日本には数多くのフランチャイズがありますが、その中でも武田塾がとくに注目されています。武田塾とは、日本で初めて授業をしないということで話題となっている学習塾。

武田塾のフランチャイズは収益性が高い上に、授業をしないことから続けやすいと人気なようです。

ここでは、武田塾のフランチャイズについて解説します。

武田塾とは？

武田塾は、ほか学習塾と比較してもまだ新しい新進気鋭の学習塾です。運営会社は、株式会社A.ver。

そして武田塾の創始者は、実業家の林 尚弘氏ということで、教育業界からも高い注目を常に集めています。

武田塾は、インターネットブログ「武田の受験相談所」が発端となって創設されたもので、僅か数年で数多くの加盟校も100校舎以上に。

独自のやり方で成功を収めた、今も学習塾のトップランナーとして君臨し続けている学習塾でもあるのです。

・林氏の過去が武田塾を成長させた

武田塾が成功を収めている最大の理由は、代表である林氏のカリスマ性だといわれています。机上の理想郷を武田塾に詰め込んだわけではなく、彼自身の経験を軸に歩みながら成功を収めていったというアプローチが成功の秘訣とされているのです。

武田塾は、授業をしないことで知られていますが、決して放置をするのではなく、「1冊の参考書を完璧に身に付けること」を目的としています。

これは林氏本人の体験から来ているものであり、実際に家庭教師の派遣事業、御茶ノ水に「武田塾」を開設した際に生徒を逆転合格させるなど、実際に経歴として成功を収めているのです。

武田塾の特徴とは？

武田塾は、前述したように「1冊の参考書を完璧に身に付けること」が目的であり、授業をしない方針です。

しかし、それだけで本当に生徒の成績がアップするのか疑問に思う方もいるでしょう。一体、どのような特徴があるのかリサーチしてみました。

・自主学習を大切にしている

武田塾が大切にしようとしているのが、「わかる・やってみる・できる」の中の「できる」です。わかるとやってみるというのは、先生が言ったり授業をしたりやらせたりするのではなく、自分の意志でできること。

そこに授業をするという意味はなく、あくまで「できる」ということを重視する教育法が武田塾の方針です。

・わかるまで進めない

そして武田塾の特徴のひとつが、完璧になるまで絶対に先に進まないという方針です。前述したように、武田塾は参考書一冊を完璧にするというアプローチを重要視しています。

参考書を一冊完璧にすることが重要であり、それを完璧にできるまで徹底して生徒に理解させるのが武田塾の方針です。

参考書なら8倍の理解できるとされており、さらにその参考書の問題集を全問正解させるまで繰り返すことで、徹底的にその教科を理解するという方針を大切にしているのです。

武田塾のフランチャイズについて

前述したように武田塾は授業をせず、徹底して参考書一冊を完璧にさせて成績を上げるユニークなやり方で経営されている学習塾。

生徒にとっては大変魅力的な学習塾ではありますが、フランチャイズとしてはどうでしょうか。ここからは、本題である武田塾のフランチャイズについて開設していきます。

・武田塾のフランチャイズについて

ここからは、武田塾のフランチャイズ契約について考えていきましょう。

★武田塾フランチャイズの契約期間 5年
★開業資金300万円
★ロイヤリティ 売上の15%
★詳細 武田塾公式HP〜https://www.takeda.tv/

武田塾のフランチャイズ契約における簡単な規約についてお伝えしました。この契約期間は5年ですが、以降自動更新、そして開業資金の300万円の中には数多くのサポートがふくまれているとされています。

・フランチャイズは成功しているのか？

武田塾のフランチャイズ契約において、多くの方が気にしているのがロイヤリティが15%です。

多くの学習塾におけるフランチャイズロイヤリティは10%程度といわれているため、少しハードルが高いイメージを抱きます。しかし、武田塾のフランチャイズ加盟校は増えている現状があります。

2013年に武田塾がフランチャイズ化した際、これら条件と奇抜な授業法でありながら3年で100校舎以上に成長。

なんと、2018年には日本全国に150校以上の武田塾のフランチャイズ加盟校が増えているのです。

仮に武田塾のフランチャイズ契約が加盟者にとって厳しい条件であれば、フランチャイズ化は失敗しているはず。武田塾は、安心してフランチャイズ契約を結べる学習塾という証拠ではないでしょうか。

収益が取れる

武田塾のフランチャイズ加盟校は増えている傾向にあるとお伝えしました。

しかし、ロイヤリティが15%であるが故に収益性が低いと考えてしまう方もいるかもしれません。

しかし、武田塾の塾長の多くは年収1,000万円から2,000万円も現実的な数字であり、事実生徒数50名であっても年収2,000万円近くの収益をあげられるとされています。

