タイ語分からないのにタイに留学行くことになった話。
タイって言ったら何が思い浮かぶだろう。アユタヤ、ゾウ、タイカレー、パッタイ、バンコク…
私がぱっと思いつくのは上記の5つほどだ。片手で数えられる程度だ。まあストレートに言うなれば
タイに興味ねえええ
いや、ほんとタイには興味なかった。世界史でもタイの王朝とかめんどくさくて多分大してやってないし、突然タイの国旗を書けと言われても正しく書ける自信はない。タイ料理行っても食べるのはいつもパッタイのみ。逆にパッタイ以外のタイ料理はワシントンD.C.で食べたトムヤムクンだけ(パッタイが高かった…)。
そんな私がこの4月からタイに留学に行くことになる。
なんでタイなん?え、タイ語留学?てかタイ語喋れるん?…と言うのが周りのリアクションでした。
タイに興味がないやつがタイ語なんて分かるわけがない!なんならコップンカーとサワディーカーの意味すら危うい!
冷静に考えてみよう。渋谷で突然外国人から道訊かれて、教えたあと笑顔で突然「こんにちは!」って言って去られたらどう思うか。まあ例え外国人とは言えなんか変な気分になるわな。
とりあえずそれ程まで私のタイ語能力は壊滅的である。
じゃあなんでタイ行くのか。
簡潔に言うなれば
ありきたりな国行ってもつまんないじゃん!
英語圏留学と言ったらアメリカとかオーストラリアとかが人気だ。大学の交換留学先もマジョリティはアメリカ等の英語圏の国の大学だ。
メジャーどころの国に留学した人はわんさかいる。確かにそれらの国も魅力的であるが、私自身アメリカ育ちで、高校でイギリス留学の経験もある。要するに私はそのわんさかを構成する1人だ。
だからこそ留学を決めた時に、変わったところに行こうと決めたのだ。
私は4月から大学3年生になる。就活的に言うと21卒だ。経団連やら経産省やらに振り回されて、先行き分からぬ就活に備えて春学期のみの留学を選択することにした。
欧米の大学は9月スタートのため、春留学の募集は殆ど無い。春募集があるのは韓国、香港、中国等の大学の英語コースや、オセアニア圏が中心だ。
だけど中国や韓国に行って英語で学ぶのも楽しそうだけどなんだか違う。オセアニア圏もありきたりすぎて最初からアウトオブ眼中。
じゃあどこに行こう。
そういえば東南アジア圏留学はどうだろうか。
私の大学には普通の交換留学の他に、ASEAN諸国への留学プログラムがある。まあ要するに交換留学の一種だけど名称だけ違う、って感じだ。
私は春留学の正規募集には英語の資格が間に合わず、追加募集で申し込んだのだが、タイとフィリピンの大学で1枠ずつ追加募集がかかっていた。
フィリピンなら英語通じるし、なんとかなりそう!と思ったが、募集要件をよく見てみたら、エンジニアリングコースに所属することになると書いてあった。
私はドが付くほどの文系だ。小学生の頃から父に「文系だな」と言われるほど算数が出来ない。そんな理系音痴がエンジニアリングとか無理だよ!!!
そしたら残されていたのはビジネスコースで募集がかかっていたタイの大学のみであった。
私は法律が専攻であるが、そんな事言ってられない。まだエンジニアリングよりかは親和性が高い。
そんなこんなでタイの大学に出願することになった。
そしたらまさかまさかの受かってしまった。いやあ、まだ2年間しか過ごしてないけど、間違いなく大学生活の中でびっくりしたことランキング映えある第1位だろう。
タイの大学に合格したことを友人に伝えたところ、殆どの人から「タイ語理解できるの!?」と心配されたが、それは想定内。
私はあえて非英語圏であるタイを選んだ。エンジニアコースがうんちゃらもその一つの理由だが、あくまで表向きな理由でしかない。
本当は…
変な文字に囲まれて生活してみたい!
というアホみたいな理由からだ。
中学2年生の頃、アメリカ時代の友人が遊びに来た際、物珍しそうに電車内を見つめる彼女をみて、一切読めない文字に囲まれる気持ちってどんなのだろうと思った。
また大学進学後暮らした国際寮では、日本語が読めずに保険料の手続きが出来ないと助けを求めてきたフィリピン人の子もいた。
私たちにとっては当たり前のように読める文字が読めないと、どのような不便さがあるのだろうか、どのような不安があるのだろうか…
人生最後の留学。せっかくならそれを実際に体験できる国に行こう!と思い、敢えて私はタイを選んだ。
そんなこんなでタイ語わからないのにタイ留学に行くことになったわけだ。
一応タイ語入門の本を2冊購入したが、10ページ読んでギブアップした。〜カーが女性で〜クラップが男性表現ってことは取り敢えず理解した。
しかし他にタイ留学行ってる人たちの話を聞いたら、タイ語理解出来なくても生きていけるらしい。実際に私の大学からその大学に留学行く人たちだって、タイ語わからないまま行ったんだろうし、帰国レポートがあると言うことは生きて帰ってきてるわけだし…
まあなんとかなるっしょ!!
大学から送られてきた学生マンションリストがタイ語だったり、アパートから送られてきた地図がタイ語で何がどこにあるのか分からないけど、メジャーどころの国に行ってたらきっとこんな経験出来ないだろう。何より結構Twitterネタにできる!
てな訳でタイに行ってきます!!
ワクワク!
※ヘッダー画像はタイ留学が決まりタイ料理食べにいこーぜー!で行った店の料理。
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