2023年7月

 だって31日にライブがあったんだもん。いい夏開幕よ。暑くね?


7月のライブ

  • 7月3日@代々木labo「創造と想像-葵編-」

  • 7月8日@代々木labo ün:lyric-アンリリック- Vo.Yu Birthday企画 「今夜だけは私に溺れて」

  • 7月15日@豊田ぞうさん食堂「80'sナイト!!」

  • 7月16日@下北沢LIVEHOLIC,ROCKAHOLIC「満足できるかな」

  • 7月27日@御茶ノ水KAKADO「Music Assort vol.12」

  • 7月31日@代々木laboさとうだいき×成夢×山内てっぺい「ボクらの夏祭り」

 6月控えた分7月ドバっとありましたね。トータルで楽しい7月でした。

 タイトルを先に指定されてそれで曲を作れという無理難題をこなしました。「葵」というタイトル、そもそも自分の語彙にないしそれっぽい曲ができても絶対漢字一文字のタイトルは付けないから超難しかったです。
 決められたタイトルに責任を持てる曲作りというのはかなり作家的アプローチを要するものだったわけで、そういえば曲を自分で作り始めた頃ってそういう感覚だったかも、というところでどうにか自分を誤魔化しながら、奇跡の1行(これさえ出ればあとはすんなり書けるようになるフレーズ。「もっぱら」だとサビの1行目だったり、「ベランダ」だと「あなた一人になっても泣いてはくれないもの」だったり。)が出てくるまでひたすらメモと向き合って「言うなれば単純な恋」という言葉と音が出てきてからはもうすんなりって感じでした。これが出ればそのあとどう広げるかというコンセプトだけでほぼ完成したも同然なので。今回は花の名前だったし「儚さの裏にあるポップ」をテーマに割とベボベ的(というか小出祐介的)スタンスでつらつら書きました。歌詞を上げてから入れ替えたり組み替えたりしたのも久々だった。
 わかりやすさをひたすら追求していた中で、こんな分かりにくい言葉の多い歌詞をよくもポップなメロディに乗せられたなと我ながら驚き。作曲は一生苦手だからここで使ったエネルギーの所為で今年もう何もできなかったらどうしようとか不安になったね。この日だけの曲にしようと思ってたけど、いい感じにレパートリーに馴染みそうだったから夏の間は歌おうかな。

 アンリリックYu様のお誕生日をお祝い。そういえばここに居る人ほとんど私がlaboでスタッフしている姿しか知らないんだったなと気づいたのは最後のもっぱらを歌っているタイミングでした。ロックバンドのボーカルを祝う日だから僕なりのロックを見せたかったのでノンストップ激しい構成で行こうと思ったのですが向いてないことはやるべきではなかったね。でも主役のYu様が優しく見守ってくれたおかげで、自信をもって歌いきることができました。ライブ前に声枯らすほど叫んではいけない。教訓ね、これ。

 ついに豊田へ行ってきました。声の高いつるつるおじさんことなんごーさんからのお誘いで80年代縛りのカバーイベントで歌ってきました。ストレートにはいかずちょっと変化球投げてみるあたり性格出てるなと自分に思いました。カバーは本当に勉強になるからSSWはとがってないでもっとカバーと向き合うべきだと思っているよ。

 ボクらって結構仲良しなんだぜ!?を誇示するイベントを打ちたいと、昨年11月ぶりに盟友成夢&だいきと共に夏祭りを敢行しました。楽しい時間を作れてよかった。しかも朝まで打ち上げをやるとは思ってもいなかった。こんなに仲良しなんだぜ!?成夢とだいきだけじゃなくて俺も混ぜてくれ!
 時間をいかに組み上げるか、に割と神経質になりつつ、どこか抜けたところも作りたいし、でも見せるところはちゃんと見せたい。そんなわがままを詰め込んだセトリで挑めたと思います。自分の中のセトリルールに則りつつ、そろそろルールも改定の時期かなと誕生日を前に思えた。いいライブをしたよ私は、この夜。

7月見たもの聞いたもの

 絨毯を綺麗にする動画、めっちゃ見ちゃう。そろそろやりたくなってもいる(特に失恋をしたわけではないが)。なんか素敵な柄の絨毯とかが泥の中から出てくるとはわぁ~ってなる。なんか小さい奴でいいから自分の立ち位置だけ絨毯置きたい。なんかかっこよく見えるじゃん。でももう2度と、ガムテープで181センチ四方の線を引いたりはしない。

