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コミュ力について、雑に考える。

「コミュ力」という表現をする人は
コミュ力のことをわかっていない。

例えば
「簡潔に物事を伝えられる人」
と表現する人は、複雑なコミュニケーションの
どの部分を重視し知恵るかわかっている。

コミュ力ってのは複雑すぎて、
一言で説明できるものでもないし
どれだけ優秀な人でも
コミュ力うち、得意な部分と
不得意な部分が存在する。

[但し書き]
書き始めたら、コミュ力の細かいスキルがいっぱいあって、書き切れる気がしない。とはいえもっと言語化してみたい。読んだ人が自分の得意なスキル・鍛えたいスキルを整理できたら嬉しい。
ちょっとめんどくなっているので、気分と反応がよければ書き進めたい。



さて、
コミュニケーションの基本を振り返ってから始めよう。

コミュニケーションは情報の伝達である。
ある主体(人かもしれないしロボットかもしれない)が、
何かしらの情報を送る。
受け取る主体が、情報を受け取って、解釈する。

シャノン・ウィーバーの単純なモデルが基本なのかな。
情報源→送信機ー(ノイズ)ー受信機→目的地
という流れである。

元の情報を変換し損じることもあるし、
受け取り手が情報の解釈を大きく外すこともある。


とまあ、ここから適当に、雑に
話を広げていく。

コミュ力(1)言語化する力

伝えたい情報を、言葉に変える力である。

別にジェスチャーでも、絵でも、暗号かもしれないけど
ここでは簡便のために言語化と呼ぶ。

思っていることをきちんと言葉にできないといけない。
お腹が空いていることを伝えたいときに
「喉が渇いた」と言うようなものだ。

ありえないと感じるのは、
容易にそのずれを理解できるからで
実際には言いたいことと言ってることが
チグハグなんてのはよくあることだ。

「グラス空いてるからついであげる」
に対して
「ありがとうございます」
って、言うの、よくあることじゃない?

もっとカジュアルな例としては
言い間違い・書き間違いがある。
言いたいことと、言ったこと違う典型例だろう。


コミュ力(2)言いたいことを言いたいときに言える力

先程の、飲み会でお酒を断れない話のように
タイミングが大事と繰り返し告白ができないように
言いたいことを言う
のはとても難しい。

上の例は自分に実害が生じるだけだが
恋人に不満を言えず溜め込む
なんて例は、
関係が崩壊してお互いのためにならない。

ただ、多くの人は
本音と建前というのがあり、
本音を言うと嫌われることもあり
そんな簡単なものではないという。


確かにハードルが高いことなので、
これは過去に言いたいことを言うことで
うまく事が運んだ経験がある人に限られる

一度でも本音を言うことが怖くなってしまうと
この人になら思ったことを言えるという信頼関係が
築けるまでは心を開けなくなる。


コミュ力(3)話させる力

というわけで、話させることができる
ってのはとても大事な力なのである。

突然受け手側の内容になってしまったが。

話させる力として有名なのは「傾聴」
だろうか。
共感をして、
適切な質問を繰り返しつつ
話してもらえるように促す。

同時に必要なのは
「心理的安全性」だろうか。
本音を言っても大丈夫・言うと歓迎される
ような反応して、環境を作れるかに限られる。


これは、コツコツと、
言える範囲を広げていくしかないので
かなり時間がかかる。

あるいは、受け手側から自己開示をして
言えそうと思ってもらう方法もある。


コミュ力(4)相手に伝わる表現を選ぶ力

同じ内容でも、相手に伝わらなくてはならない。

相手がどう受け取るのかを理解し、
その受け取り方に合わせて適切な表現をする。

最初からばっちり合わせることはできないので
細かく表現を調整して、
相手がよく理解できるようにする。

この調整して伝え続けることが肝心なのだが
一発で伝わる・伝わったつもりになる人が
結構存在する印象。

自分と相手ではニュアンスの理解の仕方が違うので
繰り返そう。
丁寧に繰り返そう。

加えて、
適切なニュアンスで伝えられないことも多い。

例えば嫌な気持ちになったときに
何がどう嫌で、何をどのように直して欲しいのか
簡潔に伝えられればいいものを
つい癇癪を起こして声を荒げてしまう。

ここで大事なのは
自分を抑える力と
ニュアンスを表現する言葉(語彙)の量である。


コミュ力(5)相手の言っていることを字義通りに受け取る力

どんなことを言いたいのかを解釈する以前に
言っていることを
言っているままに
受け止められなければ始まらない。

字義通り受け止めるのはとてつもなく難しい。
これを鍛えるのが大学での勉強の初歩だったりする。

じゃあ実際はどう間違えるのか?
言葉の端を受けて理解する具体例


コミュ力(7)文脈に合わせて解釈する力

コミュ力(8)相手に合わせて解釈する力

コミュ力(9)言葉になっていないニュアンスを汲み取る

理解できなかった部分を明確化し、それを確認する力

発言自体を快く受け取れる、相手にいい気持ちになってもらう

相手の思考様式をトレースする力(同じような思考をする人のレパートリーを増やす)

相手に踏み込む力

相手に踏み込みすぎたときに大人しく引き下がれる

結局、距離は境界線を踏み越えて、引き下がって、境目を見つける。最適な場所の見つけ方。



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