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クレイジータンク通信 vol.196 『来たる生成AIの台頭に私たち人間が持つべき「危機感」と「行動」』

クレイジータンク通信(通称:クレタン通信)は、2020年7月よりスタートし、現在まで毎週つづいている「クレタンの今」をお届けする2000-3000字程度の通信です。2021年10月までは、クレタン関係者やファンクラブの方、十数名の方に限定的にお送りしてきました。しかし購読者の皆さまからのフィードバックもあり、2021年10月下旬より、有料にてnote公開を行うことになりました。さらに、2023年10月からは、試験的に無料公開をスタートすることにいたしました。

毎週、クレタンが何をしているか、また、何を考え行動しているのかについてお伝えしていく場です。クレタンは常に未来に向かって自分たちが「挑戦をつづける当事者」になることを大切にしています。変化する社会を生きるみなさまにとって、挑戦へのきっかけや原動力となれば幸いです。気になったときにふと立ち寄ってみてください。

◆クレイジータンク通信 vol.196◆


先週は愛媛を中心とする四国・九州・中国地方での地震が発生しました。周辺地域の皆さんは大丈夫でしたか。日本全国、どの地域にいても自然災害と隣り合わせの生活ですが、それこそが、日本に住む人々にとっての「自然と向き合う」という精神力につながっていると感じます。

さて、今週の通信では、生成AIの進化は止まらないだろうこれからの時代に、私たち人間が持つべき「適切な危機感」について、改めて言語化するとともに、その時代に対峙していくためには何をすべきかという点について、クレイジータンクが現在進行形で行っていることを書きました。

ぜひご一読くださいませ。


【来たる生成AIの台頭に私たち人間が持つべき「危機感」と「行動」】

先週は、chatGPTを開発したopenAI社が東京に支社を設立するというニュースが飛び込んできました。また、マイクロソフト社やAmazon社、Google社もここから5年以内に日本に拠点やデータセンターを設立、増強すると発表しています。

日本への海外資本の進出は、一見、良いニュースのようにも捉えられますが、これらのニュースの背景には「日本はAI規制が緩い国であり、実験するためには適した国である」という理由があります。

ヨーロッパ各国では生成AIへの警戒心や恐怖心から生成AIの規制がされていますが、日本では規制が緩いだけでなく、むしろ生成AIを積極的に活用する方向で動いていることが分かります。

たしかに今後日本は超高齢社会を生きながら、人口減少の問題と向き合わなくてはいけません。それには、AIの存在が助けになる場面も多く存在してくるでしょう。

しかし、未だ、AIを「どう活用していくのか」について明確な方針が立っていない中で、AIの進化スピードは日に日に早まり、先日、イーロンマスク氏より「2025年までには人間を超える生成AIが誕生するのは間違いない」という発言まで飛び出しています。

兼ねてより、クレイジータンクでは代表の竹鼻を中心にして、来たるAI台頭時代に向けた共存の可能性を追求してきています。「共存」という言葉を敢えて使っているのは、AIが人間を超えた存在になりうる危険性、暴走すらも考えられるからです。その世界があと1年以内には来てしまうかもしれない…そんな危機感を私たちは今一度持っています。

「そんな大袈裟な」

と思われる方も多いと思いますし、大袈裟であってくれればそれでいい、とも私たちは社内で話しています。

ですが、その危機感をもって、人間が「選択」していかなくてはいけない場面がやってくるのは間違いないラインまで来ているのもまた確かです。

人間は唯一「選択できる生き物」だと私たちは思っています。

人間が、AIのラインをどこに定めるのか、正しく選択していかなければならないですし、最後のスイッチを押すのは必ず人間でなくてはいけません。


数年前より、クレイジータンクでは、可能な限りこの危機感を協業企業様やクライアント企業様に随時お伝えしながら、対策を考え、ともに動いています。(まだまだ現在進行形です)

クレイジータンクがクライアント企業様にお伝えすることは、AIを使って仕事の合理化を図ることやAIの使い方を勉強をすることではありません。

次々に出てくるAIを知り、使いこなしながらも、AIには達することができない独自性(オリジナリティ)を持った事業価値や人材価値を生み出す重要性とその具体的な行動

です。ここに挑戦していかなくては、止まることを知らないAIの進化に人間が置いて行かれてしまう未来が必ずやってきます。

AIが達することができない独自性をどう見出すか
またその独自性を持った人材をどう育てるか

この課題は、今後数年以内に、どの分野、どの業界、どの規模の企業様でも、持つ課題になるでしょう。

もし、個人レベルで、この危機感と対峙し何ができるのか悩んでいるという方がいましたら、ぜひクレイジータンクにご連絡ください。危機感を共有できるクライアント様や個人の方と、みんなで助け合いながら、ともに対峙していかなくてはいけない未来が、もうすぐそこに来ていると私たちは日々感じています。



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