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【#78】エイプリルドリーム

桜前線はどこに

 本州では桜が満開だと聞いています。桜前線の速度は赤ちゃんがハイハイするぐらいのスピードだそうです。さだまさしはその速度が1日20kmなので、1秒間に約23cmと計算して、「春というのは、女の人の足の大きさ程の速さで、しゃなりしゃなりと近づいてくるもの」と記していました(確か『本気で言いたいことがある』)。

 今週月曜日の朝(3月27日)、窓の外を見て驚きました。雪が積もっているではありませんか。天気予報で少し降るとは聞いていましたが、まさか雪化粧になるとは思いました。それでもお昼過ぎには解けていました。桜前線は、今どのあたりを歩いているのでしょうか。その内、北海道にもやってくることでしょうと、心待ちにしています。

▲ 教会の2階の窓から。午後には解けました、(2023年3月27日)

この日を思い出して

 今日の午前に、老舗ホテルへ結婚式の司式に行きます。S先生から遺言のように託された働きです。短いメッセージの中で、以下のようなことも語る予定です。

 今日、ここに集われた皆さんが思ったこと、おそらくそれは「今日は4月1日。エイプリルフール」ということでしょう。招待状を受け取った時に、「この結婚式は本当だろうか?」と思われた方もおられたかもしません。会場に集まりの皆さん、ご安心ください。ジョークでも嘘でもなく、正真正銘の結婚式です。
 
 2020年から4月1日に、新しく「エイプリルドリームの日」という記念日が加わったそうです。嘘を言うのではなく、夢を語るということ。そっちの方が良いですね。夢や希望を語り合う、そんな日にお二人は結婚するのです。

 そこでお勧めします。恐らく来年の今日、お二人は結婚1周年を祝うでしょう。是非1年目は、ここホテルKで食事をしてもらいたいのです。メモリアルディナーが無料になるそうです。美味しいと聞いています。

 決してホテルの方に頼まれてお勧めしているのではなく、牧師としてお勧めしています。食事をすることだけが目的ではなく、今日というこの日を思い出していただきたいのです。そう、 エイプリルドリームの日。せっかくこの日に結婚したのですから、結婚2年目に対するお互いの夢や希望を語り合っていただきたい。そしてお互いの夢や希望のために、自分はどんなサポートができるだろうかと考えてほしいのです。相手の夢や希望、喜びのためにサポートを惜しまない、それが愛です。

 またこんなに沢山の方々が集って祝福してくれたことを思い出していただきたいのです。そしてこれから誓約していただきますが、人生でいちばん大切な約束をしたことを思い出していただきたいのです。

 さあ、明日は棕櫚(しゅろ)の主日礼拝で、受難週の入っていきます。最も大切なことを私たちのためにしてくださった主イエスを見つめます。そして再来週は、桜前線よりも早くやってくるイースター(復活祭)です。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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