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話し上手はデザイン上手?デザイナーに必要なスキルとは

こんにちは!
デザイン×エンジニアリング×ディレクションをベースに「新しい価値観」を創造するクリエイティブ集団、crage(くらげ)株式会社グラフィックデザイナー、moi です。

今現在私はcrageでグラフィックデザイナーとして働いていますが、ここに至るまでに様々な職業を経験してきました。

それらの経験は全て自分にとって大切で素晴らしいものですが、当時はやはり「デザイナーになりたい!」と心の内で思いながら働いていました。

そして、常に疑問に思っていたこともあります。

「デザイナーに必要なものって何だろう…?」

デザインに必要なソフトやツールを扱えることはもちろん、デザインスキル…センス…デッサン…?資格とかも取った方が良いのかな…。

デザイナーではない方ですと、漠然と何が必要なのかも分からず悩んでしまいますよね。
しかし、これはデザイナーとして就職した後も続く悩みだと思います。
実際にデザイナーとして働いていて「今の自分に足りないスキルって何だろう?」と振り返る場面が何度もあると思います。


今回の記事では「これからデザイナーとして働きたい!」という方や「すでにデザイナーとして働いているけど、どんなスキルが必要なんだろう?」と疑問に思っている方に向けて、デザイナーとして働く上で必要なもの4選を紹介していきたいと思います。
(例に挙げた4選以外にも必要なスキルは多々あると思いますが、こちらの記事では最も基本的なものを取り上げています。)




デザイナーとして必要なスキルとは?

1.デザインに関する知識

まず1番最初に思いつくのは「デザインに関する知識」だと思います。文字の扱いや余白、画面全体のレイアウト、カラーリング…など、要素を挙げ始めるとキリがないですね。

イラストやグラフィックとなると基礎的な画力に必要なデッサン力や立体把握力など、別角度の知識が必要となってきます。

これらの知識は勉強や経験から得られるものですが、他者が作った作品を見る・触れる・感じることでも自分の経験値として培うことができます。(インプットという作業ですね)

またデザインにはある程度ルールがあり、それを理解した上で見た人の心に残る作品を作れるかどうかは、そのデザイナーの腕次第といったところ。

このスキルを身につけるためにデザインに関するルールを学ぶことも大事ですが、「世の中で良いと言われている作品」を見ることも非常に重要です。

人は成長をし続ける生き物ですから「これでいいや」と諦めず、色々なデザインを模索して取り入れていくと良いですね。


2.ソフトやツールに関する知識

デザインを作っていく上で必要な「ソフトやツールに関わる知識」も非常に重要です。
どんなに素晴らしいアイディアやデザインを思いついても、それを表現する方法がなければ世に発信できません。

一から作ると大変なデザイン表現であっても、便利なツールを用いることで時間短縮ができ、効率もあがります。

また自分が使いやすいソフトやツールを極めるのも大事ですが、「Adobe CC」「ClipStudioPaint」などの「多くの人が使用する(シェア率の高い)ソフト」を扱えるようにすることも非常に重要です。

完全に1人で作り上げていくものであれば問題ないかもしれませんが、デザインを仕事にするということは、他者と関わりながら作り上げていくことが多いです。
データをやり取りする中で「他の人には扱えないデータ」では大変不親切ですし、何より無駄な手間が発生してしまう可能性があります。

シェア率が高いソフトを扱えるということは「便利」という点でも大事ですが、「他者も扱うことができる」というのも重要ですので、「ソフトやツールに関わる知識」も身につけると良いでしょう。


3.物事を調べる力

デザインにはそれぞれモチーフやイメージがあり、それらの情報を「調べる力」というのも重要です。

「今から作るデザインのイメージ詳細や情報はよく分からないけど、貰った資料を見てそのまま作ってみよう。」という考えは非常に危険です。

最近ではデザインやアイディアをまとめたものを載せたサイトも多くあり、そう言ったものを活用して参考資料になりそうな画像や情報を収集してみましょう。

デザインを表現するにあたって、クライアントのイメージや考えを正しく理解するためにも自分でしっかり調べ、準備することが大事です。
また物事を調べていく中で、自分の引き出しが増えたり、新たなアイディア出しや提案ができるようになるので、面倒だと思わずしっかり調べましょうね。


4.コミュニケーションスキル

これはデザイナーに限らず、多くの職種で必要とされる能力ですね。

デザイナーというと「1人で黙々と作業しているから、人とあまり関わらないのでは?」と考えられる方もいらっしゃると思います。
確かに作業中はあまりコミュニケーションを取る機会はないですが、デザインについて深く掘り下げたい時や提案する時、自分が作った制作物をクライアントに説明する時などには必ず他者と関わるタイミングがあります。

また、しっかりと相手に自分の考えや気持ちを伝えられるということは、制作物にも説得力が出ます。
逆にどんなにデザインが素晴らしくても話が通じなければ相手を不安にさせますし、不必要な手間をかけてしまう可能性があります。

デザイナーというとどうしても制作物に目が行きがちですが、その制作物が完成する過程にある人と人とのコミュニケーションも非常に重要であり、無視してはいけない部分です。


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ここまでデザイナーとして必要なスキルを4点ご紹介しました。

