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二日酔い

朝二日酔いで目が覚めた。夜に飲んだワインは、私の頭を殴り、喉を締め付けた。ベッドの下から、缶ビールを取り出し、症状が悪くなる前にすぐに飲んだ。
コーヒーも、その日はまったく美味しくなかったが、必要なものだった。
朝食は、卵とトーストだった。卵はまだ半生だったが、それでも私は食べた。私は二日酔いを克服するために何でもするつもりだ。

私は午後になって、酒屋に行くことに決めた。彼らは私の友人であり、彼らが私に酒を売ってくれるのを知っている。しかし、私は遠回りしなければならなかった。それでも、私は酒を手に入れたかった。

私はペットボトルの中に、ウォッカを入れた。そして、ストローでゴクゴクと飲んだ。私は歩きながら飲み、歩きながら吸った。周りの人々は私を見て、私がどんな人物かを決め付けた。しかし、私はそれを気にしなかった。私はただ、今の私が必要だったのだ。

夜になるといくつかのバーに入り、人々と話をした。私は彼らに自分のことを話した。彼らは私を笑った。私はそれでも笑って、ウィスキーを飲んだ。彼らは私を見下ろした。彼らは私がダメな人間だと言った。私も同意した。私はダメだった。

酒により得たものもあるが、失ったもののほうがはるかに多い。
そんな今となってはどうしようもない感情を抱きながら
私はウィスキーをもう一杯頼んだ


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