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センターポールのアスリートとの出会い⑦ まくらぼとの出会い編

今回は”まくらぼ”さんとの出会いを書きます。
お話は前回からの続きです。

前回のお話

マイナースポーツ選手の支援をしたい!という志で起業し、様々な種目のスポーツ選手を支援させてもらいました。(今、振り返るとサポートという程のサポートが充分に出来ていなかった選手もいたので申し訳ないです。)


パラアスリート(誤解が無いように補足説明:ここでは話を伝わり易く”パラアスリート”書いていますが、区別はありません。皆さんアスリートです。)は堀江さん含めて、当初は三澤拓選手というパラアルペンスキー界を牽引する選手二人と関わらせてもらっていました。

堀江さんは「ちょっくらアメリカにホッケーの修行に行ってきます」と、一人で遠征へ。
アクティブな人だ。

突然の電話

ある日、事務所で仕事をしていると登録していない電話番号から着信がきました。市外局番からすると同じ町田エリアのようです。
電話に出ると
「まくらぼの齊藤と申します。以前店舗に来てくださった田中代表ですか?」
約半年くらい前に飛び込みで訪問した際に訪れたオーダーメイドの寝具を提供する会社の代表からの電話でした。
確かに、訪問した記憶がありました。いきなり訪問しその場にたまたま居合わせた齊藤社長と名刺交換。結構怪しがられたような記憶が。。。

電話の内容は「スポーツ選手のサポートについて教えて貰いたいのでお時間いただけますか」との事でした。
「今からでも行けます!」お伝えし、後日時間を設けてくださることとなったのです。
まさか、飛び込み訪問で連絡をいただけるとは思ってもみませんでした。

”睡眠で日本を朝から元気に”

町田の店舗に訪問。
確かに半年前に名刺交換させていただいた齊藤社長が目の前にいました。
齊藤社長の会社では”まくらぼ”というブランドでオーダーメイドの枕と、高反発で通気性の高いマットレスを展開しています。

スポーツと睡眠はとても深い関りがあるのは、私もスキーをしていた時から知ってはいましたが、枕やポータブルのマットレスは高価で興味がありましたが手が届かない存在だったのです。
齊藤社長の睡眠の話は勉強になる話ばかりでした。
睡眠のメカニズム、睡眠が人体にもたらす影響、睡眠はコントロールできるテクニックだという事も丁寧に教えてくれました。
そして何より、”睡眠で日本を朝から元気に”という想いを熱く語ってくれました。

その齊藤社長が私に連絡をしてくれた理由というのが、
「うちの会社でもスポーツ選手を睡眠で何かサポートできることはありませんか」
とのことでした。

サポートするならパラアスリート

齊藤社長から願ってもいない申し出を受けて、嬉しさよりも驚きの方が勝っていました。
それと同時に、当時サポートさせてもらっていた選手たちの顔が頭に浮かびました。
どの選手にとっても、スポーツ用マットレスとオーダー枕は必要でありステータスなのです。

しかし、私の提案は「パラアスリートのサポートをしてください!!!」でした。

他のアスリートも実績が申し分ない沢山の選手がいたのですが、齊藤社長のお話を聞いてパラアスリートこそ、高機能な寝具が必要だと思ったからです。
実はパラアスリートと関わらせてもらうようになってから調べていくと、脊髄損傷等で体の感覚を失うと寝ている際に”褥瘡(じょくそう)”という床ずれのような症状で、悪くなってしまうと細胞が死んでいってしまうトラブルとリスクがあることを知ったのです。

つまり、耐圧分散が出来て寝返りがしやすい寝具がパラアスリートには特に必要なのです。
まくらぼの枕は寝返りがし易いように体に合わせてオーダーメイドで、マットレスはで耐圧分散、高反発。
きっと選手にも喜んでもらえると思いました。

齊藤社長もまさかパラアスリートの提案をされるとは思っていなかったのか、初めは意外な反応でしたが、私の話を真剣に聞いてくださってパラアスリートのサポートをしていただける事となったのです。

世界で一つだけのオーダーメイド

今ではセンターポールアスリートだけではなく、多くのパラアスリートやJリーグの選手、プロ野球、ゴルファー、日本のミスワールドの皆さんも、まくらぼの商品を使っています。
勿論、社会人や睡眠に悩みを持つ沢山の人がまくらぼのサポートで、良い睡眠を取れるようになったのではないでしょうか。

私は今世の中に出回っている、寝具を全て試したわけではないですが、
”まくらぼが世界一の枕とマットレス”だと思っています。

それは、商品機能だけではなく、カスタマー一人一人の睡眠の悩みに丁寧にヒアリングを行って一緒に解決策を出してくれるホスピタリティの高さ。物づくりに対する情熱。
そして何より、いつでも相談にできる安心感を与えてくれるからだと思います。(ちなみに、まくらぼの枕は一度作ると永久メンテナンス無料です)
私は大切な人のプレゼントにはお花では無く、まくらぼさんの枕をプレゼントしています。

今考えると、飛び込み営業から始まった出会いが、こんなにも縁が深くなるとは思いもしませんでした。(眠りも深くなりました。)
しかし、それは損得勘定では無く、心からアスリートを応援したいというまくらぼさんの熱い想いがあったからこそ、今もご一緒出来ているのだと思います。

私たちセンターポールが世界大会で優勝してまくらぼさんと一緒に世界一を共有したいのです。

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写真は齊藤社長とリオパラリンピックに行った際の写真。楽しい旅でした。

つづく