カブトムシの幼虫がよく育つマットはどれか?を調べた実験結果
うちの子供が夏休みの自由研究をするということで...
「カブトムシの幼虫はどのマットが一番育つのか?」というテーマでやってみました。
その結果をせっかくなのでNoteに書いておきます。
なお論文チックに背景・目的・実験方法・結果・考察を書いていきます。
背景
昨年カブトムシのオスさんとメスさんが交尾した結果、10匹ほどのオスとメスの幼虫が生まれました。
その幼虫を普通に育てて、今年の5月末くらいからサナギになって、6月中頃に羽化して成虫になりました。
昨年のカブトムシの幼虫が今年成虫になったわけですが、そのマットをもう片付けようと土を捨てたら...なぜか小さい幼虫がいました。
どうも成虫が羽化してすぐに交尾して...そして卵を生んで...その卵が孵って...それを捨てようとして気づいた。という経緯です。
このカブトムシの幼虫が35匹いまして、それをどうにかうまく活用しようと思い自由研究に結びつけたのです。
目的
やはり幼虫を育てるにあたって、ずっと前から疑問でした。どこのマットが一番ええんや?という疑問。
どうせならめっちゃ育つマットでカブトムシの幼虫を育てたい。どれやねん?というこの気持ち。子供の頃からずっと抱えていました。
その疑問を解決する時がついにきました。今回最適なマットを調べて、今後はそれを使ってカブトムシの幼虫を育てようというのが目的です。
準備
今回の実験を行うにあたり、定性的ではなく、定量的に結果を示したく準備としてデジタル重量計を用意しました。
こういうものです。
このデジタル重量計は小数点2桁まで測定できる物です。0.xxまで測定ができます。わざわざネットショップで2000円ほどで買いました。
つぎにマットを選びました。うちの近くにあるダイソーで1種類、ホームセンターで3種類を選んできました。
ダイソーから「くぬぎ 昆虫マット」ホームセンターから「クヌギとナラの昆虫マット」「メガ発酵マット」「バイオ朽木BLOCK」
ダイソーにいつもなら発酵マット?が売っていますが、売っておらず「くぬぎ 昆虫マット」を買ってきました。
そして「クヌギとナラの昆虫マット」は名前の通りで、クヌギとナラが入っているマットです。木屑っぽい感じでした。
「メガ発酵マット」はパッケージがヘラクレスなので、これは大きくなりそうなイメージがして買いました。お値段は700円ほどだった気がします。これは土みたいな感じです。
さいごに「バイオ朽ち木」、昨年これを使ってカブトムシの幼虫を育てたことがあります。普通に幼虫は大きくなったので今年も使ってみました。なおお値段は600円くらいだったと思います。
なおマットの感じはこういう風です。
実験方法
実験としては今の手順で行いました。
1. 4種類のマットにカブトムシの幼虫を8~9匹ずつ重さを測ってからマットに入れます。
2. 2週間後・3週間後の幼虫の重さを測ります。
つまりマットに入れる前の重さを測ってから、マットに入れてからの重さを測るというものです。
このマットに入れる前の重さですが、ここに差があると結果も変わってくるので平均の重さは同じくらいになるように調整して行いました。
結果
まずは最初の重さについて(7/24)
まず最初にカブト虫の重さを測定した結果がこちらです。だいたい平均の重さがあうようにして3.1~3.2に合わせるようにしました。
つまりこの時点では平均的な重さの変化はなかったのです。数値で言うと3%以内の違い程度でした。
9日後の重さについて (8/2)
最初の測定の7/24から9日経過した8/2時点の結果です。結果発表の前に悲しいことが起きました。
バイオ朽木BLOCKのカブトムシが全滅しました。最初朽木の中に入っていくのを確認しましたが、その後に木がカビが生えてきました。
その時点で環境が悪化したのか、表層に幼虫が上がってきていました。そして全滅していました。なので8/2以降の結果には「バイオ朽木BLOCK」はありませんのでご了承ください。
そして結果としてはこのようになりました。明らかに「③メガ発酵マット」の成長が早かったです。
16日後の重さについて(8/9)
つぎにさらに7日経過した8/9時点の重さの結果です。
こちらも明らかに「③メガ発酵マット」の圧勝です。見た目でもわかるくらい大きいです。
考察
結果としては一番が「③メガ発酵マット」でした。ダントツです。さすがパッケージがヘラクレスオオカブトなだけあります。
そして2番目はダイソーの「①くぬぎ」でした。3番目は2番目とほぼ差がありませんでしたが「クヌギとナラ」です。
そして4番目は絶滅した「バイオ朽木」でした。
グラフはわかりやすいように平均値を示していますが、このような変化になりました。
これだけ見ると発酵マットが良さそうです。やはり発酵していて見た目も粒子が細かいです。消化がされて吸収しやすい、食べやすいというような理由でなのでしょうか?
今回たまたま発酵マットが一つありましたが、今後は類似商品で検証したいと思います。
また今回ダイソーに行った際に、発酵マットが売り切れてなかったですが、それがもしあったらもっと面白い結果になっていたかもしれません。
予想では③メガ発酵マットより少ししたあたりになってたのではないかと思います。
ということでカブトムシのマットってどれがええの??というのを迷っている方は参考にしてください。
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