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害草のホテイアオイをビジネスに。2023年に世界一と評されたカンボジア発日本人によるクラフトジン

こんばんは、クラフトビア子です。
ここ最近のクラフトジンが世界的に熱い!とリサーチしていたところ、胸熱なプロダクトを発見しました。今日はそのクラフトジンを生んだプロジェクトの話です。

▼おことわり
原則、自分で実際に飲んだプロダクトをフォーカスしたいと考えていますが、あまりにもわくわくしてしまったので、飲む前に記事を書いてしまいました。また飲んだら後日談を書きます。すみません。


バイオマスエネルギーで資源問題を解決したいという悲願



池に浮かんでいる藻、あれがエネルギーになることをご存じでしょうか。

産油国でない日本。自国のエネルギー資源がないために、歴史的に戦争へと突入したり、オイルショックで混乱したりしました。自国でエネルギー資源が採れたらどんなにいいだろう――。

池や沼に殖える厄介ものの藻類が、エネルギー渇望の悲願を実現できるかもしれない、と研究開発が進められています。

と、藻類バイオマスエネルギーの話をもっと展開したいところですが、ちょっと本筋からはずれるので詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

古紙リサイクル屋さんが見た、マリアナ海溝のエビの夢からすべては始まる



さて、今回フォーカスを当てたいクラフトジンは、もともとはバイオマスエタノールの製造ビジネスを夢見た古紙再生屋さんのプロジェクトから生まれました。

え?と思いますよね。

そう、藻類どころか、プロジェクトは紙から出発しているのです。

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