NTTフレッツ網IPv6を利用して爆速なリモートデスクトップを!
離れたWindows-PCにリモート操作するとき、リモートデスクトップなどのリモートソフトを使いますが、
PPPoEのIPv4アドレスで接続する従来の方式ですと夜間は遅くて使い物にならずイライラしることがありますね。
ただしNTT回線限定です。
離れた拠点にあるWindowsパソコンやWindowsServer、あるいは、Webベースの社内システムなどにアクセスすることってありますよね。
これが夕方くらいから、動きがおかしくなり、夜間なんてげきおそ、仕事にならなくなります。
じゃあ、IPoE V6プラスなどにすると速くなるよ、とよく話を聞きますが、
私は単にこれまではIPoEの利用者が少なくて空いていただけだと思っています。
最近ではIPoEでも遅いことが多くなっています。
また、PPPoEにしなければならない事情があります。
VPNやサーバを公開しているのでポート解放をしなければならなかったり、
ルータによってはIPoEの場合は機能が制限されることが多いためです。
もちろんインターネットへのアクセスはIPoEなりPPPoEなりのどちらかの接続が必要なのですが、
単に特定のパソコンやサーバをリモート操作するならインターネットまで出ていかなくてもいいんじゃねーって考えたんです。
まずこの機能を使えるのはNTTフレッツ光契約者に限ったお話しです。
その点注意してくださいね。
NTT回線を契約している人はフレッツ網内だけで通信することができます。
それがめちゃくちゃ速いんです。これを使ったあとでは、今まで通りのインターネット経由でのリモート操作には戻れません。
ONU(光終端装置)というのがあります。
この先にはすぐにインターネットだと思われていると思いますが、実はまだフレッツというネットワーク空間があります。
このフレッツ網がGatewayという装置を通りインターネットへと接続されています。
このフレッツ網内はすべてIPv6アドレスで通信しています。
IPv6通信をするためにはV6オプションが必要ですが、契約者はもれなく付いてきます。
そしてこのフレッツ網であれば、プロバイダ契約無しで通信ができます。
NTTフレッツ光を利用している者同士であれば、みんなフレッツ網の中にいるので、
IPv6アドレスで通信ができるというわけです。
プロバイダの契約が必要なのは、インターネットへアクセスしたい人だけです。
といっても、ほぼすべての人がインターネットを利用したいし、利用しますよね。
フレッツ網内だけですので、世界中のインターネットサイト、GoogleやYahooなどにはアクセスできません。
インターネットに出ていかず、フレッツ網だけで通信ができるということになります。
それでは困る、もちろんです。
ここで私の会社の環境、
ONU(光回線の終端装置)やルーター周りについてご説明します。
ひかり電話を利用しているので、ホームゲートウェイがありますが、
この中にはプロバイダ情報を入れておりません。よく言うブリッジモードというものです。
そのため、ルーターを別途用意しています。
プロバイダはIPv4 PPPoE で契約しています。
またNTT回線を引くときに、ひかり電話を使うのでホームゲートウェイは必須なのですが、ONUを外付けにしました。
こうすると色々なテストができるためですが、分けなくても大丈夫です。
ホームゲートウェイにはLANポートが4つ付いていますので、そのひとつLANポートとルータ(SynologyRT6600ax)を繋いでいます。
SynologyRT6600axがメインのルータです。
もうひとつ、ホームゲートウェイのLANポートからHUBに接続しています。
パソコンはすべてWifiで、サーバは有線で接続しています。
このままの構成ですと、パソコンやサーバはIPv4アドレスだけを持つことになります。
そこでパソコンにUSB-LANアダプタ、あるいはデスクトップでPCIスロットがあるものでしたらネットワークカードを増設して
ホームゲートウェイのLANポート経由のHUBと接続します。
そうすると、そのパソコンは、IPv4アドレスとIPv6アドレスの2つを持つことができます。
この状態であれば、フレッツ網内の遠隔地にあるサーバやパソコンにIPv6アドレスで接続でき
かつインターネットへも接続できます。
接続先がhttpやhttpsなどで待っていればIPv6アドレスによるブラウザでの接続をすることもできます。
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