「外国人富裕層」という、見たことのない青い鳥を探してはいけません。

「外国人富裕層」という、見たことのない青い鳥を探してはいけません。

頭に描くような「スーパーリッチ」は、行きたいところなら、寝袋連ねても行きます。

ガイドが欲しければ、そのイメージにあった専門家にアクセスして、一緒に行きます。

たとえば、今外交官を何処かでしている、ロデオドライブ商店街会長の御子息で、バークレーの寮友と一緒のときは、ベイルートでは地元のキリスト教徒実業家の家に御やっかいになり、用意された車でレバノンを遊学、戦前のダマスカスではキリスト教地区にお住まいの米国からの若い女性の「友人」にいろいろアレンジを頼み、アレッポやパルミラをたのしみました。
ホテルは会員こだわりでマリオットかシェラトン、そんなのないところでは普通に宛がわれた手ごろなホテルに泊まっていました。アレッポなんぞ、ロレンスが乗っただろコラ!という、手でドアを開けるシンドラーのエレベータのホテルでした。

これは極端な例でありますが、
そういう人達だけでは、地域を潤すことはできませんよね。
高級な宿だけで、村の所得を底上げするだけの消費は発生しませんし。

富裕層という青い鳥のために無理をしてはいけないのです。

自国のペルソナを満足させることができなければ、他国のそのような人たちは来ないでしょう。

「ななつ星」を例にする方が多いですが、まず、狙ったのは数多いる公務員リタイアを代表とする団塊夫妻です。それで基盤を成り立たせた上に、海外の「富裕層」さんが来ています。しかし、その「富裕層」は思い描く「青い鳥」ではなく、普通の「すずめさん」なのです。

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