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【レポート】ド素人が会社の鶴の一声でVRコンテンツを作ってみたらハマった話

今回は、3Dコンテンツ制作のド素人の社内クリエイターにVRコンテンツを作ってもらった体験記です。これからメタバースやARのコンテンツを作ってみたいという方に参考にしてもらえれば幸いです。では、どうぞ!

私は普段は子ども向けの電子えほんを配信する絵本アプリで配信する絵本制作に携わっています。絵本のストーリーを作ったり、イラストを描いてくれるクリエイターさんとやりとりをしたりと、絵本原作の制作やディレクション業務をしています。

今回、そんな私がVRを作ることになりました。
話があったのは2022年3月。「VRに興味ありますか?」というところから始まります。
「STYLYってなに?」「VRってつまりはどんな感じなの?」「3Dとかゲームではありふれたものだけど、青春時代に神扱いしてたあの3Dをド素人が作れるのだろうか。」
そんなレベルの人間が挑む今回のVR体験談です。

制作開始したのは5月。
目標は10月に何かしらを作ってNEWVIEW AWARDS 2022に応募すること。あわよくばファイナリストに選ばれる。という内容。なかなかハードルが高い。

なかなかハードルが高い。

内容はSTYLY SUDIOという制作ツールを使ってVRコンテンツを作るのですが、それを学ぶためVR/ARアーティストを目指すためのオンライン講座「NEW VIEW SCHOOL ONLINEを受講して学びました。
(※CREPOS XRサポートプログラムで受講割引が受けられます。)

NEW VIEW SCHOOL ONLINE

いざ始まると、教科書のオンライン版というような感じで、ソフトの使い方から丁寧に説明がされています。
きっとこれを全部見終えたころにはバリバリVR作れてるのか、俺…!

始めの課題はサクサク進められて少し楽しく感じます。
「なんとなく進んでるスゲー!」みたいな。
だけど実際はソフトの使い方とか初歩的なレベルしか進められていないのでただの勘違い。
でも、モチベーション上げるためには意外にその勘違いが大事なところだったりします。出だし大事。

自分の好きな時間に好きなだけ進められる

項目別ごとに分かれているので「今日はココを学ぼう」「こっち面倒だから分かるところからやりたい」など自分にあった進め方が出来るところもSTYメリットの一つです。

モノづくりの喜びとプライベートの時間確保との狭間で…

モノづくりの喜びとプライベートの時間確保との狭間で…

終業後の作業や土日も勉強する必要があるので、睡眠時間や家族と過ごす時間がなかなか取れず正直大変。(ちょっと後悔…)
とにかく体に支障が出てしまうと元も子もないので、ギリギリのラインでせめぎ合ってました。もちろん家族サービスも忘れない。協力してくれた家族に感謝。

とはいえ、本来やりたかったモノづくりという作業が出来る嬉しさもあり、形になっていくと徐々に楽しくなっていきます。
一人で案を出すには限界がありますが、月一の社内のXR勉強会チームの定例ミーティングで不明点などをフォローしてもらえる環境があったことはとてもありがたかったです。やはり学ぶには仲間が必要ですね。感謝です。
(※CREPOS XRサポートプログラムでは学習サポートもしてくれるそうです。)

まさかの停滞期…

まさかの停滞期…

順調に進むかと思いきや、3ヵ月後くらいになると作業が進まず停滞してしまいます。まさかの停滞期。理由は様々。8月あたりは色んなイベントがいっぱい。仕事よりも家族優先とか当たり前だけどなかなか難しい。作業も進みそうで上手く進まない。本当に色んな壁にぶち当たった月でした。

応募すらも怪しまれるタイミングがありましたが、XR勉強会の定例ミーティングで参加している仲間たちの作品を見て参考にしたり、アドバイスをもらいながら、いろんな刺激をうけ、無事に進めることができました。
ホントに仲間と一緒に学ぶって重要。

いよいよ目標の期限迫る

いよいよ目標の期限迫る

そして提出期限まで最後の2ヶ月。
blenderという3DCGアニメーションを作成ツールで3Dキャラを作ります。
無料で3Dが作れる神ツール。やらなきゃそんそん。
blenderは数年前に一週間ほど触ったことがある程度でほぼ初心者。ここでも色々手探り状態でツールの使い方から学んでいきます。

構想はある。あとは作るだけ!時間が足りない!!!

ユーザーとARコンテンツで触れあったことで見えたこと

そんな時、会社のXR事業と自分の絵本のコンテンツでコラボした絵本ARを子どもたちに遊んでもらうイベントのスタッフで参加しました。
参加して実際に絵本ARで遊ぶ子どもたちと触れ合って、想像以上に子どもたちの反応が面白い!まるで自分が小さいころ大好きなゲームを買ってもらった時のようなワクワク感を感じて、見ているだけで嬉しかったです。

「大阪・咲洲 ATC ロボットストリート 2022」に当社が絵本ARを出展した際の様子

自分も子どもたちに遊んでもらえるARコンテンツを作りたい!
今回のイベントは、制作により一層気合いが入った体験でした。
よし、作るぞ!

そしていよいよ完成形の兆しが見え、ラストスパート!体も限界近づいてるよ!

最後に作品の方向性・最終調整を行い、なんとか応募までたどり着くことができました。

「picture book world」

▼作品URL ※PC・スマホでもご覧いただけます
https://gallery.styly.cc/scene/72a693d6-c3a1-41db-a06a-241053dc8848
▼動画URL
https://youtu.be/jl-hX55NCDs

VRってどうやってつくるのか全く想像できなかったレベルから作品応募までわずか5ヶ月。半年もしないでなんとか作り上げることが出来ました。

後日、応募結果でファイナリストには選ばれませんでしたが、形にできただけでも良かったかなと思います。
私自信、趣味でアナログやデジタルのモノづくりをするので、この技術を活かして新しいVRの世界に挑戦してみたいなと思います。

もしVRや3Dに興味があるかたは、想像より難しくはないのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。この体験談が参考になれば幸いです。体調管理だけはお気をつけて。

【レポート】はじめてのXRクリエイター


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