に向け動いていきたいと思いますが、これらの活動は非常に多くのリソースが必要とされるプロジェクトです。

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          3人の家出を繰り返す子どもたちと、子どもたちの声 | CPAO通信 No.04

          2021年12月31日発行 CPAO通信 [Child Poverty Action Osaka Journal] No. 04 今回のCPAO通信では、3人の家出を繰り返す子どもたちと、そのうちの一人を隣る人工房の稲塚由美子さんにサポートいただいた際のお話しを、対談形式でお届けします。 この年末年始も、各地を周りサポート活動を行ってきます。 引き続きフットワーク軽く、よりしんどい状況に置かれている子どもたちのため、尽力して参ります。 今後とも、CPAOの活動にご賛同いた

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          派遣の警備員、ホストの若者、見守る大人…それぞれの立場からの声 | CPAO通信 No.03

          2021年12月15日発行 CPAO通信 [Child Poverty Action Osaka Journal] No. 03 CPAOが現在サポートするコロナ禍の子どもたちを取り巻く状況をお伝えしたいと、月1回のメルマガ「CPAO通信」を再開しました。 noteではバックナンバーを掲載していきます。 今回は、ドキュメンタリー映画「隣る人」を制作した「隣る人工房」の刀川和也さんと稲塚由美子さんが活動にご同行くださり、その様子を記録しています。 子どもや若者らを取り巻くひ

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          スープキッチン@歌舞伎町/10代向け炊き出しのご報告 | CPAO通信 No.02

          2021年11月19日発行 CPAO通信 [Child Poverty Action Osaka Journal] No. 02 CPAOが現在サポートするコロナ禍の子どもたちを取り巻く状況をお伝えしたいと、月1回のメルマガ「CPAO通信」を再開しました。 noteではバックナンバーを掲載していきます。 今回は、10月に行った歌舞伎町での炊き出しのご報告と、ルポライター・杉山春さんとCPAO徳丸との対談を掲載しました。 これからも子どもたちの笑顔のために、しんどい状況に

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          この夏、《中高生の家出・非行》を追って見えてきたもの | CPAO通信 No.01

          2021年10月11日発行 CPAO通信 [Child Poverty Action Osaka Journal] No. 01 CPAOが現在サポートするコロナ禍の子どもたちを取り巻く状況をお伝えしたいと、月1回のメルマガ「CPAO通信」を再開しました。 noteではバックナンバーを掲載していきます。 コロナ禍を受け日々厳しくなる現状について現場の声をお伝えし、少しでも何か感じ取っていただければ幸いです。 子ども・若者アウトリーチ&サポート 新プロジェクト 第1回 レ

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          small voice#2 ~ 社会を変えるためにも子どもの声を聞く~

          「お母さん、おなか、いたたやから、とくまるさん来て」 夜10時すぎ、4歳の女の子から電話がありました。 子ども時代に受けた親からの虐待のせいで、ひどいトラウマやフラッシュバックを抱えているシングルマザーとその子は暮らしていました。生活相談を受けたのちも何度か一緒にごはんを食べたり、「いつでも連絡してね」と毎回親子に伝えていました。

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          CPAOスタッフ日々精進 最終回     ~「里山のめぐみ」~

          八杉 祐介 11月28日(木)、今回は、雨が降っており、またCPAO畑も端境期という事で、和歌山県橋本市にある古民家「はしもとベース」のリノベーション作業でした。 このnoteでも書かせていただいたように、はしもとベースは第2期工事に移っています。 今回は二階の部屋の壁の表面を漆喰を塗れるように土壁をまずけずる作業で、一度壁を水でぬらしてヘラで削っていくのですが、一緒に来ていたシングルマザーのお母さんが気持ちよさそうに削っていきます。 簡単なように感じますが、これが意

