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【#189】滑らないように

足跡

 少し前のことですが(12/15)、郵便で出すものがあったので、近くの郵便局まで行ってきました。いつもは車でサッと行ってくるのですが、デスクワークが続き、どうも体が固くなっているように感じたので、往復で2kmほどですから散歩がてらに歩いて行きました。ただ、この日、私は何を出しに郵便局に行ったのかを思い出せないのです・・・。頭の固さも進んでいるようです。

 途中、無加川に掛かる橋を渡りながら、川を眺めていると普段は枝流のようになって水の流れているところが凍り、その上に雪が積もっていました。流れの緩やかなところから凍り始めるようですね。「12月中にはこの川(本流)の水も凍ってしまうかなあ」と思って眺めていたところ、雪が積もっている部分に足跡を発見しました。

▲ 教会のすぐ近くを流れる無加川に残る足跡(2023年12月15日)

 もちろん、熊ではありません。キツネです。川岸などにキツネの寝床があるようで、歩いているところをよく目にします。そして時々、ガレージの中に停めている車の上にも足跡が残っています。特に12月8日(金)の朝は、漫画のように車のいたる所に足跡が付いていました。前日、神学生を紋別に連れて行くのに往復したので、車の温かさがしばらく残っていたのでしょう、冷え込みの厳しい夜、キツネ(たち)は暖を取っていたのかもしれません。

滑らないように

 無加川橋の横には、滑り止め材が設置されています。小さな砂利が袋に入っていて、道路が凍って車が滑って動かなくなった時に、撒くためのものです。交差点などによく設置されています。そしてもしかしたら、私のように散歩している方がアイスバーン状態を発見して、「これは危ない」と思った人が自由に砂利を撒けるように置かれているのかもしれません。

▲ 無加川橋に設置されている滑り止め材(2023年12月15日)

 朝早く車を運転して、「今日は凍ってそうだなあ」と思う日、市内の主要な交差点では既に砂利が撒かれています。管轄官庁がそのようにしているのだと思うのですが、見えないところで知らない時間に、滑って事故が起こらないようにしてくれている方々がいるというのは、ありがたいことです。

▲ クリスマス礼拝の日の玄関(2023年12月17日)

 12月17日のクリスマス礼拝の始まる前に、Cさんが教会に来る方々が滑らないようにと玄関前の雪を除けてくれていました。礼拝中、北見の眩しい光に照らされて、玄関屋根の雪が溶け、玄関前に滴り落ち、それが凍ってスケート状態でした。するとCさんが「除雪剤はありますか?」と尋ねられるので、「砂利ならあります」とこの日は砂利を撒きました。するとCさんは後日、わざわざホームセンターに行って融雪剤を買って届けてくれたのです。

▲ Cさんが教会用に買ってきてくれた融雪剤

年の暮れに

 もうすぐ2023年も終わります。どんな足跡が残っているかなあと振り返ります。そして私が滑ってしまわないようにと、多くの方々のフォローがあったことを感謝します。また見えないところで、主なる神が私を、そして教会の皆さんを、また私が祈っている方々を、しっかりとその御手で握り続け、支えてくださったことを信じて感謝します。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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