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コロナで収入が減っても、生活に困らなかった訳


前回の持続化給付金の記事の続きです。
前回の記事はこちらからどうぞ!

コロナで商売に大打撃を受けた私ですが、生活が逼迫するような影響はありませんでした。
これは以前より、ファイナルプランナーさんから言われて気を付けるようにしていた下記の2点のおかげで助かりました。

これはお金を儲けるとかお金を増やすと言うより、何かあったときのリスクヘッジとか資産を守るとかに近いと思います。
オフェンスよりディフェンスのイメージです。


①複数の収入源を持っておく


私は今、収入源がいくつかある状態です。
①自分の商売でしているウェディング・アクセサリー関連
②パートで働いている不動産管理関係の事務
③セミナー講師
④親の会社の手伝い
⑤投資信託の利益
⑥その他金融商品の利益

などです。
中には微々たるものもありますが、今回のようにコロナで①の収入が断たれたとしても、他の収入があるのでたとえ一人暮らしだったとしても生活できなくなることはなかったと思います。
こんなに収入源があると、忙しすぎるように見えますが、1つ1つの収入はそれほど多くないので、時間の取られ方も分散させてバランスをとっているイメージです。(⑤、⑥とかは時間は全く使いません)
もしどこかの収入がなくなったら、他の収入を増やしてリバランスします。

どうしても今までの終身雇用の感覚が強すぎて、こういう働き方はリスクが高いように思えるのですが、私は今の時代にはこちらの方がリスクは少ないんじゃないかなぁと感じています。

また、業種・形態をバラバラに分けているのも、なんとなく意識はしていましたが、今回のことで大事だなと体感しました。
例えばアルバイトを3つ掛け持ちしていても、それがすべて飲食店なら今回のコロナでは全滅してしまう可能性があります。
もちろん今回のようにかなりの業種に影響のあるような事態だと、業種を分けても全滅の可能性はゼロにはなりませんが、可能性は低くなります。

最近は副業について、割と容認的になってきたなと感じるのですが、世間で言われる「副業」という目線で見ると、収入を増やすとかスキルアップなどどちらかと言うとオフェンスに感じてしまう方が多いんではないかなぁと思います。

副業とか投資とか起業とかって、オフェンスのイメージを持つとなんとなくハードル上がりがちで、リスクがあって手を出しづらい方もいるかな思うんですが、ディフェンスの要素で考えて最初は1000円とか2000円からでも、収入源を作るのは大事だなと思います。

また、自分の時間や労力を使わない収入源を作っておくのも良いと思います。
「不労収入」というとネットワークビジネスや不動産収入など、大げさに考えてしまいそうですが、これらは仕組みを構築するのに時間がかかったり、資金が必要だったり、リスクもあります。

サラリーマンなどの主軸の収入源の資金を使ってこれらを始めることもできますが、私は「商売の資金は商売の売り上げで調達する」を基本にしています。

なので、小さい規模からコツコツ投資信託や信頼できる金融商品を増やしています。

ここで大事なのは、月々の余剰金程度にしておくことだと思います。

一攫千金を狙って来年の結婚式資金にしよう!とかではなく、コツコツ複利効果で増やして老後用にしています。

こんな感じで少しずつ、自分の時間を使わない収入を増やしていますが、「継続は力なり」で、もし突然無収入になっても現金預金がなくなっても半年くらいは(元金も含めてですが)⑤、⑥のお金だけでも生活できるなぁという状態になっています。

ここで出来上がった資金で、少し大きい利益が見込めるものに鞍替えするのはいいと思います。



②固定費を下げる


以前結婚生活についての下記の記事にも書きましたが、商売においても固定費を抑える、というのは意識しています。

商売を始めたころ、なんとなく、物を売る=お店を開くという固定概念があって、店舗を持っていた期間がありました。
すぐにお店が繁盛することもなく、いろいろ模索しながら売上を作っていった結果、ウェディングアイテムはメールオーダー・ネット販売、アクセサリーは百貨店販売がメインの売上となりました。
そうすると、「あれ?店舗持つ必要ないんじゃない?」となりテナント料月10万円の店舗を手放しました。

