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WEB屋的子供の名付け方法

名前の決め方を考える

子供の名前どうしようか?と話し始めたのは妊娠生活中盤の頃。なんとなく適当にこんな名前は?あんな名前は?なんて命名アプリをダラダラ見ながら楽しく会話をしていましたが、これじゃ時間が過ぎるだけで勿体無い!と思い、ある日の深夜に真剣に職業:PM兼エンジニアの旦那と二人で名付けMTGを開催しました。

さてその時の合意形成のフローですがざっくりと下記の感じ。

1.名付けで大切だと思うことの優先度付け(基本コンセプト)
2.ビジョンのブレスト(骨格づくり)
3.具体的な名前のブレスト(肉付け・表現手法の検討)
4.響きや画数、充てる漢字の検討(精査)

新しいサービスづくりみたいな気持ちで臨みました。面白いかなと思って。

1.名付けで大切だと思うことの優先度付け(基本コンセプト)

さて真っ先にやったことは、2人が合意形成していく上での大前提を決めることでした。なんとなくですが名前を決めるにあたって大切にするポイントは人によって様々ですが、

1. 名前の響き
2. 画数
3.どんな子になってほしいか
4.流行り


これらのどれかに重きをおいて決めていくパターンが多いかと思うのですが、我が家の場合は名は体を表すを重視しよう!

ということで、どんな子になってほしいかを最重要視しようという結論になりました。次に大切なポイントとしては、名前の響き。日本て意外と知られてませんが、世界で5本の指に入るほどに現在移民の多い国なんです。知ってましたか?きっとこの子が大きくなる頃にはもっとグローバル化社会が進んでいることも考え、海外の人からも発音が容易く呼びやすい響きであることを条件に加えました。(実際私も旦那の名前もよびにくい)
画数は女の子なので嫁に行って名字が変わったらあまり意味をなさなくなるので優先度は低めに考えることにしました。流行りに関しては全く意識せず。ただ、キラキラネームだけは避けることとしました。

意思決定の優先度決めはこれにて完了。

2.ビジョンのブレスト(骨格づくり)

さてここからは実際にどんな子になってほしいかを妄想たっぷりでブレストしました。女の子だからやっぱりキレイな子になってほしいよね。やっぱりこれからの時代女の子でも逞しく生き抜いてほしいよね。賢い子がいいよね。自発的に考えて積極的に動ける子になってほしいよね。などなど。だいぶ具体的。詰め込みすぎのパパとママでごめんね我が子よ。

3.具体的な名前のブレスト(肉付け・表現手法の検討)

さて、たっぷりビジョンのブレストを行ってそこで人物像ができあがったら具体的にどんな名前にしようかというフェーズに入りました。
ここで気をつけたのは、しっかりとデザイン=表現するということ。

何が言いたいかというと、極端な例で
綺麗な子がいいよね=麗子 みないな決め方をしないということ。

2のブレストの結果、それって結局どういう子なんだっけ?というのをいまいちど二人で精査し表現方法を考える工夫をしました。
細かなプロセスは省略しますが、結果として
「りんとした女性」になってもらえれば、私達がこう育ってほしいと思う要素を全部こめられるのではないかという結論に至りました。

逞しく、美しく、賢く、素敵な女性ってどんなかんじ?
→「りんとした女性」といった具合です。

4.響きや画数、充てる漢字の検討(精査)

さてここまできたら最初に決めたフローに立ち返り、響きのチェックや充てる漢字など細かな部分の精査に入りました。字画は気にしないといったものの意外とこのフローで話し合ったらすんなり決まってしまいそうだったので念の為チェック。とっても悪かったら再考の余地ありかと思っていたのですが、これもまた特別良いわけでもないですが、そこそこ良い感じ落ち着いてしまいセーフ。
漢字は旦那さんのこだわりも含めて「凜」に決定しました。

やっぱり意思決定のフローを先に決定するって大事だなと改めて実感しました。ペンと紙さえあれば誰でもできます。

その後も覆されることなく、我が家の可愛い愛娘は「凜」と名付けました。

命名書を作ってみた

最後に、久しぶりにphotoshopを開いて命名書を作成しておきました。
これは産休中にやっておいてよかったことの1つ。
お七夜にこれを印刷して使って悪戦苦闘しながら撮影会を家で開催しました。

細かな数値と写真のパンダはダミーです。

そんなわけで特に揉めることもなく、トントンと愛娘の名前は決まりました。後日談として、たまたま本屋で命名本があったので旦那さんと二人で試しに見てみようかと えいや! と適当に本を開いたところドンピシャで「凜」のページに。

これはもう神のお告げじゃないか?!という話になり結局本屋でも背中押される形となりました\(^o^)/

なんという偶然。
名は体を表すといったもので、サービスの根幹づくりの手法がここに来て役立つとは思いもしませんでした。
よければおうちブレスト大会してみてください。

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