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完成前に感じる気持ち

1月末から編み始めた手編みのセーター。
もうすぐ完成です。
長かったような、あっという間だったような。

完成が見えてくると、うれしい気持ちと、寂しい気持ちがまざった複雑な心境になります。
そして終わってしまうのが、もったいなく思うのです。

おもしろい本を読んでいて、結末を早く知りたい気持ちと、本の世界にずっと浸っていたい気持ちの両方を感じているのと同じような感覚です。

これってニッターあるあるだと思うのですが、どうでしょうか?

袖が編み終われば完成
新しいカメラNikon Zfcで撮影

私は完成まであと少しになると、もうひとつ思うことがあります。

もう一度同じものを編みたい。

編んでいる時はどんどん編み進めたいので、とりあえず完成を目指します。
だけどしばらくすると、「ここを編み直したいなぁ。」っていうところが、いくつか出てくる。

かといって、そこまで戻って、編み直しをしたいわけではない(笑)。

もう一度、最初から編めば、手元に見本があるし、全体の流れもわかっているから、もっと上手に編めるはず、という期待があるからかもしれませんね。

案の定、この作品も、もう1度編みたい気持ちでいっぱいです。

今回は初めてのウェアだから、特にそう思うのかもしれません。
何枚も編んでいるようなベテランニッターになったら、1度編み終わったら、次は別の作品を作りたいと思うのかな。

次同じものを作るとしたら、長袖か七分丈だけにしたいなあ。
色はベージュかキャメルか。
パターン通りにボーダーにするのもいいかもしれない。
(今回は初めてウェアだったので、単色にしました。)

なんて楽しく空想をしながら、最後の袖の部分を編んでいます。

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