店舗がなくなると固定費がかなり下がり、今まで売り上げから当たり前に消えて行ってたお金が手元に残るようになりました。
毎月家賃分は最低でも稼がないと赤字で貯金を切り崩す必要がありましたが、売上があればいきなり黒字になりました。
また、店舗だと必ず拘束されていた営業時間中、百貨店の店頭に立ったり他の仕事をしたり、く自由に動き回れるようになりました。

今は固定費はほとんど持たないようにしています。
とは言え私の場合は固定費ではないですが、活動を再開するには仕入れの材料費や出展料がかかってしまうので、今回の持続化給付金がなければ、かなりスローペースで商売を再開することになっただろうと思います。
なので本当は身一つでモノを扱わない(もしくは成約後初めてモノの費用が発生する)ような商売が一番低リスクだろうなぁとつくづく思います。

とは言え、店舗を持たないと成り立たない職種もあります。
その場合でもまずは店舗以外の収入を作って、それの月々の売上が店舗分の固定費が上回ってから、始める方がいいのではないかなぁと思います。


また以前書いたように生活費の固定費も普段から低くしておく、というのも大切です。

ここでポイントなのは支出全体を低くするのではなく、固定費を低くしておく、という事です。

もちろん支出自体が低いことに越した事はないのですが、それが辛かったり幸福感がないのであれば、平常時に無理に切り詰めるのはしなくていいと個人的には思っています。
(あ、もちろん収入>支出が前提です)

例えば欲しいものがあってそのために切り詰めてるとかなら、目標のために頑張ることが幸福感に繋がるのでいいと思います。

ただ、なんとなくの節約とかとにかく家計がなぜか赤字だとかで、生活を切り詰めてしんどいなら、まずは何の為にいくら必要なのか明確にした上で、固定費から下げていくのをオススメします。

家賃、車の維持費、保険、税金、通信費、など、なーんにもしなくても、出て行ってしまうお金。
毎日もやし生活しても、これらは減ってくれません。
ここが普段から高いと、収入が落ちたとき、支出を調節しづらいのです。

たとえば

Aさん:収入30万 支出30万(固定費20万 変動費10万)
Bさん:収入30万 支出30万(固定費10万 変動費20万)

この2人は同じ収入・支出額です。

もし2人とも収入が20万になってしまったら?
AさんとBさんでは深刻度が全然違います。

Bさんは食費・趣味・嗜好品・贅沢品など生活を見直して抑えればなんとかなりそうですが、Aさんは引っ越しでもしない限り赤字のまま。(引っ越しも費用かかるし)

固定費は一旦上げてしまうと、なかなか下げづらいのです。


逆に、提供する側からすると、固定費にしてもらえると、とっても安定的な収入になるのでメリットだらけなんですよね。
この数年でサブスクリプションサービスがかなり増えました。

動画配信、音楽配信、オンライン漫画、服のレンタル、お花、サプリ、パックなどなど、、、

私もいくつか利用しています。
便利だし、この方が逆にお金の使いすぎがなくなることもあるかもしれません。

全てを否定はしませんが、定期的に要不要の見直しが必要だと思います。

今我が家はウォーターサーバー導入を検討していますが、これも固定費になるのでかなり慎重体制です。

固定費になるサービスで気にしているのは解約金がかかるかどうか
かからないものであればまずは使ってみればいい。

ウォーターサーバーも携帯のような2年縛りがあるので、慎重になってしまっています。
スポーツジムなんかも、キャンペーンで安く入会したものの期間縛りがあって、結局あまり行かなくなって損をしてしまったり。

なので期間縛り、解約金のかかるものは導入を慎重に、いつでも解約できるものは定期的に見直しを!



何となく大事だなって思って心掛けていたけれど、今回のことで、頭でなく肌で実感しました。

転ばぬ先の杖。
元気な時こそ、杖を磨きましょう。


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