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【#159】いろんな電話

強引なセールスの電話

 教会にはいろんな電話がかかってきます。ちょっとイラッとするのは、インターネット回線に関するセールスです。全ての業者がそうではありませんが、いかにも現在契約している会社のように装いながら話しをしてくる会社が多いですね。あちらも一方的に言葉を並べるので、私の方も一方的に「現在のままで構いませんので。はい、はーい、はーーーい。失礼します」と言って切ります。

 時々、気が乗った時は(?)相手になって、誘導尋問の矛盾を突く質問をします。すると相手の方が電話を切るので、お互いに後味が悪くなります。そこで最近は、相手にならないことにしています。

▲ 少しずつ色づく近くの公園の木々(2023年10月17日)

間違い電話

 間違い電話もあります。今まで一番多かったのは、近くのスーパーと勘違いされた電話です。いきなりいろんなことを話されるので、「どちらにおかけですか?」と尋ねると、「◯◯◯◯◯◯さんでは?」とスーパーの名前を言われます。何度もあるので調べてみると、市内局番(市外局番に続くもの)が同じで、下4桁(加入番号というようです)が教会は「0101」で、スーパーが「1010」でした。惜しい!

 さらに、映画館とも間違われました。上映の期日に関することをいろいろと話されておられました。こちらも調べてみると、下4桁の加入番号は同じでしたが、市内局番は「26」と「23」の一つ違いでした。こちらも惜しい!

 間違い電話の特徴としては、いきなりいろいろと話されるということですね。一応、電話を受け取った時は「はい、教会です」と名乗るのですが、恐らく急用だったりするので、あまり耳に入らず、また急いでいるために番号を押し間違ってしまうのでしょう。

 一方、もしかしたら教会にかけているはずの電話が、スーパーや映画館にかかっているということもあっただろうと思っています。そうであれば、ごめんなさい。ペコリ。

▲ 公園の木々の枯れ葉が、教会の方までけっこう舞っています。(2023年10月17日)

気品のあるお声

 少し前にかかってきた電話が、以下のような言葉で始まりました。「恐れ入りますが、のし(熨斗)の表書きについて教えていただきたいのです」と、とても気品のある女性のお声でした。「えーっと、どちらにおかけでしょうか?」と尋ねると、「え? ◯◯神社さんではありませんか?」という返答でした。「こちらはキリスト教会です」と優しく述べると、「ええっ・・・・大変、失礼いたしました」と、恐らく電話の向こうで頭を垂れながら言われているのだろうなあという声色でした。きっと電話帳に「神社・教会」という項目があり、受話器を持っている間に見間違えたのでしょう。

 教会には時にキリスト教葬儀のマナーについての問い合わせがあったりします。一方、神社には熨斗(のし)に関する問い合わせがあるんだなあと、思い知りました。携帯で登録した番号にかけること、インターネットでリンクを押せば電話がかかること、調べ物もインターネットでできることなどもあり、間違い電話も少なくなってきているでしょう。神社と間違われた面白さ、間違われても相手から気品やその人の人柄のようなようなものが伝わってきて、さわやかな思いになりました。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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