この収益を高められることこそ、武田塾のフランチャイズ契約に人気が集中している部分なのです。

●圧倒的な集客力

武田塾の収益性は、なぜここまで高いのでしょうか。その理由はいくつかありますが、そのひとつが「圧倒的な集客力」にあります。

集客力というと塾長自身が強いPRをしなければいけないと思いますが、武田塾の場合は代表の林氏の存在がキーポイントとなっています。

・林氏というブランド

先に伝えたように、武田塾の創設者は実業家の林尚弘氏です。林氏の生い立ちから経験、そして挑戦心が武田塾を生み出し成功へ導いたわけですが、この林氏のカリスマ性に惹かれる方たちが多くいます。

著作が数多く存在している上にメディア露出、そして動画での強いメッセージ性など、林氏自信のパーソナルブランディングが成立しているのです。

成功体験も多く、虚偽の実績ではない、たしかな実績も顧客を呼び寄せる秘訣となっています。

フランチャイズオーナーは林氏のサポートを受けながら、徹底して武田塾のあり方を維持することだけで安心して収益を得ることができるのです。

脅威の客単価

集客力があることは、学習塾の経営において重要性の高い要素です。しかし、集客力があったとしても薄利多売では疲弊してしまい長続きしません。

武田塾の場合、集客力プラス「驚異的な客単価」を実現しているため、高い収益性をあげられていると言われています。

・単価6万円以上

例えば、一般的な学習塾の場合、客単価は2万円程度だといわれています。もちろんそれより低い場合もありますし、数多くの生徒に授業をすることで収益を高めている場所も少なくありません。

しかし、武田塾の場合、客単価はその数倍の平均月謝6万5000円(2015年全教室実績)。これは、本当に驚くべき数字ではないでしょうか。もちろん、これは平均値であることから7万円以上の生徒もいるでしょう。

しかし、決して武田塾が無理やり高額な月謝を請求しているわけではなく、こんな秘密があるのです。

・大学受験に特化している

武田塾は学習塾とはいえ、一般的な小・中学生を対象している補習塾のようなあり方ではありません。武田塾に通っている生徒は高校生、または浪人生がメインであり、あくまで「大学受験」を目指す個別予備校といったかたちのスタイルをとっています。

もちろん進学塾でもあることから、小・中学生から取り合わせも多く、狙った学校に進学するための個別指導塾なので客単価が高くなるのです。

武田塾は、この客単価の高さから一般的な個別塾の3倍以上の売上と収益を見込めるとしています。フランチャイズ契約をする上でも客単価の多さは魅力ですので、ぜひ覚えておきたいポイントでしょう。

武田塾のフランチャイズを継続させるポイント

武田塾のフランチャイズ加盟に興味を持たれた方もいるかもしれません。とはいえ、名ばかり塾長として何もしなければその武田塾加盟校の経営は厳しくなるでしょう。

ここでは、武田塾のフランチャイズオーナーとなった際、継続させていくためのポイントについてお伝えします。

・結果をすぐに求めない

武田塾は収益性が高いことから、場合によってはその結果が早く出ることも少なくありません。

しかし、過疎化のすすむ地方やライバル学習塾が周囲に多かったり、なかなか結果が結びつかないという場合もあるでしょう。

まず、学習塾や進学塾は進学を目指す生徒がいる以上、簡単に需要がなくなることはありませんし、武田塾自体の知名度は日に日に高まっています。

学習塾の未来、武田塾の未来を信じて継続させることも成功の秘訣といえるでしょう。

・武田塾の方針を守り続ける

武田塾のフランチャイズオーナーになった際、どうしても自分のやり方を優先してしまう方もいるかもしれません。

また、集客方法だったり、武田塾のマニュアルにはないことをしたり、本部の指示に従わないなど、自分勝手なやり方で経営を続けてしまうと厳しい結果が待っている可能性があるのです。

武田塾のフランチャイズになることのメリットは、林氏の知名度における集客やほか加盟校などの実績、そして徹底的に練り上げられたマニュアルを享受して経営できるところです。

人間ですので何らかの不満は出てくるかもしれませんが、このマニュアルを徹底的に愚直に続けていくことだけが成功への近道だと他加盟店オーナーもブログなどで発信しています。

また、実際に加盟店オーナーは林氏に直接メッセージして悩みを相談できるシステムもあるため、どんどんそういったシステムを利用するのも成功への近道でしょう。

武田塾のフランチャイズは面白い

世の中には数多くのフランチャイズサービスが存在しており、その特徴もさまざまです。

中でも、とくに収益性が高い上に独自の路線を走っている武田塾のフランチャイズは興味深いスタイルなのではないでしょうか。

武田塾のフランチャイズを検討されている方は、ぜひ武田塾のホームページなどを確認した上で、資料請求などをしてみてはいかがでしょうか。