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【#53】ワクワクからハラハラのゴルフワゴン

ドキドキとツルツル

 2017年に教会の車を乗り換えたことを記しました(【#30】ちいろばのように)。20万km近くまで走ったカリーナ(1999年製、1500CC)から、大阪に引越して行かれた教会員の厚意によりゴルフワゴン(GT、2004年製、1800CC)に乗り換えました。同じ右ハンドルとは言え、私にとっては初めての外車。ドキドキしつつも、ワクワクしながらの運転でした。

▲ 2017年1月10日、納車の日。北見に来て1台目のカリーナと2台目のゴルフワゴン。

 以前のカリーナはFF(前輪駆動)で四駆ではないために、妻は何度かスケートリンクのようにツルツルになった道路の上で複数回転を決めていたようです。どこにもぶつからなかったことは、主の守りです。カリーナからゴルフワゴンに乗り換えた理由は多くありますが、試し乗りをした時に同じFFなのに「冬道でも安定している」ことが大きな決め手の1つになりました。

坂道に強き♪

 このゴルフワゴンに、2017年1月〜2021年3月まで乗り続けることになりました。カリーナに引き続き、広い北海道を縦横無尽に走ってくれました。冬道の安定感の他に良かった点は、シート(革製、ヒーター)の座り心地良さです。「ヨーロッパは椅子の文化だから」と言われた方もおられ、なるほどなあと思いました。長距離運転でも疲れにくいのです。ありがたいことです。

 また、坂道に強いのです。排気量が1800CCということもありますが、車を運転していてこんなに馬力を感じた車は初めてです。峠越えをする時など、聖歌「救い主イエスと」の2番の歌詞「坂道に強き御手をのべたもう♪」と思わず口ずさんでいました。「坂道、逆風、逆境にこそ真価が発揮される、信仰者の歩みもこうでありたいなあ」と思ったものです。

 長所の①安定感、②疲れにくい、③馬力の強さに対して、短所は①チョコチョコとした修理が必要、②夏場に室内のフロント部分がベタついていたこと(日本とヨーロッパの気候の違いでしょう)、③ハイオク車(車体が安かったので気にはなりませんでした)という3点ですね。それでも長所が短所を上回っていたので、気持ちよく乗っていました。

▲ 冬道の紋別への往復もゴルフワゴンで快適に(2019年1月16日)

ハラハラ

 しかし2020年末ぐらいから、どうにもならない現象が起き始めました。それは、何と「バックギアが入りにくい」(反応しにくい)ということです。「バックできない時がある」車を、私は当初とっても楽しんでいました。所属グループの標語も「Go Forward」だったので「前進あるのみ!」と、コンビニで駐車する時も、どうすればバックせずに済むかを考えながら運転をしていました。

 そのようにバックできないことを楽しんでいたのですが、だんだんハラハラするようになり、さらにイライラまでしてきました。当然です。何よりも車はバックできないと安全ではありませんし、整備不良になります。

▲ 女満別付近で(2019年6月25日)

 自分でもいろいろと調べ、車屋にも見てもらいましたが、オートマのトランスミッションの不具合を修理するには、他の新車が買えるような桁違いの修理代となるようです。そこで2021年3月、私たちが北見に来て3台目の車に乗り換えることになりました。そのことはまた、いずれの機会に記します。

 教訓。前進するばかりが本当の前進ではなく、より良い前進のためには、後退も必要ということ。

今日も主の恵みと慈しみが追いかけてくる1日でありますように。

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