2023年5月

 今月結構遊んだ気がする。遊べる時間って大事なんだなって実感しました。そんな5月。

5月のライブ

  • 5月13日@代々木labo「Riyolympic2023」(Lキシ)

  • 5月14日@赤羽Enab「あなたの歌で育つ花 vol.30」

  • 5月16日@代々木labo「tender song vol.80」

  • 5月22日@越谷EASY GOINGS「Be connection‼」

  • 5月24日@代々木labo「ロックマローン2023」

  • 5月26日@湘南bit「MEMORY DAYS vol.2」

 多すぎ。

 人生初のバンド経験をしたのが13日。レキシのコピーバンド「Lキシ」でした。ちょうど1年前のこのイベントにも出ていた「ユニもろこし」というバンド名で抱腹絶倒30分再起不能になってからいろんなご縁でレキシのコピバンの新ボーカルとして加入させていただきました。レキシネームは「平賀ゲンナリ」です。同郷の偉人から拝借しました。バンドで歌うことが初めてなのでスタジオリハの時からずっとソワソワしていました。当日もずっとソワソワうろうろでガッチガチでした。袴が大きくて足の震えを隠してくれて助かったぐらい。初バンドということで大目に見ていただきたくさんお褒めいただけたのでこれからも機会があればやっていきたいです。

 14日は敏腕イベンター・イグチレイナがイベンターになって2周年の記念的夜でした。MCでも軽く触れた話ですが、イベンターって未来を作る仕事だなと感じています。不確定なものを確実に存在させていく、かっこいい仕事です。自分も似たような仕事ですから、そこにある楽しみも喜びも、反対に苦悩もなんとなく共感できる部分があるわけで、そのせいかちょっと張り切って力のこもったライブになったかなと思います。これからも素敵な未来を約束してくれるイベンターであってほしいと願ってます。

 初の越谷は代々木laboの名物企画「ノマネ・コンティ」常連のKenzyさんの主催企画ということで呼んでいただきました。独特な空気の漂うライブハウスで、かなり緊張というか背筋の伸びた夜でした。いろいろと考えるところもあり。新しい出会いをもらえた夜でもありました。こういう日は貴重なので本当にありがたかったです。

 今年のロックマローンの出し物は岡村ちゃんこと岡村靖幸をブッキングしました。僕によく似ていたらしくてそんな褒めても何も出ないよって。今年も6日間という大ボリュームだった栗橋さんのバースデーウィーク、自分は半分ぐらいしか居られなかったのですが、どの日も素敵で、愛されているんだなぁと感じました。見据えた未来を想像以上のものにして、かつ関わったすべての人が幸せになって、いつまでも記憶に残るような夜を作っていく姿には尊敬しかありません。これからも勉強させていただきます。

 26日は5周年を迎えた湘南bitにて大事な仲間である成夢のリリースパーティーでした。ずっと推していた「蛍」が音源になって嬉しい気持ちです。成夢の大事な日、そしてそんな成夢の大事な場所のお祝いの日、ということもあってそういう日にちゃんと手応えを感じるライブができて安心しました。最近ライブに対して不安になることばかり続いていたので仲間の大事な日にいい感覚を取り戻せたのはほんとに感謝しかないです。お互いもっと頑張っていきましょうや。

5月に見たもの聞いたもの

 BEYOOOOONDS CONCERT TOUR「NEO BEYO at BUDOOOOOKAN!!!!!!!!!!!!」に行きました。ついにビヨの現場に行ってきました。アイドルに関しては完全在宅主義だったのですが、さすがにビヨは生で見ておきたい!という気持ちになり奇跡的にチケットが取れたものだから、もうソワソワでしたずっと。
 到着がギリギリだったため、一応物販に並んでみたものの「開演に間に合わない可能性がございます~」のアナウンスが。でもどうしても西田汐里カラーのTシャツだけはほしかったので、信じて並んでいたらほんとにギリギリで、OAのOCHA NORMAが自己紹介をしている中自分の座席につきました。周り綺麗なお姉さんばかりで遠慮がちに体を縮めての鑑賞となりました。OCHA NORMAもまずみんな素敵よね。かなり遠い席だったのでモニターに映った顔しか見れてないですけど、やっぱり一生懸命に何かに取り組む姿っていいですよね。
 気持ちと息が落ち着いたころには開演へのカウントダウンが。東スタンドのほぼ後方列だったのであの演出全部見えちゃってたわけですが、円盤化した時の楽しみに取っておこうと思います。堂々と登場したビヨになぜかもう涙腺がやばくてずっと奥歯を噛みしめていたわけですが、にしの綺麗なホイッスルボイスと、それにより起こった歓声でほんとに目頭が熱くなって「目頭ってホントに熱くなるんだ!!!」って思いながら見てた。そこからもうずっと奥歯噛みしめて涙をこらえながら見てました。
 遠くからでも伝わるオーラね。強すぎる。手振ってる~!にしがいる~!でした。歌い始めると泣きそうになるのでまた奥歯を噛みしめる。
 コールとか声出しが苦手で現場を遠ざけていたわけですが、スタンドの後方列だと最低限のコールや声出しだけだったし「これだけは言いたい!!」みたいなやつ(DNAの「な~に~」とかビタミンMEの「みいみ~」とか)ぐらいの声出しで全然楽しめたのがほんとによかった。
 なんかずっと泣きそうなのをグッと抑えて見てたんですけど、最後の新曲「恋する銀河」と「夢さえ描けない夜空には」で崩壊しまして。というのも、モニターに映ったももひが涙をこらえて口角を手でグッと持ち上げてるのが見えたんですね。そこでもうダメで。だばぁ~と涙が。「うっ…うっ…くぅ…」と声を我慢しながらえぐえぐ泣きました。というか曲の内容も泣けるし。そこからはもうビヨが動いてるだけで涙が止まらなくて、アンコールで出てきた可愛い新衣装のビヨで泣き、挨拶MCで泣き、にしが泣きそう…で代わりにこっちが泣き。マスクがびちゃびちゃになるほど泣きました。締めの「伸びしろ~Beyond the World~」ではもう我慢するとかそういうレベルではなかったですね。なんでこんなに沁みてくるのかと。もうすぐ終わっちゃうよぉ….と。いいもの見た!!って感じでした。またチャンスがあれば見に行きたいなぁ。

