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【#156】パクパク、ニコニコ

パクパク

 9/30(土)から10/3(火)まで、3泊4日でS先生ご夫妻が来てくださり、礼拝をご一緒に捧げ、ゆっくりと主にあるお交わりの時を持つことができました。月曜日(10/2)は美幌峠、屈斜路湖、硫黄山、摩周湖(TOP画像)というお決まりのコース(+α)にお連れしました。S先生は相変わらず、よく食べること食べること。美味しそうに、ニコニコしながら、多くの量を食べておられました。

▲ 美幌峠から眺める屈斜路湖(2023年10月2日)

 日曜日は礼拝メッセージの務めをしてくださったということもあり、晩御飯にトリトンのお持ち帰り1人前にいろいろプラスしたものを妻が用意しておりました。私はそれを見て「多分、足りないと思うよ。朝食に出した、手のついていないパンも横に並べていたら・・・」と言うと、妻は「お寿司にパンって・・・」と言いつつ、食卓ではなくS先生が座る席の横にパンのカゴを置いていました。すると温泉から帰ってきたS先生、「パンもあるのが嬉しい」とパクパクと喜んで食べておられました。どうりで大きくなるはずです。

▲ こんなにマイクを上の方に設定したことはありません(2023年10月1日)

ニコニコ

 S先生は2年前の秋に、体も心も引きちぎられるような経験をなさっています。体中の水分が涙となったことでしょう。愛するがゆえの愛(かな)しみです。かかってくる電話、送られてくるLINEに、私は返す言葉を失いました。ただただ、S先生の何十分の一、何百分の一ぐらいだと思いますが、悲しみを共にさせていただきました。

▲ 私にはシナイ山のように見える硫黄山。シナイ山に行ったことはないのですが。(2023年10月2日)

 そんなS先生がパクパクと食べられ、ニコニコと話される様子を目の当たりにして、伝道者の書3章を思い出しました。

「泣くのに時があり、ほほえむのに時がある。嘆くのに時があり、踊るのに時がある。・・・ 神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない」

伝道者の書3章4節、11節

 人のすることは美しくないことがたくさんあります。また人の目には美しくないことも多くあります。もう笑えないのではないかと思うようなところも通るでしょう。嘆きの深さに沈殿してしまうこともあります。しかし今は美しく見えないことがらの中にも、そこにこそ神は美しさ、麗しさを造り出してくださるお方です。

▲ 屈斜路湖の砂湯(2023年10月2日)

 少し雲の多い日でしたが、摩周湖を眺めている間に暖かい夕方の陽が差してきました。どこまでも広がる秋の爽やかで清々しさの中で、ニコニコとしているS先生ご夫妻を見つめながら、神が造られるものは美しいなあと思ったことでした。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

▲ 晴れてきた夕方の摩周湖(2023年10月2日)

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