見出し画像

為体と言って良い

国の側に少なくともこのくらいの知能を持ち合わせた人材が居てもらわねば困るのです。でも、実際は全体構想も要件定義さえ外部委託し、運用も同様に外へという体質に慣れた連中しかいない・・これではいつまで経っても欠陥品を量産することにしかつながらない。
マイナンバーを刷新されるそうだが、国が作れと言いたいが・・ま、これも上記の指摘の通りであって・・


苫米地英人の指摘、皆さんも目を通されたい。

“6月13日に衆議院本会議で可決したLBGT法案批判の一つは、「性自認」があくまで自己自認なので、偽物が自認して異性トイレや公衆浴場を利用するという危惧だ。この問題を解決する中央集権的な施策は、例えば厚生労働省がガイドラインを作り、精神科医や公認心理士が自認の正当性を検証しマイナンバーカードに自認を含む性別を記載することが考えられる。

ただ、その論理ならば、最初から戸籍法の性別変更を専門家の"検証済み自認"で変更出来るようにすればいいだけで、今回のLBGT法も、2004年「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」も元々不要だ。その場合は自動的に出生上の異性者との婚姻が可能になるので先延ばししたい人達もいるはずだが。

マイナンバーカード方式では、自認性別のみならず、医療、所得、家計、犯罪歴、性別、実名を含む戸籍情報、運用的な効果としては、書籍や動画の課金閲覧履歴から、個人の思想や性癖までもが国に中央管理可能であるのが特徴だ。中国型の発想。

一方、中央集権的な個人情報の集中や権力介入を是としないフォートトークは、コミュニティ主義だ。権力の集中に懐疑的だ。フォートトーク集合的実名主義では、個人情報の一極集中を否定する。もちろん、サイバー脆弱性が集中により上がることもあるが、行き過ぎた権力集中に民主主義の立場から懐疑的だからだ。

この哲学は1990年代初頭の"ベチユニット"の時代から一貫していて、個人情報は各個人が完全分散管理し、個人が相手に合わせ開示レベルを決める。階層暗号化などで実装して来た。銀行に開示する情報と医師に開示する情報が異なるのは当然だ。

フォートトーク内SNSのフィートでは、運転免許証と健康保険証で本人確認が出来るが、本人確認済みという事実のみ保存し個人情報は一切保存しない。本人確認にあたり表示姓名のどちらを架空名にすることも出来る。AIには実名を呈示するが、他ユーザーには架空名に出来る。システム運用側の私も実名を知ることが出来ない徹底だ。

マイナンバーにこの設計思想を持ち込めば、本人のリアルタイム許諾により担当医師は個人の医療情報が見られるし、銀行融資担当も本人の許諾した範囲の経済活動状況を見ることが出来る。国は本人の開示もしくは裁判所の命令で該当個人情報をみることが出来る。中国型のように、SNSにおける反応速度や交通違反履歴が、経済的信用スコアに反映されるようなことはあり得ない。ましてや個人情報が売買されることは原理的に起き得ない。

フォートトーク方式では、実名を相手に教えることなく、本人であることを証明することが出来る。ApplePayなどでクレジットカード番号を含む個人情報を相手に教えることなく支払いが出来るのと同様だ。これは世界の趨勢だ。

私がフェローをしているカーネギーメロン大学CyLabは、CyLab Security and Privacy Instituteが正式名称で2003年の設立時から、サイバー防衛に加えて、プライバシー防衛を徹底して指導して来た。また、国もそれを経済的合理性を超えて徹底する指導をして来た。もちろん、雲行きが2回前の経済国際会議で変わって来たが、Appleを含む世界の優良企業は一部を除いてこのポリシーは崩していない。

残念ながら、マイナンバーカードは設計時から、逆の思想で作られている。

フォートトークの集合的実名主義では、運転免許証と保険証での本人確認はAIが完全自動でする。文字コードや読み方など表記の揺れはAIが判断するので人間による手作業は一切ない。人間部分による誤入力や情報漏洩のリスクを無くすためだ。

更に運転免許証や保険証を使いたくない場合は、本人を実際に知る他の本人確認済みユーザー複数による本人性の担保を前提とするのが、私が発案した集合的実名主義だ。

これを、「性自認」に当てはめると、先に述べたような、厚生労働省ガイドラインにより、精神科医や公認心理士により検証された自認性別をマイナンバーカードに記載する方策とは全く逆の、コミュニティ型の"集合的性自認主義"となる。もちろん私の造語。

例えば、フォートトークで実装するならば、精神科医や公認心理士による自認性別の検証の事実を登録する機能を提供するだけでなく、本人確認済みの本人を知る複数の個人による担保で、本人の自認性別を登録する機能になる。

もちろん、全てAIが行い、システム運営者の私にも本人の実名や登録自認性別を知ることは出来ない。ただ、本人がリアルタイム許諾した相手には、自認性別を呈示することが出来る。もちろんQRコードでリアルタイム表示することも出来る。公衆トイレや公衆浴場で機械読み取り、または管理者に呈示すれば、先に述べたようなマイナンバーカード利用と同じ効果をプライバシーを守った上で実現出来る。

リクエストが多ければ、フォートトークに実装することももちろん可能だ”

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?