 浜田省吾A PLACE IN THE SUN at 渚園をTOHO新宿で見ました。同じく浜田省吾リスナーのSSW酒井祐也(祐Yeah!!)と一緒に。「渚園の映像が映画館で観れるらしいね。行く?」と誘ったら喜んでノッてくれました。
 1988年バブル真っ只中という感じの豪華さ。人も金も動きまくってるなぁという感動。もともと「ON THE ROAD FILMS」が好きで実家で何度も見ていたのでさらに未公開映像まで見れたことの興奮もありで最高な体験でした。
 広いでかいステージだからこそ「見せていいもの」と「これだけは隠したいもの」を巧く分けた舞台芸術だったなと感じます。楽器と人しか乗っていないシンプルなステージだったり、ステージを覆っていた幕を吊るクレーンだったり、なんというか「豪華な簡素さ」が、後半のメッセージ性のある楽曲の歌詞のインパクトをより強いものにしている感じ。

 Base Ball Bear 「Guitar! Guitar! Drum! Drum! Bass! Bass! 」TOUR 渋谷CLUB QUATTRO公演に行ってきました。3月のZeppに滑り込みで行ってきたのでこのツアーは2回目の参戦になりました。同じツアーを複数回見るなんて経験は初めてで、ほんとにそれぐらい好きなんですよ。
 この日は直前の札幌公演がVo.小出さんの体調不良により中止となってしまった直後だったのでかなり心配していたのですが、無事開催されしかもなんなら結構絶好調なライブを見せてもらえて安心できました。クアトロ規模の箱でしかも今回は前から2列目で見れたし声も出せたし「ライブってこうだったなぁ!!!!!!!」とキッズの頃の気持ちに戻れた感じでした。夏には日比谷もあるし楽しみです。ベボベが生きる希望です。

その他いろいろと

 一発撮り系コンテンツへの加工疑惑の件。個人的にあのコンテンツは一社提供の販促番組だと思っていたので何か特別な感情があったわけでもなく、なんならあのフォーマットを真似たものが氾濫したことに吐き気が我慢できなかったタイプなのですが、それでも今回突如出てきた「ピッチ補正疑惑」はそれよりも気持ち悪いし頭がおかしいと思っているし黙って寝ろと思ってしまった。あとこれについて能書き垂れてインプレッション稼ごうとするツイートも全部非表示にしたいぐらい目障りだった。 
 なんか見る方のリテラシーというか、文脈の共有ができないと人生つまらないでしょ、と思ってしまう話題ですよね。「一発撮り」というコンセプトで作られたものをそのまま受け取っていればいいのに、そこの真偽を気にしたりするあたり可哀想だと思う。かつ丼だと思いこんで美味しいって喜んで食べてたのに、「それかつ丼じゃないよ!!上に乗ってるの段ボールだよ!!」って言われた感じ。かつ丼だと思いこんでたからこそ、なんか歯触りも微妙だけど幸福感を得られていたのに、段ボールだって言われたら急にきもちわるくなるよね。せっかく幸せだったのに。せっかく楽しかったのに。人が楽しんでいるところに行ってわざわざそれを盛り下げなくてもいいじゃん、と思う。ほんとに実力が見たいなら自分から探しに行くっちゅうねん。
 「ここだけおさえれば大丈夫!ボカロP10選」問題にしてもそうなんだけど、「ここだけおさえ」た後の身の振り方って自分でどどうとでもできるわけじゃないですか。「ここだけ」しかおさえなかった人は大抵酷いことをするから嫌悪感が増すけど、悪いのはその取り上げ方をしたメディアじゃなくて、ここだけおさえただけで満足する馬鹿が10000%極悪なわけで。件の一発撮り系コンテンツとかもあくまできっかけづくりというか。実際全然売れてなかった過去曲が急に売れたりした例もあったわけだし(言い方に悪意。ゼンゼンキライジャナイヨ….?)、マーケティングとしては間違いじゃなかったわけで。それを横からちょっかい出すのほんとに寒いというか可哀想。発想が貧困。今まで嘘をついたことが無い人だけ石を投げなさい案件。
 ここで感じたのはやっぱり、正解も押し付けちゃ不正解、生きづらいでしょ現代人!ってことでアンジュルムの「愛すべきべきHuman Life」っていい曲だね。もう無意味に争うなって思います。

 文字数多くなっちゃったね。楽しく生きようね。ばいばい。

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