ここからは実際に私がcrageに入社してから印象に残った「コミュニケーションスキル」についてお話しします。


現役グラフィックデザイナーが感じたコミュニケーションスキルの重要さ

今までの働き方

先ほどの「コミュニケーションスキル」の項目で挙げた「1人で黙々と作業しているから、人とあまり関わらないのでは?」という疑問。
これは私の経験談でもあります。

私はcrageに入る前にも他社でデザイナーとして働いていた期間があったのですが、あまり人と関わる機会のないデザイナーでした。

基本的には配属されたチームのリーダーを通して仕事をしていたため、リーダーから降りてきた仕様書を確認し制作、完成したらリーダーに渡す…という流れの繰り返しでした。

全てリーダーを通してコミュニケーションを行うため、自分の言葉で自分が作ったデザインを説明したり、直接クライアントの要望や意見を聞くという機会が全くありませんでした。

誰とも話さない日もありました

同じ会社にいて仕事をしているのに、他社員に認知されていない…というのは、正直寂しかったです。


crageに就職してから

私がcrageで働きたいと思った理由の1つに「幅広い分野のデザイン制作に携わることができ、スキルアップできる」という点があります。

(他にもたくさんcrageでグラフィックデザイナーとして働くメリットや魅力がありますので、ぜひ詳細をチェックしてみてください)
◼︎crageでグラフィックデザイナーとして働くことのメリット

実際に私が就職してから、経験・未経験関係なく幅広い分野のデザイン制作に携わることができました。

幅広い分野のデザイン制作をすることで、今まで以上にデザインの知識を広げたり技術が向上しているのはもちろんですが、もう一つ大きな学びがありました。

それは「コミュニケーションの大切さ」です。

幅広い分野のデザインに携わるということは、その分「多くの人と関わる機会を持つ」ということです。

crageで働いていると多方面から仕事の提案や相談があります。
したがって、その都度相手に合わせたコミュニケーションが必要になってきます。

またcrageには、デザインを作り上げていく中で「どうしたらもっと良いものが作れるか」と積極的にコミュニケーションを取る文化があります。

社内チャットでも「このデザインどう思う?」といったフランクなやり取りから、「どうしたらいいか分からない、解決策が欲しい!」という投稿が度々あり、それらに対してメンバーが積極的に回答しています。

私の今までの働き方では「リーダーがOKといったら完成」という一方的なやり取りで終わっていたこともあり、入社直後はこういった文化に大変戸惑いました。

しかしcrageの積極的なコミュニケーション文化の中で「自分から発信することで誰かの力になれる」という大切なことを学ぶことができました。

また自分から発信することで自分をアピールできます。
実際にcrageで私は「私はこういうことができます!」とアピールしたことで、仕事に繋がったこともありました。
そういった積極性も働く上で大切なことだと学びました。

もちろん、ただ闇雲に発信するだけでは相手を困らせますし、意図しない結果に向かってしまう可能性もあるので「しっかり相手の話を聞き、相手の伝えたいことを理解する」ことも非常に大切です。

crageに就職してからデザインスキルが向上していくのも本当に嬉しいことですが、それ以上に「人と関わりながらデザインを作り上げる」という経験や学びを得たことは本当に大きいと思っています。

crageはみんなで作り上げていこうという気持ちがとっても強い会社ですね


デザインとコミュニケーション

他人と関わりコミュニケーションを取るということは、様々なことを考えなければいけません。

「この話し方で通じるかな」「こういう風に言ったらどう捉えられるかな」「自分の意見を何に例えたら分かりやすいかな」など、挙げ始めたらキリがないですよね。

こういった「相手のことを考える」という行動は、デザイン制作にも通じていると思います。

「デザインの先にいる人にちゃんと伝わっているか」「何不自由なくそのデザインを受け入れて使用できるか」など、デザイナーは考えることがたくさんあります。

そういった「相手を思う気持ち」がデザイン制作において非常に大切なことであり、それは日常生活でも行われるコミュニケーションにも繋がっていると思います。

漠然と「コミュニケーションスキルは必要だぞ!」と言われると「人とたくさん関わらなきゃ…」「もっと笑顔でハキハキと良い印象を与えられるようにしなきゃ…」と考えてしまうかもしれません。

しかし、コミュニケーションの大元は「人を思いやる気持ち」だと思いますので、まずは「相手のことをしっかり考える」ことからコミュニケーションスキルが備わっていくのだと思います。


さいごに

crageで働いていて、人と関わる機会が本当に増えたなと感じます。

デザイン制作の場でも気後れせずしっかり自分の伝えたいことを伝え、デザインに落とし込めるという充実感にもつながっています。

特にfumiさんとは同じグラフィックデザイナーとして気兼ねなくアドバイスをもらえたり、デザインに関わることを始め、仕事の心構えについても色々な事を話しています。
(美味しい食べ物や面白かった出来事などの雑談もたくさんします)

またcrageではデザイナー同士がスキルアップのために勉強会を定期的に開催しています。
この記事で紹介した「デザイナーとして必要なスキル」を積極的に向上させ、いいデザインを作ろうという気持ちが強く、一緒に働いていて本当に学ぶことがたくさんあります。

グラフィックデザイナーとして働いていて、幅広い分野のデザイン制作に携われることはもちろん、「人と協力しながら良い作品を作り上げていく経験」ができることが本当に素晴らしいなと感じています。

これからも自分のデザインスキルアップを目指して頑張っていきます。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

【お知らせ】

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よかったら見てみてくださいね。

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