 入れたよ。ポケモンスリープ。高校生の時分に睡眠分析アプリとか入れてて毎晩どれぐらい寝たのか記録を見るのが好きで友達と共有したりしてたんだけどそれがポケモンになって出てくるとはね。好きなんですよ、睡眠分析。あと夢占いとかも好き。自分の目で見れないものを可視化するのが本当に楽しくてワクワクする。全然ぐっすり眠れていないことになっていても楽しい。

 BaseBallBear「日比谷ノンフィクションⅩ」行きました。夏の野音。暑かったし熱かった。いつだって現在地点が最高地点なベボベ。ロケーションも相まって最高でした。声出しOKの野音も久々でまじで高校生の時を思い出すようなライブ体験だった。あ、そうくる!?みたいな。気づかないうちに刺されてた、的な。新曲もやばかったなぁ…。同期はしない宣言のバンドだからきっとルーパーとかになるのかなと予想はしつつ、あのカッコよさはもうベボベ以外だれも座れないですよその席に…と思った。
 あとハイカラさんね。もう一生聞けないと思ってたから。日比谷で生でハイカラ聴けたことはもう宝物です。一生の。一生好き。なんなら死んでも好きです。

その他いろいろと

 本当は先月書こうと思ってたんだけど「バズり」たて(いいね500)だったしそれなりに棘のある内容になりそうだから寝かせてみたので今月書くね。
 小学2年生の時にラジカセを誕プレでもらったことが僕の音楽体験のスタート地点なんだけど、もらってすぐのころはラジオとか聞いてみたりしても小2だし意味わかんないしすぐに遠ざかったんだけど、中学2年の冬ぐらいから急にラジオを思い出して聴いてみたらかなりハマって。そこからラジオリスナー繋がりで作詞を始めたりするんだけど。そんな10代の頃、一番興奮していたコンテストが今年復活したのね。もうそのラジオはパーソナリティの交代と共につまらなくなってしまって、多分それは僕が大人になったからなのか、がっかりしたことも事実ではあるんだけど、それでも今の10代が、あの頃の自分のように熱中して回り見えなくなっちゃうぐらいになって、かっこいい姿を見せるんだなぁと思うと、なんかこれが「エモい」かぁ…と言葉を学習したAIの気持ちで眺めていました。
 ちなみにそのコンテストが名前を変えてちょっとつまらなくなっていた時期に2年ほど続けて音源を出したことがあって、もちろん本当に完成度の低いものなんだけど「音源を送った」というところが自分の中でのピークだったのでそれはそれでいい体験だったのよ。それでもね、その時は自分が一番カッコいい音源なんだ!きっとここなら気づいてもらえるんだ!!っていう周りが見えていないやつでハイにはなっていたから、決められた落選を目の当たりにしたときはチキショー!とかって悔しがってたし、それもまたいい体験ってことで黒歴史ノートを3冊は使い切れるよね。(黒歴史ノートは冊数が多ければ多いほどいいと思っている。)
 大人になって、あのコンテストを見たときに、夢のないことは言いたくないと思う。あの頃の衝動はだれにも止められないし、止める権利はない。止めるべきでもない。あのコンテストの醍醐味は結果ではなく過程だと思うから。なんだか裏側を知ったような口ぶりで、夢を壊すようなことを言われてしまっては、あの頃の自分を殺されたような気持ちになる。なった。レーベルがついてるから選ばれたんじゃなくて選ばれるぐらいしっかりできているからすでにレーベルがついてるってだけの話じゃねぇの?知らないけど。
 あのブドウがめっちゃ酸っぱいのは僕にもわかるし多分同じ味を感じている者同士だと思うからこそ、あえてあの味を喧伝するべきではないんじゃないか….?という気持ちが拭えない。もしあの内容を自分のいいように利用したかったのであれば、それこそコンテストに対する冒涜だと思うので有無を言わさず第1審から有罪判決控訴も棄却だ。

 そんな10代の頃の自分が聞いたら驚くようなイベントを誕生日にやります。
PAIN'S  PARTY 3DAYS

 先述のラジオリスナー同士で組んだユニットが結成10年にして初のライブをします。crazy crazy。楽しみです。2回ぐらいリハに入ってるんですけどほとんどバカ話で時間を使っています。25歳最初のライブがcrazy crazyなのちょっと「エモい」
 あとは24歳最後のライブを同い年とかましたりします。楽しみです。ずっと楽しみです。最近やっとライブが楽しいという感覚が戻ってきて安心しています。生きている感覚。まさにライブ。えへへ。

 お待ちしております!祝いに来てください!!

 それでは次回は25歳のてっぺいとお会いしましょう。あでゅー。

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