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【#145】保湿クリームの日に

忘れてしまっていました

 今日の午前中は結婚式の司式がありました。久し振りということもあったのか、色々と準備をしていたので、すっかりnoteの投稿を忘れて今になりました。ま、いろいろアクセクしていることもあるので、ちょっと抜けているぐらいで良いのかもしれないと自分に言い聞かせています。(午前中から何度も訪れてくださった皆さん、ごめんなさいね)

 さて、本当はヒマワリについて書こうかと思っていたのですが、まだ頭の中でまとまっていないので、今日の結婚式でお話したことを記します。

大切にする

 今日、結婚式場に行って、新郎と新婦の両方ともが、お父さんがおられないということが分かりました。昨晩準備した内容には、お父さんに関するものが含んでいたので、急遽、いろいろとその場で話す内容を変えるなどしました。

 先ほど聖書をお読みしましたが、結婚に関する聖書の教えは「愛し合う」ということです。「愛し合っているから結婚するのだから当たり前」と思われるかもしれません。確かに愛し合って結婚されるのですが、今日からはそうではなく、「結婚したからこそ、なお愛し合う」ということを決心してもらいたいのです。

 では、愛するとはどういうことでしょうか。聖書が最初に翻訳された時「神の愛」を「神のご大切」と訳したそうです。つまり愛するということは、大切にするということなのです。

潤す

 お二人が結婚する今日9月16日、調べてみますと「保湿クリームの日」なんだそうです。(ここで会場に笑いが)「ク(9)リーム(16)」という語呂合わせですね。「秋が近づくにつれ、そろそろ乾燥も気になってくる頃、夏の紫外線を浴びて疲れている肌を労わりつつ、しっかり保湿ケアをしていきたい」ということらしいです。

 私はお二人が保湿クリームの日に結婚式を挙げられたことに、大きな意味があるように思います。愛は相手のことを大切にするということですが、大切にすることで相手に潤いを与えるとも言えるでしょう。相手の心がカサカサになってしまわないように、相手のことを思いやり、相手の心を喜びで満たすということでしょう。

思い出していただきたい

 恐らく来年の今頃、結婚1周年を祝うでしょう。いつもお勧めしていますが、ぜひ1年目は、このホテルで食事をしていただきたいのです。(ここでも予定通り会場に笑いが起こります)決してホテルの方に宣伝を頼まれているわけではありません。牧師としてお勧めしています。(ここで大きな笑いになる時もありますが、今日はクスクスでした)もちろん食事も美味しいのです。しかし食事をすることだけが目的ではなく、今日というこの日を思い出していただきたいのです。

 9月16日、保湿クリームの日に結婚したということ、愛は相手を大切にするということ、相手に潤いを与えるということを思い出してもらいたいのです。ベールセレモニーで新郎のお母様が「いろいろあるでしょう。でもいろいろあるからこそ、受け入れ合って欲しい。軸をもって生きて欲しい」と言われたこと。新婦のお母様が「笑いの絶えない家庭を築いて欲しい」と言われたこと。「おじいちゃん、おばあちゃんになっても◯◯を大切にして守ります」と新郎が新婦と2人のお母様に話したことを、1年後も思い出してもらいたいのです。

 これから生涯でいちばん大切な約束の時である誓約をしていただきます。愛し合ったから結婚したのですが、結婚したからこそ命の日の続く限り愛し合っていくことを、神と人との前で誓ったことを思い出していただきたいのです。

 さあ、明日は主日礼拝です。私たちを大切だと言われ、内側を愛で満たし、潤し、忘れないと言われる主なる神を見上げながら、心からの礼拝を捧げます。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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