          CPAOスタッフ日々精進 最終回     ~「里山のめぐみ」~

          CPAOスタッフ日々精進⑪      ~やさいづくり~

          八杉 祐介 CPAOの支部がある和歌山県橋本市には、はしもとベースから車で10分走ったところにCPAOの畑があります。 子どもたちと週末に日帰りやお泊りをしながら、野菜作りをしています。また畑は、毎週木曜日、学校に行ってない子どもたちやお母さん方の居場所にもなっています。 地元の方に教わりながら、子どもたちとたい肥をつくり、土を耕すところから収穫までしている畑で、採れたお野菜はすぐ調理して食べたり、本拠地、大阪市生野区の活動で子どもたちに食べてもらったり、CPA

          CPAOスタッフ日々精進⑪      ~やさいづくり~

          CPAOスタッフの日々精進⑩     ~活動報告会&ごはん会のお知らせ~

          八杉 祐介 11月29日(金)にCPAOの活動報告会&ごはん会を開催いたします。 これから毎月、活動当初行っていました勉強会を復活させたいと思います。オープンなものクローズドなものおり混ぜ、開催予定です。 第一回目は、活動報告と今後の活動展開について、また参加者のみなさまに今後の勉強会の内容について考えるワークショップも行う予定です。 子どもの貧困対策推進法も新たな大綱が出されようとしています。ぜひみなさま、共に学び、考え、行動していきましょう。 また終了後は、C

          CPAOスタッフの日々精進⑩     ~活動報告会&ごはん会のお知らせ~

          CPAOスタッフの日々精進⑨     ~「柿のコンフィチュール」~

          八杉 祐介 CPAOの支部である和歌山県橋本市にある「はしもとベース」には、週に1,2回、畑作業やリノベーション、お泊り会などで訪れる機会があります。 作業の合間に、コンフィチュールを作るための柿を採りに行ってみると、柿の生産日本一の橋本、さすがたくさんの柿がなっていました。 すぐに、もっていったかごの中はパンパンになるほどです。前回食べた時は完熟のやわらかい柿でとても上品な甘さの柿でしたが、今回はコンフィチュールにするためにも、そこまで柔らかくないものを選んできました

          CPAOスタッフの日々精進⑨     ~「柿のコンフィチュール」~

          small voice 1 ~子どもはだれのもの?~

          「どうしよっかなー、うーん……。」連日、たくさん遊んだ何日目かのお泊り会の夜、ごはんを食べ、ほかの子がうるさいぐらいにぎやかに、寝る時間まで自由に過ごしているとなりの部屋でひとり、小さい声でつぶやく小学校低学年の子がいました。

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          small voice 1 ~子どもはだれのもの?~

          CPAOスタッフの日々精進⑧     ~「子どもたちとメニュー開発しました!」~

          八杉 祐介 10月26日(土)に和歌山県の橋本にある支部「はしもとベース」で子どもたちと一緒に、カボチャのコンフィチュールの試食会をしました。 今回は、子どもたちと一緒にカボチャのコンフィチュールを使い、パンケーキや食パンにぬったりまいたりして、食べてみました。 子どもたちは、自分の食べたい大きさに焼いたり、形を変えたりと工夫しながら焼いています! それでは、みんなで「いただきまーす!」 カボチャと言えば、煮物??の味を思い浮かべてしまい、はじめての味におどろいていま

          CPAOスタッフの日々精進⑧     ~「子どもたちとメニュー開発しました!」~

          CPAOスタッフの日々精進⑦     ~「はしもとベース第2期工事費寄付のお願い」~

          八杉 祐介 先週お伝えしたカボチャペーストのリターンですが、こちらに寄付していただくと和歌山にあるCPAOの支部「はしもとベース」の第2期工事費になります! 現在CPAOでは、親丸ごと「子育ちをサポート」できる環境を、2020年を目指しつくっていきたいと、関わる子どもたちや保護者、ボランティアの方々と共に「はしもとベース」のリノベーション作業を続けています。 現在、子どもの貧困対策として子ども食堂が全国に拡がっています。しかし絆創膏的支援だけでは問題は解決しません。民間

          CPAOスタッフの日々精進⑦     ~「はしもとベース第2期工事費寄付のお願い」~