7月20日 市場サマリー

  1. アジア

    • アジア株下落/ドル横ばい/国債利回り横ばい/コモディティ下落

    • FRBのタカ派発言によりリスクオフになった。

    • 中国株だけは上昇。政府の支援策を受けた需要拡大を背景に、不動産販売が回復したことから、不動産株が上昇をけん引した。

  2. 欧州

    • ロンドン株価下落/ドル上昇/国債利回り下落/コモディティ横ばい

    • 英CPIが9.4%に上昇しインフレ数値が悪化。これにより英中銀が政策金利を0.5%に引き上げる可能性が高くなった。

    • そして先日まで安心感を与えていたガス供給がプーチンのロシア産ガス供給が一段と減少し、 停止する可能性さえあると警告した事を受けリスクオフに。EUはガス使用料を15%まで減少するとの発言が株価を押し下げた。

    • 今現在ドラギの退任が懸念材料として残っている。

    • 院はドラギ氏の演説について数時間討議する。信任投票の結果は1730GMT( 日本時間21日午前2時半)までに明らかになる見通し。21日には下院でも審議が行わ れる。

    • 主要ガスパイプライン「ノルドストリーム1」を通じたガス輸送が定期メンテナンスが終了する21日に再開される見通しとの報道がリスク選好の動きにつながった。

  3. NYC

    • 株価横ばい/ドル上昇/国債利回り上昇/コモディティ上昇/金下落

    • ECB50bp利上げかロシアのガス供給懸念で利上げ後退か。この不安定な材料でドルが買われた。

    • ドラギ首相が議会上院で演説し、連立与党の支持を得られれば首 相に留まる用意があると表明。しかしユーロ売りを止める事が出来なかった。

    • 株価は景気後退の懸念の中四半期決算の結果が良いことを受けて売り買いが拮抗し横ばいとなった。

    • 国債利回りは米中古住宅販売戸数がネガティブだった事をうけて景気後退感を背景に国債利回りの上げを押し下げた。

※格マーケットのポイント

  • 中国での不動産回復を背景にリスクオン

  • 英CPIの異常ともいえるインフレ数値

  • その中で欧州のガス供給問題による株価下落

  • この不安定な状態から政策金利に注目があつまる


翌日の注目経済指標

  • 日本円日銀展望レポート

  • 日本円金融政策声明

  • 日本円日銀の政策金利

  • 日銀記者会見

  • ユーロ金融政策声明

  • ECB記者会見

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