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日本語教師養成講座ってどんなことをするの?

今回は日本語教師養成講座を受講したいと思っている人へ向けて、養成講座の内容を書きました。


養成講座の内容は?

養成講座の内容は大きく分けて3つあります。

① 座学
⇒教授理論や評価方法、文法などを座学で学びます。ここで教えていただいた文法は今でも役立っていますし、日本語教育能力検定を受験したいと考えている人は、この座学の内容が役に立つと思います。

② 模擬授業
⇒実際に学習者が使うテキストを使用して、模擬授業を行います。「みんなの日本語」を使っていたという話しか聞いたことがないので、どこの養成講座も「みんなの日本語」を使っているんだと思います。

私が通った養成講座では、ひとつの文法を7〜8分くらいの間に導入をするという形でした。例えば、〈〜たことがあります〉の文型で模擬授業をするとなった場合、例文をいくつか考えて場面提示や意味を確認して、それから文型(た形+ことがあります)を提示、時間があれば〈〜たことがあります〉を使った他の例文で練習するという流れです。

③ 実習
⇒模擬授業では一緒に勉強している日本人同士で模擬授業を行いますが、実習では日本語学習者(外国人)に向けて模擬授業をします。


期間はどれくらい?

期間は養成講座で用意されているカリキュラムによって異なりますが、私は半年で修了しました。半年で修了する人は少数派かもしれません。1年〜1年半通うと話していた人が多かったように感じます。

ちなみに私の場合、平日は仕事で通えなかったので、土日に通っていました。最初の3ヶ月は10時〜17時まで、後半の3ヶ月は10時〜20時半までという休みがない状態でした。仕事をしながら半年で修了するのはかなり大変ですね。

自分が通える曜日に講座が行われているかどうかによって、どのくらいで修了できるかは変わってくると思います。


費用はどれくらい?

養成講座によって金額も変わってくるので、参考程度にご覧ください。

養成講座代 約 50万円
テキスト代 約 22,800円
合計 約 52,2800円


よくわかる言語学入門 2,800円
日本語の音声入門解説と演習 2,800円
日本語文法整理読本 2,400円
日本語教授法を理解する本歴史と倫理編 2,200円
日本語教授法を理解する本実践編 2,400円
日本語の文字表記・入門 2,400円

↑上に書いたテキストは定価の値段を書きましたが、私はメルカリで中古で買ったので実際には1冊1000円くらいでゲットしました!下に記載したテキストはこれから実際の授業で使うことになると思うので、新品を購入したほうがいいと思います。

みんなの日本語 初級Ⅰ 第2版 本冊 2,700円
みんなの日本語 初級Ⅱ 第2版 本冊 2,700円
テーマ別 中級から学ぶ日本語 三訂版 2,400円




また、日本語教師の就活について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。





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